ルーセントハート PlayCoo共通システムの第一弾

台湾のデベロッパー、PlayCooの出した共通MMOシステム第一弾。
後の物は基本的に同じ様なシステムである為、グラフィックが違うのみ。
一度慣れてしまうと、後の製品も悩む事なくプレイ出来るであろう。

・共通システムの中では最もグラフィックの出来が良い。
・クリックによる移動操作とスキル発動、キーボード使用可
・男女キャラクターが出会い、親密となる為のシステム
・クエストメインで、ダンジョンは人数が必要（ペットシステムは除外）
・全体的な過疎が進行しており、かなり厳しい状況

【総評】

出来自体は良いが、運営がすりつぶしてしまった典型。
ゲームに人間関係を投入した事は評価出来るが、別の面で問題となった。
基本的にバトルゲームであり、バランスは微妙な部分も多い。

いわゆる「聖闘士星矢」と同じ、星鎧と呼ばれる物を装着した姿に
「変身」し、超絶的な力を一時的に振るう事が出来る。
シューティングゲームでいう処の「ボンバー」にあたる。

後に投入された新クラスの強さが、従来クラスを激しく凌駕した。
（初期の進めやすさを鑑みると充分「凌駕」と言って差し支えない）

男女間のもつれが焦点となってしまい、現在も続いている様だ。

よく言われる「可愛らしい系」のグラフィックではあるが、比較的
等身は高い方であり、第一弾という事もあってかグラフィックは良い。
マビノギの様な顔モデルに漫画的崩し表情、という物は余り感じない。
そういう意味では非常に丁寧な作りである様に感じる。

星友と呼ばれる交際システムがあり、これは異性キャラ同士のみである。
更に一歩踏み込んだ夫婦関係もあり、驚きの「育児出産」まで実装。
これによって、更に出会い系の濃度が増す事となった。

現在、プレイヤーは相当数減っており、新規でプレイがしにくい状態。
又、ペット等が既に古参プレイヤーに追いつけない段階にまで至っている。
見知った友人と一緒に始めるのであれば、途中まではモチベーションは
続くと思われるが、ゴードンという都市に到達し、転職を行った後は
割と維持出来なくなり、辞めて行く人が多い様に見受けられる。

ダンジョンシステムはいわゆる「チーム専用」というべき物であり、
かなりシビアで厳しい戦闘となる。
発売時期を考えると、こういう難易度設定は割と多い様に感じる。

もし、野良チームを組んでオンラインゲームとして楽しみたい、というのなら
お薦めはしない。第二弾、第三弾のゲームに参加した方がまだ、人がいる。

もしプレイするのであれば、人間関係にだけは充分に注意して欲しい。