「リネージュM」サービス開始1000日記念インタビューをお届け!公式生放送や最大168回ガチャなど記念イベントも実施

エヌ・シー・ジャパンがサービス中のiOS/Android向けアプリ「Lineage M」が本日1000日目を迎える。節目を迎えた本作について、サービスチームに話を伺った。

「リネージュM」は、PCオンラインゲーム「リネージュ」の楽しさはそのままに、スマートフォンで手軽にプレイできるアプリとして、2019年5月29日にリリースされた。リリース以来、多くのプレイヤーに楽しまれている本作が本日2022年2月21日でついにリリースから1000日目を迎える。

ここでは、「リネージュM」の運営プロデューサー・川南巌氏、サービスチームリーダー・鈴木一氏にお話を伺った。

――1000日間の運営を振り返って心境はいかがですか。

鈴木氏:月並みですが、つい先日リリースしたと思ったらもう1000日! という感覚です。

しかし、こうして振り返ると確かに、MMORPGとして日本ならではの世界観がプレイヤーの皆様によって形成され、さまざまな歴史に残る出来事が刻まれてきました。

「リネージュM」をご愛顧いただいております皆様に感謝の言葉しかありません。1000日という節目を迎えることが出来ましたことを厚く御礼申し上げます。

川南氏:「リネージュM」でも、PCオンラインゲーム「リネージュ」と同じように長期間の運営を目指しているので、まだ道半ばといったところではありますが、周年や1000日など切りのいいタイミングでは感慨深いと感じる事もあります。

川南巌氏 鈴木一氏

――1000日間の運営で苦労した点はありますか?

川南氏:意外とエピソードアップなどの対外的に大きなコンテンツアップデートよりも基礎的なシステムアップデートのほうがトラブルなどで苦労することが多かったように思います。

鈴木氏:リリース時を除いて強いて言えば、やはり一番最初に「リネージュM」のオリジナル職業「銃士」が最初に実装された「EP.1 First Bullet」ですね。新職業だけでなく、さまざまなコンテンツが同時に実装される大型アップデートであったため、チェックの段階で沢山の重大な不具合が発覚しており、15時間にわたるメンテナンスになってしまいました。

川南氏:鈴木がお話した通り、銃士アップデートのタイミングに関してはコンテンツアップデートではありましたが長時間のメンテナンス実施などでご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。

鈴木氏:次点で「ケレニス01」サーバーの運用です。リリースから半年近く遅くオープンした新サーバーでしたので、一部のプレイヤーの方からは「サーバー移動キャンペーン」の対象に早くしてほしいと強いご要望をいただいていたのですが、他のサーバーのキャラクターが移動してきた際の影響を考慮し続け、キャラクターの成長度合いを確認して協議に協議をかさねてタイミングを計っておりました。

当初予定していた「サーバー移動キャンペーン」を延期する運びにもなり、やっと自分たちも他のサーバーのプレイヤーと一緒に遊べると期待されていた皆様には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

アップデート時の不具合や、サーバー運用の他にも「クラスチェンジ」や「サーバー移動キャンペーン」、「TJのクーポン」など、初の試みを行う時は開発チーム・日本サービスチーム共々入念なチェックと修正作業を行っていましたので、実装前はいつも大変でした。

――スマートフォンタイトルならではの苦労などもあったのでしょうか?

鈴木氏:リリース当初、リネージュのPC版を経験されたことのある方や弊社タイトルをプレイされていた方にスマートフォンタイトルの特徴である「オートプレイ」に馴染んでいただけるか非常に心配でした。

川南氏:リリース前はAndroidやiPhoneなどの端末の違いが影響するのかと心配しておりましたが、そのあたりではあまり大きな問題はなかったように思います。

鈴木氏:皆様の順応が非常に早く、目を離している間も経験値を稼ぐオートプレイと、PvPや難易度の高いボス討伐は手動でのプレイと、うまく使い分けていただけました。

――思い出深いアップデートは?

川南氏:アップデートとして思い出深いのは暗黒騎士と神聖剣士の同時アップデートです。もともとは別個のアップデートとして検討していましたが、同時に進行することでインパクトのあるものになったと思います。また、イメージとしても光と闇の対比のようにわかりやすいものに仕上がりました。

鈴木氏:私は、これまで「リネージュM」で初めての新職業「銃士」が印象的だったのですが、昨年行った「騎士」クラスケアが最も印象的でした。

PC版のリネージュでは戦争やボスモンスターとの戦闘では真っ先に体一つで戦場へ突き進む「騎士」は花形職業でした。しかし、神聖剣士や狂戦士などの新職業の台頭によって騎士を使用するプレイヤーが減少しておりました。去年、大幅なクラスケアによりプレイヤーの皆様が騎士に帰ってきたのは感動的でした。

この他にもはじめてのワールドコンテンツとなる「ラスタバド」実装時は、初の全サーバーのプレイヤーが集うコンテンツだったので、どのサーバーが敵を退けボスを討伐するのか楽しみにしていました。全サーバー中、最強のサーバーはどこだろうな?と予想していたら、既にサーバーの垣根を超えた勢力が出来上がっており、複数サーバー結託して他のサーバーや血盟を倒していたのは衝撃的でした。

――プレイヤーからはどのような点が評価されていますか?

川南氏:アプリを起動していなくても狩りを継続してくれるログアウトプレイや、アプリの起動は必要なものの時間制限のあるダンジョンの逐次利用や消耗品の補給を設定どおり実行してくれるスケジュール機能などのプレイをサポートしてくれるシステムが好評です。また、2022年からは不正ツール利用対策を強化しておりまだ出だしではあるものの大きく期待をいただいております。期待に添えるように努めさせていただければと思います。

鈴木氏:先日実装したモンスターが召喚できる「パインワンド」をはじめ、日本オリジナルのコンテンツ導入も充実してきており、SNSを通じて好評をいただくことが出来ました。

しかし、リリース当初より対策を行っている不正ツール対応については、更なる対策の強化を求められていますので、今年は更に人員を投入して皆様のご期待に最大限応えられるよう努力して参ります。

――「リネージュM」のリリース後にも、「リネージュ2M」や「リネージュW」といったスマートフォンタイトルがリリースされました。他タイトルと比べて本作ならではの魅力はどのようなところでしょうか?

川南氏:ログアウトプレイやスケジュール進行など、オートプレイよりもう一歩踏み込んだ使い勝手のある機能に魅力を感じます。仕事やご家庭の用事などをこなしながらもMMOプレイを楽しめるのはうれしいですね。

鈴木氏:「リネージュ2M」や「リネージュW」も「リネージュM」のプレイフィーリングなど良いところがうまく取り込まれていて、美しいグラフィックで世界観を表現されている素晴らしいタイトルだと思っています。

しかし、「リネージュM」は20年以上にわたりサービスを行っている「リネージュ」の魅力を色あせることなくスマートフォン向けに最適化されたタイトルであり、そこから根底を崩さずにオリジナルの進化を遂げています。

「リネージュM」リリース当初も、美しい3Dグラフィックのタイトルが沢山登場しており、その中でも支持を得られたのは色あせることなくNCSOFTで最も長くサービスが行われている「リネージュ」の楽しさを最大限に引き出しているタイトルだからだと考えています。

――MMORPGといえばコミュニケーションが需要ですが、スマートフォンでのコミュニケーションは若干ハードルが高いと感じてしまいます。実際のところはどうでしょうか?

川南氏:クライアントのみで完結するのは難しいかもしれませんが、現在は昔と比べて各種SNSや音声通話ツールなどの補完が十分にあるためコアプレイヤーになるほどコミュニケーションは円滑になっているようです。

ただ、始めたての人などまだ知り合いが十分ではない状況のプレイヤーは逆にBBSなどの低レスポンスコミュニケーションの方がありがたかったりもするかもしれませんので、運営施策としても要検討かと思います。

鈴木氏:「リネージュM」では、ハードルが高いと感じたことはありません。

最も重要な血盟コンテンツが充実しており個の力よりも、集団としての力が重要になっております。従って、血盟レイドや攻城戦に参加するためには、メンバーを増やすことが重要であるという土台があるため、コミュニティに参加しやすくなっています。

その上でわかり易いチャットや郵便といったコミュニケーション手段がありますので、すぐに一緒に遊べる仲間を見つけることができます。

――今後改善していきたいポイントはありますか?

川南氏:今年から強化改善目標としているのは不正ツールなどの対応強化です。また、コミュニケーション施策の一環として、プレイヤーブログなどのランキングやリンク集みたいなものをサポートできないか検討中です。

過去HPやブログなどで公開されていたプレイヤー間の知見がSNSメインになったことでアーカイブとして振り返りづらい時代になったと感じています。手軽に確認できるようなサポートができれば、またブログを書いたりするモチベーションにつながるかなといった考えです。

鈴木氏:情報量が非常に多いゲームとなりますので、ゲームガイドの充実とゲームをはじめた序盤の目標設定を改善したいと考えております。

「リネージュM」では、クエストを進行することでレベルを上げて行き適正な狩場を知ることが出来ますが、自由度が高いのでレベル50前後の序盤から自ら適正な狩場を選択してキャラクターを成長させていくことになります。

クエストを通じて狩場を一通り経験することが出来るのですが、どこが適正な狩場なのかと迷ってしまったり、何を強化すれば良いのか判らずに躓いてしまうケースもありますので、どのようにしたら経験値を稼げるのか、アデナを稼げるのか、装備やスキルは何を目指したら良いのかある程度、成長の方向性についてフォローを行う必要があると考えております。

――1000日記念イベントについて教えて下さい。

鈴木氏:1000日目となる本日は公式生放送を予定しております。去年末の放送を超える規模の放送になると思いますので、是非、ご視聴いただき生放送限定のアトラクションにご参加いただけますと幸いです。

また、2月23日以降は、最大168回ガチャにチャレンジできるログインキャンペーン、豪華アイテムが獲得できるゲーム内チャレンジミッションなどご用意しております。

川南氏:上記以外にもさまざまなキャンペーンを企画しておりますので、詳しい内容は公式サイトでご確認いただけますと幸いです!

――2月23日のアップデート「Ep.exceed~The BLESSING~」についてお教え下さい。

川南氏:その前週、前々週のクラスケア+クラスチェンジアップデートと同じく、「神聖剣士」のクラスケア+クラスチェンジアップデートがメインです。ただ、その他コンテンツ導入なども併せて3週の中で最も大きなアップデートとなり、メインタイトルを冠しています。

鈴木氏:神聖剣士のクラスケアで今回最も注目している新スキルは「セイントイミュン[グレート]」の登場です。神聖剣士は単独でも「セイントイミュン」によるダメージ軽減スキルによって防御力が高く狩りでは他のクラスよりも高難易度な場所で活動しやすく、PvPでも単独で高い防御力を維持することができました。

新スキルの「セイントイミュン[グレート]」を習得できれば、この高い防御力を更に高めることが出来るようになります。

既存スキルもいくつかリニューアルを予定しており、注目のリニューアルスキルはエンチャントウェポン[カオス]とエンチャントウェポン[クラッシュ]です。今まではエンチャントウェポン[カオス]使用時は、エンチャントウェポン[クラッシュ]が使用できず、エンチャントウェポン[クラッシュ]使用時はエンチャントウェポン[カオス]が使用できませんでした。エンチャントウェポン[クラッシュ]はダメージ増加、エンチャントウェポン[カオス]は相手を弱体化するデバフとなり、狩りではエンチャントウェポン[クラッシュ]、PvPではエンチャントウェポン[カオス]と使い分けが必要でした。

今回のリニューアルによって、この二つのスキルが同時使用可能になりましたので神聖剣士の攻撃力を最大限に活かすことが出来るようになります。

この他にも最大HPが上昇したり、クリティカルダメージの発生確率が上昇するような新スキルの追加やリニューアルが行われており、攻撃面も防御面も強化されます。

また、神聖剣士の大幅なクラスケアの2週間後になりますが、新たな期間限定ワールドダンジョンコンテンツとなる支配の塔実装を予定しております。

――今後のファンミーティングやプレイヤー座談会といった交流できるイベントの計画は?

鈴木氏:現在は、新型コロナウイルスの影響により実施することが難しいですが、解消されたら是非行いたいと考えております。

川南氏:まだ企画自体はありませんが、ぜひオフラインで行いたいですね。オンラインでは味わえないレスポンスの速さはやはり魅力的です。

鈴木氏:また、生放送でも皆様と交流できるようなアトラクションを追加していっていますので、オンラインでも皆様と交流できるような活動を増やしていけたらと考えております。

――最後にこれから遊ぼうと思っている人へメッセージをお願いします。

川南氏:「リネージュM」はログアウトプレイやスケジュール機能の充実で、あまり時間の取れないMMOファンの方にお勧めです!MMOといえばとっても時間がかかるジャンルでした。

「リネージュM」は確かに時間をかけて遊ぶゲームですが、その大部分となるレベリングや稼ぎなどの多くを自動進行することが可能です。また、ログアウトプレイによってお仕事中など接続できない時も「リネージュM」に携わることができます。MMOは好きだったけど、もうそんなに時間使えないな…という方! ぜひ「リネージュM」をお試しください。

鈴木氏:「リネージュM」はプレイヤーの皆様によって歴史が刻まれていくMMORPGです。プレイ前はコミュニケーションなどハードルが高く感じられるかもしれませんが序盤のクエストを通じて血盟に加入すれば仲間との冒険を楽しむことができます。

是非、一度「リネージュM」の世界に足を踏み入れていただければと思います。

――ありがとうございました。

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