EP5では上級クラス「ヒーロー」が登場!初のPvP大会なども行われた「ファンタシースター感謝祭 2017」レポート

セガゲームスは、6月10日に東京・幕張メッセにて「ファンタシースターオンライン2」のオフラインイベント「ファンタシースター感謝祭 2017」を開催した。

「ファンタシースター感謝祭 2017」は、5周年という節目を向かえる「ファンタシースターオンライン2(以下、PSO2)」のオフラインイベント。6月10日の東京・幕張メッセでの開催を皮切りに、全国5都市6会場で実施される。

今回の東京会場では、会場に入るとすぐに巨大なエンペラッピーがお出迎え。他にもエネミーのオブジェクトなども展示されており迫力満点だった。

また、会場で長蛇の列を作っていたのはグッズ販売コーナー。イベント公式Tシャツやパーカーなどのグッズが人気のようだった。また、公式同人誌「P-SPEC」の第5弾も販売されており、注目のアイテムだった。

例年設置されている「設定画展示コーナー」が今年はパワーアップ。「『PSO2』ミニミュージアム」として実施され、「ファンタシースター」シリーズに関わる様々な展示が行われていた。

他にも公式コスプレイヤーや着ぐるみたちと写真撮影ができる「グリーティングエリア」や、同じシップの人とコミュニケーションがとれるエリア、ピザーラとのコラボフードが楽しめる飲食コーナーもあり、「PSO2」ファンなら一日楽しめる、アークスのためのお祭りとなっていた。

本稿では、そんな「ファンタシースター感謝祭 2017」東京会場のステージイベントを、新情報中心にお届けしていこう。

EPISODE5では初の上級クラス「ヒーロー」が登場!

本イベントでは、1年半近く続いてきたEPISODE4の締めくくりである「ファンタシースター感謝祭2017ONLINE」Part4の情報が、EPISODE4 チーフディレクターの中村圭介氏より発表された。

まずはシーズンイベント「七夕ロビー」が今年も登場。「七夕2017ビンゴ」ではリリーパを模した太鼓型の進化デバイスが入手できるようだ。また「シー(5周年記念)」のCOや交換アイテムも更新。サーフィン型のロビーアクションなどを入手できる。

「PSO2」の5周年を記念したWEB連動オンラインイベント「ARKS BATTLE CHRONICLE」の最終クエストが配信される。EPISODE1~4に登場したフィールドやエネミーが次々に登場する、5年間の集大成的なクエストになるようだ。クエスト限定ドロップコスチュームも手に入る。

レイドボス「幻創戦艦・大和」の強化版が予告専用緊急クエスト「威風堂々たる鋼鉄の進撃」として追加される。ここでは、非常に低確率ではあるものの☆14武器がドロップするようだ。また、4人用再戦クエスト「大海に顕れし鋼鉄の巨艦」も合わせて実装されることも発表された。

新スクラッチ「トロビカルサマーオーシャン」が発売。海賊をイメージしたレイヤリングウェアや新作水着ベースウェアが登場する。

以上が、EPISODE4アップデート内容だ。このクエストの配信をもってEPISODE4は全アップデートが終了となる。

そしてここからが本番と前置きがあり、EPISODE5の情報が発表されることに。まず、本アップデートのディレクターを濱崎大輝氏が務めることが発表され、氏の口からEPISODE5の内容が語られた。

EPISODE5のコンセプトは「英雄感」になるという。上級クラスとなるヒーローが実装され、今までのクラスを超越した“ヒーロー感”のあるアクションが楽しめるようだ。今までより困難な状況でも、新しいアクションを駆使することで一騎当千の強さを体験することが可能になる。

アークスたちの次なる戦いの舞台は「異世界オメガ」。ブラックホールの先にあるファンタジー感溢れる中世の世界で、新たな冒険が繰り広げられる。徒花「エフィメラ」と呼ばれるアイテムが戦乱の火種となるようだ。また敵は“魔物種”になるという。

EPISODE5ではメインクエストとして「バスタークエスト」が常設される。今までの防衛寄りのクエストではなく、拠点を守りつつ城壁を破壊しボスへと挑む攻防一体のクエストになるようだ。初の8人マルチパーティクエストということもあり、チームで戦う一体感を感じて欲しいと濱崎氏は語る。また常設クエストなので誰でも参加しやすいよう、極端に難しくする予定はないとのことだった。

本アップデート最大の目玉は初の上級クラス「ヒーロー」実装だ。打・射・法の全てを極めたエキスパートクラスになり、これまでの武器が全く違うアクションに変化するようだ。「ヒーロー」になるためには打撃クラス、射撃クラス、法撃クラスをレベル75以上にして称号を獲得した後、コフィーのCOをクリアすることが条件となる。また「ヒーロー」はメインクラス専用でサブクラスは設定不可となるので注意しよう。

「ヒーロー」が使用可能な武器は“ソード”、“ツインマシンガン”、“タリス”の3つで、これらの武器を使用しつつも今までとは全く違うアクションで戦う。さらにアクション「武器切り替えPA」を所持しており、複数の武器を切り替えてスタイリッシュなコンボで敵を圧倒することができるそうだ。

また、公式のコスプレ衣装もお披露目された。鎧のような上半身の装備や「ヒーロー」のトレードマークともいえるマントも再現されており非常にクオリティが高い。

EPISODE5に登場する新キャラクター達も発表された。EPISODE3以来の登場となり爽やかな青年へと成長した“シャオ”や、今まで名前だけは登場していた“アルマ”などが登場する。他にも「ヒーロー」の“ストラトス”や中世世界の姫君“ハリエット”などの新キャラクターもお披露目となった。そしてなんといっても注目は最後に登場した謎のキャラクターだろう。ルーサーのように見えるが果たして……。

他にも様々な改善が実施される。素材倉庫の実装やアクセサリーの重複対応など普段のプレイがさらに快適になることだろう。また、全クラスのバランス調整に関しては公式サイトにて詳細が掲載されているのでチェックしておこう。

「新世感謝祭」にあわせ、戦いも新世へ!「アークスバトルトーナメント」

「ファンタシースター感謝祭 2017」と同時に、「バトルアリーナ」の対戦を舞台とした新たな公式全国大会「アークスバトルトーナメント」も開催。アークス最強の名誉と豪華賞品をかけて、東京会場でもアツいバトルが繰り広げられた。

本大会の流れは、「エンブレム争奪戦」を4人1組のチームで競う。各地区の予選大会はトーナメント方式で行われ、地区予選の優勝チームと準優勝チームが8月12日に行われる決勝大会への出場権を獲得できる。

今回の東京会場の決勝戦まで勝ち上がってきたのはチーム「Realize」とチーム「G-zassCompany」だ。どちらのチームも並み居る強敵を打ち倒してきた実力のあるチームであり、さらにこの両チームは、この「アークスバトルトーナメント」のためにオンライン上で何百戦も練習を重ねてきた関係にあるのだとか。お互いの力量はわかり合っているので、実力と実力がぶつかり合う拮抗した戦いが楽しめそうだった。

青チームが「G-zassCompany」、赤チームが「Realize」だ。

いざ試合が始めるとまず優位をとったのは「G-zassCompany」だった。序盤から中盤は「G-zassCompany」が優位を守り続け、このまま最後までいってしまうのかと思うような展開が続く。

しかし試合時間の半分頃から「Realize」が巻き返しを見せる。“ライジングエッジ”を的確に決めて逆転に成功。しかし「G-zassCompany」も黙っておらず、やられてはやり返す流れが続く。

試合時間残り30秒というところで勝っていたのは「G-zassCompany」だった。このまま試合終了まで逃げ切れるか、という手に汗握る展開だったのだが、ラスト数十秒という場面で「Realize」が決死の特攻を敢行しなんと逆転に成功。優勝はチーム「Realize」となった。

優勝した「Realize」には優勝メダルと2,5000AC、地区優勝記念のルームグッズが、準優勝の「G-zassCompany」には準優勝メダルと1,5000AC、地区準優勝記念のルームグッズが、本作のプロデューサー酒井智史氏より送られた。

「PSO2」の公式大会といえば、もっぱら「タイムアタック」が主流でありPvPとしての大会が開かれるのは今回が初めてのことである。今までとは違う形式の大会はどのような盛り上がりを見せるのか不安半分期待半分で観ていたのだが、敵を倒した瞬間や逆転した場面などでは観客席や壇上の出演者が歓声を上げて喜ぶシーンなども見られ、今までにない盛り上がりを見せていたのが印象的だった。

「アークスバトルトーナメント」はこれから各地区の予選、そして控える決勝大会とまだまだ続いていく。今後も行われるであろうアツいバトルに今から目が離せないことになりそうだ。

サウンドチームによるミニライブも実施!

感謝祭は、「PSO2」サウンドチームによるミニライブで締めくくられた。出演したのはサウンドクリエイターの小林秀聡氏、福山光晴氏。そしてボーカリストとしてフローレンス マックネアーさんも登場。「Zero-G」、「Realization」、「Borderless」という人気の楽曲を披露した。会場のアークスたちもそれに応えるように声援やサイリウムで熱く盛り上がり、ステージは最高の熱気に包まれたまま幕を閉じた。

酒井智史氏、木村裕也氏、濱崎大輝氏へのショートインタビューを掲載

――「ファンタシースター感謝祭 2017」の東京会場を終えて今の気持ちを教えてください。

木村氏:感謝祭は例年開催していますが、今回は新しいEPISODEを発表できるということもあり、イベント自体も一新するというコンセプトで実施しました。なのでどのような反応が返ってくるか不安だった部分もあったのですが、蓋を明けてみたら大盛り上がりのイベントになって嬉しく思っています。

酒井氏:前回の感謝祭は少し課題が残るものだったのですが、今年は凄くユーザーのパワーを感じることができて、成果を実感することができました。ステージもそうですが会場のアトラクションも色々と新しい試みをしていて、特にARを利用したスタンプラリーなどは楽しんで貰えたかなと思います。あと驚いたのが若いユーザーの方が増えたなということです。今までイベントに来ていなかったような層が足を運んでくれたのかなと思い嬉しく感じました。

――今回のバトルアリーナでは解説も行っていました。

木村氏:僕は実は画面のスイッチングを行いながらだったので、あまりしゃべれていませんでした。

――俯瞰の絵があったのはわかりやすくて良かったと思います。

木村氏:そうですね。ただニコ生ではあまり流せなかったので次回以降はもっと見やすくできたらと思っています。ユーザーのプレイスキルもどんどん上がっていくと思うので、僕たちの実況スキルも、大会の中で洗練させていけたらなと思います(笑)。

――今回の感謝祭で印象的だったことはありますか?

酒井氏:先ほど言った世代交代という点と被る部分もあるのですが、バトルトーナメントの出場者の顔ぶれが一気に変わったことですね。昔から参加してくれてる人が途中で負けちゃったりしたんです。バトルトーナメントという新しいコンテンツが入ることで、新しいユーザーが入ってきてくれてるんだなと感じることができました。

濱崎氏:みんな楽しそうだったのが印象的でした。バトルトーナメントなどを見ていても、声を出して一喜一憂している姿が印象的でした。今まではタイムアタックだったのでピリピリした雰囲気があったのですが、それがコンテンツが変わったことで一変したのかなと。会場全体を見ても皆さん楽しんでいる姿が見受けられたのでイベントをやって良かったなと感じました。

木村氏:今回、EPISODE5を発表させて貰いましたが、前回の東京から一気に中世に変わるということもあり、発表の直前まで不安でした。でもいざ発表してみるととても好意的な反応が多くて、それを生で感じられたのが一番印象に残っています。

――夏休みに向けた施策などは行っていくのでしょうか?

濱崎氏:EPISODE5が7月に実装されますので、まずは新しいEPISODEを楽しんで貰えればと思います。まだまだ発表していないことが沢山あり、9月から10月くらいまではEPISODE5の新しい要素をどんどん実装していけると思います。続報を楽しみにお待ちください。

――ありがとうございました。

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