ファンタシースターオンライン2 良くも悪くも。

かれこれこのゲームはα2テストからやり続け、何度かの休止を経て未だにちょこちょことプレイしています。
ファンタシースターシリーズの最新作ともあり、古参ユーザーから新規ユーザーまで幅広いオンラインゲーマーの心を掴んだこのゲーム。序盤はとても注目されましたけど、今ではやや注目が薄れているのかなと思えます。

良い点

シリーズ最高のグラフィックス、そして他のゲームを圧倒するキャラクタークリエイトの自由度

これこそPSO2の最大の醍醐味と言っても過言ではないかと思います。
キャラクターの体格はもちろん、顔立ちや顔パーツの細部、手足の長さや太さまでと、とにかくクリエイトの自由度がとても高いです。オリジナルキャラクターなどを自分の頭の中で創造し、それを具現化させてみたいと思う方にはもってこいのシステムですね。
また中には女性キャラを男性キャラのようにクリエイトしたり、男性キャラを女性キャラ（所謂男の娘）のようにクリエイトされる方もいれば、一ヶ月で何度もエステ（キャラクタークリエイトの再編集）をされるような、クリエイトに魂を籠める方も居るようです。

悪い点

これはもはやPSOではなく、"PSOシリーズの皮を被った何か"

これはどういう意味かと言うと、よく知り合いの古参ユーザーが言っていましたが、昔のPSOは最初から全ての武器が実装されていた為、最強の上限が決められていたのでそれが楽しかったそうです。ただこれは前作のPSUでも言えるように、アプデをされて強い武器が実装され、その武器を必死に強化したりしてようやく装備を完成できたと思えば、数ヵ月後にはその装備は産廃になっている、なんてことは多々あります。
この武器問題に関してはクラフトと呼ばれるシステムで多少は改善された物の、通常武器に比べて多少劣る点が出てきてしまったりするので、そこらへんの細かい問題を飲み込めない方は違和感を覚えるのでは。

また別の方からは、PSU2という呼ばれ方も聞いてますが、納得の一言。
つまりは、10年で培った経験というものは全く活かされず、ただクリエイト機能の充実さを前面に持ってきた、古き良き時代のファンタシースターシリーズを本当の過去にしてしまう、廃人量産ゲームだと思います。

古参ユーザーでPSU未経験、PSO→PSO2という具合に移られる方は、違和感の塊かと思われます。

──「これはレア掘りゲーである」。

まぁPSUの時からそうだと思うんですけど。言わばレア掘りゲーです。
ただ、このレア武器に関してはいろいろな説が立っていますね。定量説とか当たりID説とか。運営のSEGA側はこの説に関しては明確にコメントしているわけではないので、一部の中で色々な論議が交わされている訳ですが。

確かにこのゲーム、出る人と出ない人は本当に明確です。レアがぽろぽろ出る人は出るし、出ない人は本当どれだけ倒しても出ません。
そこで運営は救済措置として、継続的にクエストに通いアイテムを集めれば、いずれは必ず手に入る「レアドロップアイテム」とほぼ同性能の武器を実装しています。この点は良心と言えるのかはわかりませんが。
レビューを書いている私も、相場の高い旬なレアは拾ったことがありません。それでも諦め半分でちょこちょこ遊んでいます。