World of Tanks システムを理解してからが面白い

【良い点】
・運営が悪くない。
・課金戦士TUEE現象が存在しない。金で強い戦車が買えるわけでも、強化ができるわけでもなく、課金は専用車両(開発の趣味の産物、基本的に偏った性能で扱いづらく同格通常車両より弱め)の購入と便利機能のような扱い。ゲーム内通貨もプレイヤー同士でやり取りすることは無いため、誰がいくら持って、いくら課金してるなんてのは気にしなくて良い。
・頻繁にアップデートされる。
・グラフィックが良く、細かい設定で高スペPCが綺麗な画面で楽しめるし、ある程度低スペPCでもグラフィックを落とせばできる。
・無課金でも問題なく遊べる。
・ランダム要素は強いが、プレイヤースキルは明確に戦歴に出る。

【悪い点】
・マッチングメーカー(通称MM)と呼ばれるシステムがランダム戦の車両(プレイヤー)振り分けを行うが、これは・・・と苦笑いしてしまう振り分けをたまにする。(レベル(Tier)5～8の戦場で1チームにレベル8が8両、2チームに4両など)
・死んでしまった人からの暴言がちょくちょくある。(下手ほど多いが、その人の気性次第である程度うまい人も言う。)
・有る程度英語力が必要。（必須ではない）
・習うより慣れろを地で行くスタイル。チュートリアルは一応あるが、最低限の操作説明(カメラ操作、走る、撃つ)しかなく、システムを理解するのに苦労する。Wikiや解説の入ったプレイ動画で十分な予習を行い、数百～数千戦の下地を積んでやっとまともに戦えるようになる。
・慣れてくると車両ごとの性能差(ゲームバランス)が気になる。ただ、極端という訳ではなく、初心者でもこれに乗れば～等というレベルでは断じてない。

【その他】
・一応、搭乗員(車長や砲手、無線手等)に経験値というものが存在する。表記は％で、最初に105％(車長100％)になるまでは車両のカタログスペックに対してどの程度の能力を出せるかが変わる。(命中精度や加速力などが少し変化する。耐久力や装甲厚等の物理的能力は変化しない)、それ以降は便利スキルを選択して取得していく。スキルは一部に有力なものがあるが、補助的な物の域を超えず、車長スキルの第六感を除いてスキルの有無が勝敗に関わることは稀。また、1個目の習得は比較的早く、2個3個と増えるにつれ爆発的に必要経験値が増える。搭乗員自体が車両ごとに固定されていることもあり、多くとも3つ取得程度の人が多い。(3つも取れば育成完了と言ってもいい)
・最初は各国のレベル(Tier)1の車両を保持しており、経験値を溜めて高レベル車両を開発していくが、課金により最初から高レベルの車両(最大でレベル8)を購入できる。そのため、性能の低い車両を嫌がる初心者が、課金戦車で高レベル戦場にちょくちょく現れるが、高レベル戦場では殆どの人が5千戦を超える人ばかりで、気づいたらやられていた。隠れていたら味方が全滅していた。何もしていないけど勝った。等、まともに戦えない。また、味方から数々の罵倒や遮断登録を頂くため、課金戦車を買うにしてもレベル2～3程度にしておくといい。
・課金でゲーム内マネーが手に入るため、コストの高い高レベル戦場を遊ぶにはある程度課金すると資金運用が楽。車種や腕前次第で高レベルでも収支を±0くらいには出来る。
【総評】
・課金TUEEに嫌気がさしている人にお勧め。
・「さくさくレベルアップ」系統のうたい文句に惹かれる人には全くお勧めできない。
・課金戦士には、国内ネトゲより優遇されないため人によっては不満に思う。