「FFXIV」の最新拡張「ENDWALKER 暁月の終焉」がついに発表!新ヒーラー「賢者」や「無人島開拓」なども公開された新情報発表会レポート

スクウェア・エニックスがPS4/PC向けにサービスを行うMMORPG「ファイナルファンタジーXIV」。本作の新たな展開を発表する「新情報発表会」が本日2月6日に実施された。

本日実施された「ファイナルファンタジーXIV 新情報発表会」では、スクウェア・エニックスがサービスを行うMMORPG「ファイナルファンタジーXIV(以下「FFXIV」)」の、新たな展開を発表するもの。ここでは、「FFXIV」の次期拡張タイトルに関わる新情報が公開された。

発表会冒頭、早速新たなティザートレーラー映像が公開。アリゼーとアルフィノ、ナイト姿の光の戦士が戦う様子や、ゼノス、また新たな舞台を連想させる月が映し出される。さらに次期拡張タイトルとなる「ENDWALKER 暁月の終焉」が、ついに発表。配信時期は2021年秋が予定されていることも明らかとなった。

続いて、本作のプロデューサー兼ディレクターを務める吉田直樹氏が登壇。「ENDWALKER 暁月の終焉」の新情報が解説された。まずは、改めて「ENDWALKER 暁月の終焉」のアートワークが公開。ちなみにこちらのアートは似た構図がパッチ1.0のころにあるので、ぜひ成長を見比べて欲しいとのことだ。

吉田直樹氏

次に紹介されたのは新拡張で追加される2つの新ジョブの内の1つ。前回の拡張ではヒーラーが追加されていなかったが、今回の拡張ではヒーラー、そして近接物理DPSが追加予定だという。今回トレーラー映像にも登場していたアルフィノは、実は新ジョブだったようで、そのジョブは魔力を込めた武器を操る「賢者」となる。

第四のヒーラーとなる「賢者」は、「FFXIV」オリジナルの武器「賢具」を使用する。対応クラスは無しで、初期レベルは70になるそうだ。

バトルイメージも紹介。「賢者」はバリアヒーラーとなっており、その関係で占星術師はピュアヒーラーに変更。これによってヒーラーは、ピュアヒーラー2職、バリアヒーラー2職でバランスが取られる形になる。レイドファインダーのマッチングにもピュアヒーラーとバリアヒーラーで判定が行われるように改修が行われるそうだ。

「賢者」は、賢具を使って味方にバリアを貼るようなスキルを所持しているという。ジョブならではの特徴として、自身の魔法を強化するというものがあるそうだ。攻防一体のスキルもあったりして、これまでとはまた違ったプレイ感で楽しめるジョブに仕上がっているという。ジョブクエストは、リムサロミンサから開始予定だ。

なお、もう一つの新ジョブとなる近接物理DPSに関しては、今後実施されるデジタルファンフェスで発表される。

続いては「ENDWALKER 暁月の終焉」のストーリーについて。“END”や“フィナーレ”というキーワードが示すのは、「FFXIV」がこれまで描き続けてきたハイデリン・ゾディアークを巡る物語がついに終焉を迎えることだという。これまでの拡張タイトルは、朝・昼・日暮れ・夜を表していたが、今回の拡張では夜明けにあたる物語が展開する。

これまでの拡張タイトルでは、物語が綺麗に完結を迎えるのは、その後のパッチで描かれる物語だった。しかし「ENDWALKER 暁月の終焉」では、この拡張で物語が綺麗に終わるという。もちろん「FFXIV」がここで終わるわけではなく、パッチ6.1以降は、また新しい物語が展開される。

ストーリーは以下の通りになっている。古の時代に世界を襲った“終末”や、ハイデリン・ゾディアークの謎など、全てを解き明かすため、ついに月に向かうことになるようだ。

キャラクター情報も紹介。賢者にジョブチェンジしたアルフィノは、賢者の専用装備の色違いのコスチュームを着用している。

アリゼーは、引き続き赤魔導士として戦っていく。また、新しいコスチュームも用意されているそう。どのような経緯で手に入れるかという部分も注目ポイントだ。

アシエン・ファダニエルの真の目的とは。彼には1つの大きな謎があるという。

また、表舞台に姿を現したゼノス。彼は、変わらず光の戦士と剣を交えたいという純粋な想いから活動をすることになるという。

続いては「ENDWALKER 暁月の終焉」の全体像について。この拡張ではレベルキャップが解放されレベル90がキャップになる。

また、今回も過去の拡張と同規模で新規フィールドが追加される。開発中のスクリーンショットやアートワークから新規フィールドが紹介された。1つ目は新たなプレイヤータウン「ラザハン」。「漆黒のヴィランズ」のユールモアに当たるエリアになるという。

これまで言葉としては登場していた踊り子の発祥の地「サベネア島」。この地が新フィールドとして登場し、そこにラザハンがあるそうだ。これまでになかった亜熱帯のようなエリアになるという。

もう一つの新たなフィールドとして、ガレマルドが実装。荒廃したエリアとなっており、どのような経緯でこのようになってしまったのかという部分も注目だ。

新フィールドの追加に伴い、新たな獣人たちも追加される。今回紹介されたのは「マタンガ」。その中の、アルカソーダラ族だ。アジムステップに登場するモブモンスターとして登場していたが、それとは異なり友好な部族になるそうだ。

また新たな脅威として異形の存在「アニマ」も登場する。こちらのアートも公開された。

さらに、多数の新ダンジョンも追加される。こちらもアートが公開されている。

新たな高難易度レイドとして「万魔殿パンデモニウム」も実装決定。公開されたイメージイラストでは、見覚えのある模様が浮かんだ人物が描かれている。

また、ここでは詳細が明かされなかったが、引き続き新たなアライアンスレイドも実装される。ストーリー展開は「FFXIV」に古くからある謎を解き明かしていくものになるそうだ。

さらに6.0シリーズに向けて、新たな少人数PvPも実装される。こちらはロールの概念を廃止し、もっとカジュアルに熱い戦いが楽しめるコンテンツになるようだ。リワードに関しても、まったく新しい報酬カテゴリが用意されているようなので、続報に期待しよう。

その他、実装される様々なコンテンツも紹介。フェイスにはシステムアップデートが行われ、新たにエスティニアンが近接DPSとして参戦。これまで単独行動が多かったエスティニアンがどうやって暁と行動を共にしていくかという部分は、パッチ5.5からのストーリーで描かれていくようだ。

ゴールドソーサーにも新コンテンツが追加。大人気のドマ式麻雀と同規模のコンテンツが追加される予定だ。

また、全く新しい新コンテンツとして「無人島開拓」が追加される。「FFXIV」の世界の中でスローライフが楽しめるもので、ギャザラー・クラフターをプレイしていなくてもプレイ可能だ。動物の飼育をしたり、島を開拓して特産物で貿易をしたり、ミニオンを放飼いにしたりと、様々な遊び楽しめるそうだ。

新たなハウジングエリアとしては「イシュガルド」が追加される。これまで実施されていた「イシュガルド復興」からの流れで追加され、購入はパッチ6.1以降に可能となるようだ。区画数は他のエリアと同様、アパルトメントも存在する。

今回の新情報発表会では、バトルシステムのメンテナンスについても紹介された。バランス調整や新スキルの追加などはこれまで通り行われるのだが、それに加えて計算式のデノミネーションが行われる。アップデートを続けていく中で、与えるダメージが増え続けていくことで、分かりづらくなっていた部分を“ならす”意味や、内部的な理由がある。なお、計算式自体は変わらないとのことだった。

システム周りの調整として、ついに帯防具が削除されることになる。それに伴い、使用していたリソースは主武器と指輪へ15枠づつ割り当てられる。残りの5枠はリザーブとして一旦保留となる形だ。

次期拡張のために開発された新システムが紹介された。こちらは「データセンタートラベル」というもので、ワールド間テレポに比べ規制は増えるが、他のデータセンターに遊びにいくことがついに可能になる。

最後にサプライズとして、スクウェア・エニックス代表取締役の松田洋祐氏が登壇。PS5版のオープンβテストが2021年4月13日より開始されることも明らかに。なお4月13日はパッチ5.5の実装日でもあるようだ。

PS5版は、4K出力に完全対応。超高速ロードで快適なプレイ環境を実現し、フレームレートも大幅に向上している。PS4版のプレイ権を所持している場合はサービス利用料金のみで、PS5に無料で移行可能だ。

今回の発表で明らかとなった新情報は以上のようなところだ。さらなる情報は5月15日・16日にグローバル向けに実施されるデジタルファンフェスティバルで発表される。なお、デジタルファンフェスティバルは音楽ライブも含め全て無料で視聴することが可能だ。こちらの続報にも期待しよう。

記念アイテムとして販売されるマウント「ルナホエール」も公開された。「FFXIV」初の8人乗りマウントだ。
記念アイテムには「FFIV」のミニオンも発売される。
天野喜孝氏が書き下ろしたイメージイラストも公開。

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