鬼斬徐々に改善されてはいる

※以下PC版についてです

【良い点】

　操作がわかりやすく簡単。PC版はゲームパッド対応。

　少数派である和風ベースのゲーム。

　武器種が豊富。誰でも全種類使えるが、ステータスの振り方により効果が激変。実用性を考えず、試しに使ってみるだけならいつでも可能。

　職業という枠組みはなく、ステータスの振り方と扱う武器により役割や立ち回りが決まる。

　レベル上げに必要な経験値が目を疑うほど多いレベルがあったが、2018年9月28日メンテナンスにてLV100～130の必要経験値が緩和された。同時にLV上限が135に。

　フィールド狩りでの横殴りは気分の良いものではないが、このゲームではやってもやられても全く問題なし。アイテムも経験値も殴った全員に平等に入る。

　防御力や被クリティカル率を中心に見直し調整が入り、理不尽な被特大ダメージによる一撃死が当たり前だったころとは別物と思えるほど、難易度が下がり遊びやすくなった。

【悪い点】

　強制終了しやすかったり、変にラグが発生することがある。自環境次第？？

　全体的な完成度が低い段階でのサービス開始が悔やまれる。それでダメなゲームというイメージが根付いてしまった。武器へのスキル付与・抽出など、まだ不親切だったり未完成っぽいところは多い。

　武器強化の一つである過剰精錬の成功率が、体感では表示より低い印象。精錬回数が多くなると、失敗時に武器消失の危険がある。課金アイテム（無料でも入手可能）を使って回避や成功率上昇はできる。

　他プレイヤーとの売買はおにぎりコイン限定。おにぎりコイン配布はあるが、配布チケット対応以外のガチャと露店利用は購入したコインでしかできない＝リアルマネーでしかプレイヤー間の取引はできない。おにぎりコイン1Cは10円。出費が大きくなりやすいので注意。

【どちらともいえない点】

　酷評されがちなグラフィックだが、これが見やすくて良いという人もいる。

　メインストーリーが停滞中。しかしオンラインゲームでエンディングを迎えると以後やりにくいと思う。あえて混沌とした流れを作り放置というのも苦肉の策か？

　ギルドみたいなものが無いため、コミュニケーション機能が弱いと言われることがある。とはいえチャットもあるしパーティー募集は普通にかけられる。公式サイトのコミュニティでフレンド募集も可能。

　未だに修正が入るあたり、運営はまだこのゲームを見限ってはいないらしい。現役プレイヤーとしては歓迎するが、遅きに失した感は否めない。同社他ゲームの例もあり、スローペースなのが当運営の特徴か？

【総評】

　周りとの強さやレベル差を気にせず、マイペースなソロ中心でも遊べますので、時間に縛られず、ちょっとした息抜きにも対応したゲームです。

　最近は初心者向け武器一式が貰えたり、NPCと売買(序盤のメインクエスト進行が必須)できる場所ならどこでも、そこそこ良い初中級者向け装備が購入できます。
　ゲームはシンプルで、フィールドとダンジョンでの狩りだけ。ストーリーも中盤までは進めやすいため初心者向けだと思います。しかしプレイヤーの少なさが初心者さんには厳しいことがあるかもしれないため、残念ながらオススメとは言い切れません。チャットで助けを求めれば応じてくれる人はいますので、人が多い時間を探して遊ぶと良いでしょう。

　強い装備が欲しいなら、イベント積極参加や高難易度のIDをクリアできる時間と技量と忍耐力が必要ですし、公式サイトのコミュニティ等を利用し、気軽に誘えるフレンドさんを作ったほうが楽しいし有利です。そして素材から作れる武具は高性能かつ個性的（好みが分かれる）なので、苦労は報われます。ただその武器を実用レベルまで強化するために、また時間（あるいはリアルマネー）を要します。

　酷評が多い中これまで続いているのは、つまらないと言い切れない何か(妙な中毒性)があるためではないかと。しばらく離れていても、発作的に突然遊びたくなる人がけっこういるようです。