アクションゲームが苦手な新米艦長でも活躍できる!?「World of Warships」で艦長として戦い抜いた戦闘日誌

スペシャル

Wargaming.netがサービスを行うオンライン海戦ストラテジー「World of Warships」。白熱の海戦と美しいグラフィックが楽しめる、本作の魅力を紹介する。

「World of Warships」は、駆逐艦や巡洋艦、戦艦に空母といった様々な艦に乗り込み他のプレイヤーと艦隊を組んで海戦を繰り広げる、基本プレイ無料のPCオンラインゲームだ。

本作の開発・運営を行うWargamingといえばミリタリー方面に強く、「World of Warships」もその例に漏れず、充実した艦艇が特徴だ。第一次世界大戦および第二次世界大戦時代の200種類を超える艦艇を操り、大海原を股にかけるのはファンにとっては何ものにも代えがたい喜びなのではないだろうか。

筆者の周りにも本作のファンがいて、とても面白いという話は良く聞いていたのだが、ミリタリー方面にあまり明るくない自分が楽しめるのだろうか? と疑問に思い、なんだかんだで遊んでいなかった。意外とそんな人も多いのではないだろうか。

今回、そんな筆者が「World of Warships」の世界で新米艦長として生きていくことになった。歴戦の艦長達にもまれ、ビクビクしながら舵を握った体験談をここに記そう。

入門ミッションで初心者も安心

かなり硬派なゲームだという先入観を持っていたので、戦場のド真ん中にいきなり放り込まれることも覚悟してスタート。しかし予想に反して、初心者にも易しいチュートリアルモードが存在し、本作の基本となる艦砲射撃や操艦を学ぶことができた。

このミッションでは日本、もしくはアメリカの巡洋艦を使用する。

それも形式上のチュートリアルではなく、実際の対戦ルールにのっとって操作方法を一つずつ教えてくれるので初心者でも安心だ。

操作方法だけでなく、戦闘中のちょっとしたコツなども教えてもらえるのは嬉しい。

本作は対戦ゲーム、さらには海戦ストラテジーということで難しいイメージがあるかもしれない。だがこの入門ミッションでは、戦闘に必要な最小限の情報に絞って説明されるので、頭にスッと入ってくる。このモードはスキップすることも可能だが、初心者はもちろん、経験者も遊んでおくのがおすすめだ。

この段階で覚えた操作は「WASD」で移動、マウスホイールでズームイン/アウト、左クリックで砲撃ぐらいのものだ。

Co-op戦で無理なくスキルアップ!

一通り艦艇の操縦方法を覚え、港に戻ってきた筆者。さっそく他のプレイヤーとゲームをプレイしようと思ったところ、「Co-op戦」というモードを遊ぶことができた。この対戦モードでは敵艦隊は全員NPC、味方は基本的には全てプレイヤーとなるのでチームプレイの醍醐味を手っ取り早く体験することが可能だ。

また敵が全てNPCなので、あまり気負わずに遊べるのもポイント。「とりあえず雰囲気を体験したい」、「新しい艦を手に入れたから試運転したい」などといったプレイヤーの要望を一手に引き受ける素敵なモードだ。

それでは「Co-op戦」に突撃! といきたいところだが、その前に一つやっておくことがある。「入門ミッション」では日本とアメリカの巡洋艦という2種類から選択することができたが、ここからはついにプレイヤーが艦長となり自分だけの艦を所有することが可能になるのだ。初期で選べるのは6ヶ国の代表的な巡洋艦だ。

ちなみに、ここで選ばなかった艦も後から自由に乗り換えることができるので直感的に選んでしまっても構わない。だが経験値は艦ごとに蓄積するので、一通り触れてみてから「コイツ!」と琴線に触れたものを集中して使うといいだろう。

艦艇が詳しくない筆者でもテンションが上がる。今回は日本の“橋立”を使うことにした。

前置きが長くなってしまったが、いよいよ「Co-op戦」に突入だ。入門ミッションでは3対3という比較的小規模な戦闘を経験したが、こちらは8対8の対戦となった。そのため様々な方向から砲弾が飛び交いスリル満点。自分の艦の近くに着弾し水しぶきがあがったときは、思わず「うおぉぉお……!?」と呻いてしまった。

ドキドキしながら、なんとかやり返そうとするも焦って砲撃をしてしまいなかなか敵艦に着弾しない。そんな中、やはり頼りになるのは仲間の存在だ。まごまごしている筆者を気遣ってか否かは定かではないが、ぐいぐい前線を上げて、非常にプレイしやすかった。筆者も遅れを取らないように味方についていき、少し後方から援護射撃の雨を降らす。対戦が終わる頃にはある程度落ち着き、思い通りに操作することができた。

仲間と一緒に敵艦を撃破した時は、嬉しさもひとしおだ。
戦闘が終わると報酬としてゲーム内マネーと経験値が手に入る。

ランダム戦で男を上げろ!

「ランダム戦」を解放するために何度かCo-op戦を遊んでいたところ「モジュール」と「技術ツリー」なるものが解放された。どうやらこの機能は自分の艦を強化するもので、さらに一定の強化を行うことで新たな艦が購入できるものらしい。

改造や強化と聞いてトキメかない男子がいるのだろうか? いやいないはず! ということで早速いろいろと触ってみることにした。

まずは欲しい兵装や艦を“研究”。研究には艦ごとに蓄積する経験値を消費する。研究が終わるとパーツを“購入”できる。こちらはゲームを遊ぶことで貯まる“クレジット”というゲーム内マネーを消費する。

これが新たな相棒“筑摩”。やはり新しい船はイイ!

“筑摩”の試運転も兼ねてCo-op戦を遊んでいたところ任務ランクが3になり、いよいよ「ランダム戦」が解放された。Co-op戦を何度も遊んだことで自信はたっぷり、それに加えて新しい艦も手に入れて負ける要素は無いといっても過言ではないだろう。それではさっそく挑戦だ。

ランダムマッチは10対10の団体戦となった。壮観である。

正直なところ、対人戦において初心者がどれだけ戦えるのか? という点に関して、不安が無かったわけではない。しかし結論から言ってしまうと、それはまったくの杞憂で終わった。

その理由の一つに、本作がリアルな海戦を再現しているという点がある。砲撃を例に挙げると、発射してから数秒してから敵艦に命中するのだ。なので一般的なFPSに必要とされるAIM力などが無くても、敵の動きを予測して落ち着いて砲撃すれば意外なほど命中する。アクション要素が強いゲームが苦手な人でも楽しむことができる。

Co-op戦を何度か経験して、うっすらとその事に気づいていた筆者も焦らずに砲撃をすることに集中することで、思った以上に活躍することができた。ただ、砲撃に集中するあまり移動操作を忘れてしまい、気づけば敵地のど真ん中に向かっていたというヒヤリとした展開も。初心者は、まず移動と砲撃の意識配分に気を配ることに注意するといいだろう。

ち、近い……!!

序盤こそ拮抗した戦いが繰り広げられていたが、中盤からは上手く数の優位をつくることができ、初陣を見事勝利で飾ることができた。

見事勝利! 初陣としては悪くない?
そして驚くのが貰える経験値。COOP戦とは比較にならないほど貰えて、開発が一気に捗る!

普通にハマってしまった。

ランダム戦で勝利することで、多くの経験値とクレジットを手に入れることに成功。この資産でさらに自分の艦を強化しようと目論んでいたところ、新たに“海風”という艦に手が届きそうなことが判明した。しかもどうやらこの艦は、今まで使用してきた巡洋艦ではなく、駆逐艦という分類になるようだ。

調べてみると駆逐艦は通常の砲撃に加えて魚雷も発射でき、さらに移動速度も速いという特徴がある。ただし防御力が低めに設定されており、やや難しそうな印象だったが、駆逐艦という魅力に逆らうことはできず購入。性能を確かめるために、いそいそとCo-op戦に勤しんだ。

魚雷が打てるように! 煙幕もはれる!

「World of Warships」の魅力はここだろう。手に汗握る戦闘を行い、見事勝ち取ったクレジットで自分の船を強化し新しい艦をゲット。新しい艦を手に入れたらさっそく実践で使って見たくなり、Co-op戦やランダム戦に篭もる……。と、ゲームを永遠に遊び続けてしまうのだ。正直に言うとやめ時が見つからなかった。

技術ツリーはここまで深く改造することができる。だがあくまでこれは日本のものなので、他の国のものを含めると、その数はさらに膨れ上がる。

また、本作の魅力を語る上で“リアリティ”も欠かせない要素の一つだろう。これは何も史実に関してだけではなく、例えば思わず見惚れてしまうような水の表現や、砲撃を行った際の「ズドン…!」という重厚なサウンドなど、艦船を知らない人間も納得させるクオリティは必見だ。

お酒でも飲みながらゲームをしたくなる。

最初は、ミリタリー系統に詳しくないこともあり不安感もあったのだが、いざゲームを始めたら普通にハマってしまった。筆者と同じような境遇、特に対戦ゲームが好きな人にはぜひ一度触ってほしいと思えるタイトルだ。

また、ここまで硬派な面を押し出していた「World of Warships」だが、実は「ハイスクール・フリート」や「蒼き鋼のアルペジオ」などのアニメ作品とのコラボレーションを積極的に実施している点も見逃せない。

6月30日からはアニメ「ハイスクール・フリート」とコラボも開始しており、アニメでも活躍した駆逐艦「HSF Harekaze」と巡洋艦「HSF Graf Spee」が登場。外観や性能をリアルに再現している他、人気キャラクターの新規録り下ろしボイスも収録されている。普段とは一味違う雰囲気で海戦を楽しむことができるぞ。

以上のように、一見すると難しかったり戦艦について知識が無いと楽しめないのでは? と思われることが多い本作だが、実は決してそのようなことはなく、何もわからない状況でゲームの世界に飛び込んでも思った以上に楽しむことができる。また、やり込むにつれて、様々なゲーム要素を自然に学べる初心者にとって親切な設計になっていると感じた。

普段、ブラウザゲームやMMORPGを遊んでいる人で、アクションゲームは苦手だと感じている人でも、簡単な操作から徐々に学んでいけるので、少しでも本作に興味を持ったのであれば、ぜひ一度遊んでみてほしい。

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