【良い点】
キャラクターが魅力的
二百人以上登場するキャラクターはすべてフルボイスです。イラストも好みの分かれる部分はあるかもしれませんが、とんでもない外れは無い気がします。
人数が多いので、最悪でも一人くらいは気に入るキャラクターがいるでしょう。最初は気に入らなくても、使っているうちに愛着がわく娘もいると思います。
適度な緊張感
ブラウザゲーとしては珍しく(珍しいそうです)キャラロストが存在します。ボイス付きで最期の言葉を言ってから撃沈されていきます。割とプレイヤーの精神にダメージを与えてくる台詞が多いので、緊張感はあるのではないかと思います。
兵站ゲームである
しかつめらしく言えば、このゲームは兵站ゲームです。
艦隊のレベル上げ、装備の入手、装備の強化、通常ステージやイベントステージへの出撃。すべてにコスト(燃料、弾薬、鉄、ボーキサイト、高速修復剤、ネジなど)がかかります。そのコストを賄うリソースは自然回復と遠征(各々別の条件を満たす複数のキャラクターを数十分~数十時間行動不能にする)で手に入れる必要があるわけですが。当然何もかもを満たすようなことはできません(途轍もない手間と時間とお金をかければ可能かもしれませんが)。
プレイヤーは戦闘、戦術、戦略指揮官ではなく、キャラクターが全力で、克適切に暴れられるよう手配する兵站を司っているのです(それだけではない気もしますが、それが主要な行動であるように見受けられます)。戦闘はプレイヤーがやって来た準備の結果に過ぎません。戦闘の結果が気に入らないのなら、何度も挑めるだけの資材を用意し、勝率を僅かでも上げる装備や編成をきちんとこなせばいいのです。
このゲームは目の前の些少な戦闘の結果ではなく、その背後にある膨大な準備と、その結果の自身の立てた目標の達成を楽しむゲームであるのかなと思います。
あまりない形式のゲームなので、そこは魅力の一つと言えるのではないでしょうか。
【悪い点】
入手困難、不能なものが多い
コレクションゲームであるはずなのに、そのイベント限定のものが多すぎます。震電ナントカなど、持っている人の方が少ないでしょう。この装備などは、2013年秋から始めたプレイヤーでも入手機会は絶無です。
苦労して手に入れたキャラクターや装備が簡単に放出されれば不満を覚える古参プレイヤーもいらっしゃるとは思います。が、それにしたって限度というものがあるような気は致します。
戦闘時間の長さ
艦これは戦闘中、プレイヤーがやることはありません。夜戦に入るか否か、撤退するか進軍するか。その程度の命令しか下せないので、当然戦闘中の大半の時間はキャラクターが叫んだり爆発のエフェクトがかかったりといった状況を見ているだけになります。ヒマです。当然、戦闘中はパソコンで別の操作をしていたいと思う状況が起こりえます。
が、艦これはインターネットエクスプローラーで遊ぶ場合、若干不安定です。通常GoogleChromeなどで遊ぶこととなると思いますが。少なくともGoogleChromeで遊ぶ場合、GoogleChromeの仕様上、別の画面を開いている間、艦これの戦闘はさっぱり進んでくれないか、或いは大幅にその進行速度が落ちています。
ながらプレイを推奨するようなゲームデザインでありながら、ながらプレイがやりにくい。
非常に大きな不満点です。
【総評】
このゲームは、お気に入りのキャラクターを愛でたり、ちまちま強化した自分の艦隊の状況を見て悦に浸ったりするゲームです。
ゲーム自体は意外に複雑な部分があるので、今から始めるならばwikiを熟読することを強くお勧めします。特に、轟沈関連のルールは理解していないと泣きを見ます。
何もかも手に入れなければ気が済まない人にはお勧めできませんが。のんびりお気に入りにのキャラクターと一緒に遊んでいける人にはお勧めのゲームです。
評価
総合評価 | 3.33 |
---|---|
システム | 3.00 |
グラフィック | 3.00 |
サウンド | 4.00 |
イベント | 3.00 |
料金 | 4.00 |
運営管理 | 3.00 |
投稿者情報
投稿者 | sakurasa(1) |
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プレイ期間 | 25ヶ月以上 |
状態 | 活動 |
投稿日 | 2016年12月17日 |
更新日 | 2016年12月17日 |
本レビューは2016年12月17日に投稿、2016年12月17日に更新され、現状と異なる場合があります。また、ユーザーの投稿をそのまま表示しているため誤った情報が掲載されている場合があります。ご自身の責任においてご利用下さい。