生まれ変わった「ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム」の見どころをお届け!キャラクターレベル周りのシステムを改善しより遊びやすく

スクウェア・エニックスが、Yahoo!ゲーム ゲームプラスにて2019年に配信予定のオンライン対戦カードゲーム「ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム」。本作の基本的なゲームシステムや2019年1月に行われたクローズドβテストからの変更点を中心に、その魅力を紹介する。

「ファイナルファンタジー デジタルカードゲーム」は、相手の動きを予測して、限られた時間の中で最善の一手を目指す、同時ターン制の対戦カードゲームだ。

対戦フィールドに出たカードはドットキャラクターとして表現される。「ファイナルファンタジー」シリーズに登場したキャラクターに加え、おなじみの召喚獣も多数登場。また、キャラクターの成長要素もあり、自分だけのオリジナルデッキを編成できる。

本作では、2019年1月18日から25日の期間で、クローズドβテストが実施されていたが、そこで寄せられたフィードバックを反映してゲームに大きく変更が加えられている。今回、その最新バージョンを先行プレイすることができたので、ゲームの基本システムと共に、改善要素も紹介していこう。記事の最後では、対戦動画も掲載しているので、ぜひ最後まで読み進めてほしい。

対戦相手と同時にターンが進行する独特のバトルを解説!

まずは基本的なゲームシステムから紹介していこう。本作が通常のカードゲームと大きく異なる点は、バトルが同時ターン制で行われる点だ。セットフェイズと呼ばれる持ち時間内で、相手の動きを予測してカードやリーダーを配置。次のバトルフェイズでは、フィールドに出たキャラクターたちが自動でバトルを開始する。

キャラクターにはスピードが設定されており、この値が高いキャラクターから順に攻撃していく。
基本的に正面にいるキャラクターを攻撃するので、相手がどう配置をしてくるのか、
予測してセットしていくことになる。
なお、正面にキャラクターがいない場合、リーダーを直接攻撃できる。

リーダーには通常のキャラクターと同様に体力が設定されている。この体力が0になるとグレードを昇格して復活。ただしグレードIIIの状態で体力が0になると敗北となってしまう。リーダーには“リーダースキル”がそれぞれ設定されており、LUCK値に応じて確率で発動する。グレードIIIになると、より強力なリーダースキルも解放されるので一発逆転も可能だ。

体力が0になったリーダーはグレードが昇格して復活する。
原作を再現した各種リーダースキルが発動すると、ドットキャラクターたちが所狭しと暴れまわる。

本作には現時点で火/風/土/水の4つの属性があり(どの属性にも含まれない無属性も存在する)、各リーダーにも属性があるのだが、その属性にちなんだ“究極召喚獣”をバトル中に一度だけ発動することができる。究極召喚獣にはそれぞれ3つの能力が設定されており、バトル開始時にどの能力を有効にするか選択することが可能だ。自分のデッキとの相性はもちろん、対戦する相手リーダーによって選択することも大事で、本作の駆け引きにおける大きなファクターを占める。

バトル開始前に究極召喚獣の能力を決めよう。
なお、一部の能力はリーダーのグレードがIIIにならないと使用できない。
究極召喚獣がド派手な演出でバトルを盛り上げる。

本作はカードゲームということで、対戦前のデッキ構築も楽しみの一つ。1人のリーダーキャラクターと、全12枚のキャラクター・召喚獣(キャラクターのように盤面には配置されないが、様々な効果をもつカード)でデッキを作ろう。

一部キャラクターには、特殊な効果を持つものも。デッキを作る上でテーマを決めておくといいだろう。

本作のカードにはそれぞれ☆マークでデッキ編成用のコストが設定されており、コストが10を越さないようにする必要がある。ただし、デッキ内を全て同一属性(無属性も可)にすると最大コストがプラス5されるので、基本的には同一属性でデッキを作るのがオススメだ。

デッキのコストは画面右上の☆マークで確認可能だ。同属性でデッキを組めば最大コストは15となる。

デッキ編成が終わったら、キャラクターの初期配置を決めよう。これは、コスト3以下のキャラクターを最大2体まで、ゲーム開始時の盤面にセットできるというもの。本来必要なコストを浮かしてキャラクターをプレイできるので、最大限活用したいところだ。

2コストのユニット2体か、1コストのユニット+3コストのユニットが一番無駄が無いか。

本作のユニークな点として、キャラクター毎にレベルが存在することが挙げられる。最初にカードを手に入れた時点では、全てのキャラクターがレベル1からスタート。パック開封などでカードが重複すると経験値に充てられ、一定の経験値を獲得するとレベルが上がる。また、“グロウエッグ”というアイテムを使用することで好きなキャラクターに経験値を与えることも可能だ。

自分の好きなキャラクターを育てられる育成要素が楽しめる反面、同じカードであっても能力が異なるということで、賛否が分かれそうなシステムではある。だが、最新バージョンではクローズドβテスト時に比べこのシステム周りが大きく変化している。そのあたりの要素は次項で詳しく説明していきたい。

レベルが上がるとステータスも上昇する。

“グロウエッグ”の入手手段が増えレベル差による強弱も緩和!

冒頭でも述べた通り、本作はクローズドβテストのフィードバックを反映し、よりユーザーフレンドリーに再設計されている。ここからは、その変更内容を紹介していこう。

まずは先程触れたキャラクターのレベルを上げるのに必要な“グロウエッグ”についてだ。今までは入手手段が限られていたのだが、このグロウエッグがゲームの様々なところで入手できるようになっている。

1つは対人戦のバトル報酬として入手する方法。最大5回まで対人戦を行うことで、使用したリーダーと同じ属性のグロウエッグが獲得できる。獲得状況は毎日リセットされるのでコツコツとプレイしていけば確実にレベルアップが狙える。恒久的な入手手段が増えたことで、課金をしなくても強くなることが可能になったのだ。

条件が“勝利”ではなく“対人戦を行う”という点もミソ。

もう1つが、クローズドβテストの際はマスクされていた「アドベンチャー」モード。これは、CPUに勝利することで新しいステージや難易度が解放される一人用のモードとなっており、初回クリア時にグロウエッグなどが報酬として獲得できる。CPUとの対戦なので初心者でも気軽に遊べる点が嬉しい。

また、キャラクターレベルの格差という根本的な点にも大きくメスが入っている。まず、そもそものレベル差による強弱が緩和。これまではレベルによってキャラクターのスピードも変化していたのだが、これが攻撃力と体力、一部の能力だけに変更されている。本作におけるスピードは絶対的なもので、レベル差によっては一方的に殴られてしまう展開になりかねない部分ではあったので、よりバランスが取られている印象だ。

レベル1とレベル5のカードの比較。攻撃力や体力などは強化されるが、スピードは変化していないことが確認できる。

また、対人戦となるランクマッチやフリーマッチでは、マッチング時にランクが低いプレイヤーにあわせてカードのレベルが制限されるようになった。具体的にはブロンズランクIIIまではレベル3、ダイヤランクIIIまではレベル5が上限となる。これにより、大きなレベル差によるマッチングが起きづらくなり、より対等な条件で対戦が楽しめるようになっている。

自分のランクに応じてカードのレベルが制限されるように。

これらの変更点から分かるようにバージョンアップ後の本作では、強くなるために必要だった課金要素が薄れ、多少のレベル差であれば戦術で補える範囲のゲームバランスへと変化した。その上で強くなるための“近道”の一つとして課金があるといった印象だ。

ちなみにこれ以外にも「スピード/コスト表示の追加」や「URカード登場時の演出追加」、「バトルのテンポアップ」など細かい点にも修正が施されており、かなり遊びやすくなっている。クローズドβテストが当選しなかった人はもちろん、クローズドβテスト時にプレイした人も、ぜひもう一度遊んでみて感触を確かめてほしい。

スピード/コストの表示がオン・オフできるように。

それでは最後に本作の対戦動画を紹介しよう。おなじみのキャラクターや召喚獣が飛び交うバトルの魅力を感じてもらえると幸いだ。

ファイナルファンタジー デジタルカードゲームサービス終了

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