馬に乗ってドラゴンを狩るという男のロマンを描いたハンティングアクション「Dragonhound」【G-STAR2018】

韓国・釜山にて11月15日より開催中のゲームショウ「G-STAR 2018」。NEXONが出展したPC用オンラインアクション「Dragonhound」を紹介する。

NEXONブースでは、スマートフォン向けタイトルが多くの試遊エリアを占める中、PC用オンラインゲーム「Dragonhound」が試遊出展されていた。本作のプレイフィールとともに、開発元であるDevCATのディレクターによるセッションから判明したことをお届けしよう。

本作の世界観はチャイニーズゴシックとスチームパンクがあわさったもので、第一次世界大戦の技術レベルの火器が登場する。銃には銃剣がついており、馬での移動が主流だ。そんな世界で、空に現れた黒い点からドラゴンが突如出現する。人々は武器を手に取り、馬にまたがってドラゴンを倒すことになる。プレイヤーたちが普段生活する町は巨大なキャタピラーで常時移動している。町は一定周期で世界を回るようになっており、それぞれの場所で生息するドラゴンが異なる。

会場では5分ほどの試遊を行うことができた。ゲームは、町中で馬にまたがった状態で待機するところからスタート、メンバーが揃ったら滑り台のような坂を下ってドラゴンの待つ外界に出撃する。移動はWASDキーで行うことができるが、実際の乗馬と同じく、小回りは効かず、バックも非常にゆっくりな速度でのみ可能だ。基本的には速い速度で前進しながら大きな弧を描きながら移動することになる。なお、Spaceキーを押せば高速移動が可能だ。なお、戦闘中は馬から降りることは一切できない。

武器は手に持ったライフルと馬に装着している巨大な砲の2種類。Qキーで切り替えが可能で、右クリックを押すと拡大エイムが行える。

最初に出会うのは小型のドラゴン。仲間とともにライフルで攻撃するが、馬に乗りながらの攻撃は意外と難しい。その次に出会うのが大型のドラゴンだ。こちらは空を飛ぶこともあって、さらに狙いが定まらない。大型のドラゴンには、ライフルでの攻撃では歯が立たず、砲での攻撃に切り替えて戦うことに。結局タイムオーバーとなってしまったが、スピーディーな戦闘を体験することができた。

世界観やコンセプトは非常に面白く、男性であれば誰もがワクワクするはずだ。そして、操作がシンプルで直観的だった。その反面、気になる点もいくつかあった。まずは、射撃での攻撃だ。激しく動き回るドラゴンと、高速で移動する馬、さらに、遠距離攻撃でのみの攻撃となると、攻撃可能な時間が非常に限られてくる。すぐにドラゴンに近づいてしまうのだ。この点については、遠距離での攻撃がメインになるものの、銃剣で皮膚に傷をつけるといった近距離攻撃要素も用意されるとのことだった。ただし、近距離専用武器のようなものは考えていないらしい。馬に乗っている都合、横っ飛びでの回避などもないため、ドラゴンに狙われても前進しつつ緩やかにカーブしながら逃げなければならない。馬の操作や弾の装填に時間がかかる点を見ると、艦船シューティングをスピーディーにした感覚だ。

試遊バージョンでは、システムを非常に簡略化し、コンセプトを伝えるものにしたそうだ。ドラゴンの炎攻撃が弱めに設定されていたが、実際の炎は一撃で致命傷になるほどのダメージを受けるそうで、消火粉末などのアイテムで対処する必要があるという。そもそも炎攻撃を回避するための対処方法が用意されるのかも気になるところだ。

試遊バージョンでは実装されていなかったものの、実際には、部位によりダメージを細かく表現する予定なのだとか。ドラゴンたちにも臓器が存在しており、目を攻撃したら失明し、鼻を攻撃すれば嗅覚を失うといった具合に生き物と同じような効果がある。銃剣で皮膚に傷をつけ、そこに砲撃を打ち込むと倒しやすくなるなど、部位破壊から一歩踏み込んだ内容になるようだ。臓器を持ち帰るミッションなども存在し、その場合は倒し方も制限されてくるだろう。

なお、序盤はドラゴンではなくイノシシやヒョウ、サイといった動物が相手となる。このように空を飛ばない動物やドラゴンも多数用意されており、すでにドラゴンだけでも30種類開発しているそうだ。直近ではゴジラのような地上型ドラゴンも制作しており、最大のドラゴンは、町の半分ほどになるという。

本作は、MMOではなくMOタイプのアクションゲームで、1回の戦闘は10~15分ほど。ウロボロスというドラゴンを倒すことが最終目的となる。

セッションでは、本作の開発に至った経緯についても明かしてくれた。もともとは、スマートフォン向けに、馬に乗って弓でドラゴンを狩るというサイドスクロールタイプにする予定だったという。大きなドラゴンを相手にするには弓では力不足で、火器を使ってドラゴンを狩るという発想になり、それを表現するためにPCプラットフォームにしたそうだ。

その通り、煙や炎、砂煙といった表現がリアルで、男性であればワクワクすること間違いなしの世界観に仕上がっていた。今後が非常に楽しみなタイトルだ。

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