Sankandoは、新作タイトル「いきものがたり」について、4月18日に東京・渋谷「J-POP CAFE 渋谷」において、記者発表会を開催した。
「いきものがたり」は、Sankandoが現在、クローズドβテストの開始を予定している「人間のいない地球」を舞台に広大なフィールドを冒険できるブラウザ型3DMMORPGだ。
プレイヤーキャラクターは、キツネや狼などの獣人系、サイクロプスやグレムリンなどのクリーチャー系が多く、20種類以上の動物やモンスターなどから選択できる。そしてWarrior、Mage、Rogue、Druidといった一般的なファンタジーRPGに登場する職業に就けるようになっている。
今回の記者発表会では、Sankando代表取締役社長COO「寺本 雅裕」氏が、本タイトルの概要を詳しく説明。さらに実際のクライアントを使用してのプレゼンテーションが実施された。また、特別ゲストとしてゲーム内のキャラクターの声を担当する声優「金元 寿子」さんと「田中 真奈美」さんが登場し会場内を盛り上げてくれた。
「いきものがたり」記者発表会
日時
2011年4月18日（月）
場所
J-POP CAFE 渋谷
登壇者
Sankando代表取締役社長COO「寺本 雅裕」氏
声優「金元 寿子」さん
声優「田中 真奈美」さん
「いきものがたり」最新情報
Sankando代表取締役社長COO寺本氏からは、まず簡単な会社概要の発表のあと、カリスマメイドや現役キャバ嬢が登場して実際のゲームをプレイするというプロモーション映像が公開され、楽しみながら本作を遊んでいる様子がうまく伝わるような映像が楽しめた。
また寺本氏は、「リバース事業」という特殊な戦略を実施しているSankandoが、北米で40万人以上の会員を獲得するも2010年8月に終了した「Earth Eternal」のライセンスを獲得し、日本で「いきものがたり」として復活させる経緯を説明した。
新たなブラウザゲーム
現在リリースされているブラウザゲームでは、シミュレーションやテーブルゲームなどライトに楽しむタイトルが多く、ブラウザとしての大きな制限がある中で、「物足りない、もっとしっかり遊ばせてほしい。」というユーザーに向けて本作はローカライズなどを進めているということだ。
また本作は「日本初のブラウザ型3DオンラインRPG」として、クライアント型と比べて遜色のないゲームを実現している。本発表会で実際に公開されたゲーム画面も、ブラウザとしてFirefoxを使用して動作させており、問題なく遊べるレベルに達していると感じた。
ゲーマーのためのゲーム
本作では、ブラウザだが広大なRPGとしてのフィールドやタウンも実現している。ダンジョンも30種類以上用意されており、それぞれ特徴的なダンジョンとなっている。また、システムとして「サポートアビリティシステム」を搭載、メインの職業とサブアビリティの組み合わせにより、暗殺者や後衛魔法のスペシャリストなどプレイヤーの自由なカスタマイズが可能となっている。また、この他にも隠し要素が用意されているらしいので楽しみに待っていよう。
日本人のためのゲーム
日本人の目に優しいゲームにするために、ローカライズ時にオリジナルのキャラクター設定やグラフィックも一新、さらに日本人になじみやすいようなデザインに変更されている。また、オープニングムービーやアートワークに関してもリデザインがなされているということだ。もちろんたくさんのユーザーが待ち望んでいるボイスも実装されると発表された。
スケジュールについて
先行体験会（クローズドβテスト）は、2010年4月19日より参加者の募集を開始、体験会は2010年4月28日から約4日間の予定で実施される。
特別ゲストは声優が登場！
先に発表された「ボイス」実装について、ゲーム内でナビゲーターとなるNPC「フィーラ」と「バウンサ」が発表、そのキャラクターの声を担当する声優「金元 寿子」さんと「田中 真奈美」さんがNPCボイスで自己紹介をした後、会場にサプライズ登場。MCからの簡単なインタビュー形式でお話しが聞けたのでお伝えしよう。
NPC「フィーラ」（ネコ族）/CV：金元 寿子さん
NPC「バウンサ」（ウサギ族）/CV：田中 真奈美さん
Q：本作ではどんなキャラクターを演じましたか？
金元さん：私はネコ・イヌ・キツネ・カエルなど…たくさん演じました。
田中さん：タヌキ・ワシ・ネズミなどを演じました。
Q：演じたキャラクターで一番苦労したのは？
金元さん：人間の言葉を話さないということで、なかなか最初イメージをつかめなかったんです。カエルは「ケロケロ」と演じたらスタッフさんに「ちょっと安直すぎる…」と言われてしまい…。ニュアンスを話し合いながら演じました。
田中さん：ワシを演じるのがすごく難しくて…(笑)。それぞれのキャラクターには裏設定が細かく決められていて、ネズミだとけだるい感じ、タヌキだと底抜けに明るい、など。ワシは「35歳の中世の王侯貴族」という設定があって苦労しました。しかも早口なんです。
Q：動物を演じるにあたって準備したことは？
金元さん：とりあえず収録に行って考えようと思いました。現場でいろいろ試行錯誤して作り上げましたね。
田中さん：ネズミはなんとなくわかったんですが、タヌキとワシに関しては…(笑)。事前に動画サイトで鳴いている動画を探したんですが見つからなかったです。ただ、キャラクター設定表に北米版のイラストが載っていたので最初は困りました。
Q：収録中に印象に残ったことは？
金元さん：ニュアンスで「好き」を表現しなければいけなかったんですが、フクロウのおばあちゃんの「好き」を演じるのは楽しかったです。
田中さん：台詞がなく、擬音で演じるので大変でした。擬音をずっと発していると普段使わない筋肉を使うみたいで、たまたま顔の体操で使っていた「巻き舌」の声が採用されてビックリしました。ぜひ巻き舌で笑っているような声をゲーム内で聞いてください。
Q：ユーザーに使ってほしいキャラは？
金元さん：どれも使ってほしいんですけど、やっぱり笑いながら収録した「フクロウ」ですね。
田中さん：全部使ってほしいですね。頑張ったので女の子のキャラクターも使ってほしいです。
Q：今後「フィーラ」と「バウンサ」の活躍について
金元さん：オンラインゲームでは他の人と出会うのが楽しいので、ゲームの中でもフィーラを使ってみたいですね。ちなみにフィーラは魔女っ子です！
田中さん：「フィーラ」と「バウンサ」はゲーム内にはまだ登場しないので、ぜひ裏設定を活かせる活動が欲しいです。アニメ化とかラジオとか…！
Q：ユーザーに向けて
金元さん：（「フィーラ」の声で）今からみんなとプレイするのが楽しみだニャ！待ってるニャ！
田中さん：（「バウンサ」の声で）みなさん、わたしはなんだかよくわからないんですが、このゲームはすごいみたいですよ。なので楽しみに待っていてくださいね。
ありがとうございました。
また、この後実際に本作のクライアントを使ってお二人はゲームを体験。キャラクターメイキングから序盤のクエストまで、たっぷりとゲーム内の世界を楽しんでいたのだ。
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