いよいよ攻城戦が実装か!?1周年を迎える「イカロスオンライン」の今後を広報プロデューサー・横山遼氏にインタビュー

2016年4月28日に1周年を迎える「イカロスオンライン」。フェロー牧場や攻城戦など気になる今後の実装コンテンツについて広報プロデューサー・横山遼氏に聞いた。

「イカロスオンライン」では、3月31日に新サーバー「ネルヘス」がオープンした。ネルヘスは本作では初めてとなるサーバー増設となり、今後の施策への布石になっているのだとか。同時にポータルサイトPmangとのチャネリングがスタートし、新たなプレイヤーが増える本作について、WeMade Onlineで本作の広報プロデューサーを務める横山遼氏にインタビューした。

「イカロスオンライン」の現状について

横山遼氏
横山遼氏

――本作の盛り上がりはいかがでしょうか?

横山氏:2015年12月に新クラスである「レンジャー」を実装して、かなり新規プレイヤーが増えましたね。新規プレイヤーの多くがレンジャーを選択しており、楽しんでいるようです。

――レンジャーの操作はやや難しいという印象ですが、反応は?

横山氏:ひとことで言うと“強い”でしたね。上手いプレイヤーがプレイスタイルを確立してミドル・ライト層に広まっていったようで、難しいといった意見はあまりなかったです。私も実装時にレンジャーを作ったのですが、操作に慣れた人にとってはとても強いですね。

――地上がメインとなる「不死の砂漠」が実装されたことで、プレイヤーの所有フェローに変化はありましたか?

横山氏:地上専用のフェローは封印石以外での使い道が無かったのですが、「不死の砂漠」のペクトラには移動速度の速いフェローがあると便利なので、移動速度の速い地上用フェローを1体持つようになりました。ペガサス型や馬型、「不死の砂漠」のフェローをよく見かけます。最近は、昔のように高度を気にしなくてよいので遊びやすくなっています。

――3月17日にアップデート「次元の亀裂」が実装されました。

横山氏:今後の展開をする上で、「次元の亀裂」は重要なファクターとなります。次のレベルキャップ開放や追加コンテンツで、難易度が今よりも高くなります。

しかし、そのコンテンツの攻略が可能だと開発が想定している水準に、日本のプレイヤーが達していない状態です。日本のプレイヤーは、キャラクターのレベルや能力の差が大きく、ミドル以下のプレイヤーが追いつけない状態なっているため、開発からも日本のプレイヤーたちを底上げすることが大事だという意見がありました。

「次元の亀裂」では、幅広いプレイヤーに装備を行き渡らせることが可能です。別サーバーのプレイヤーと出会うことのできる「次元の亀裂」であれば、より多くのプレイヤーがパーティに参加できるようになります。また、6人パーティでダンジョンに行くことで装備品がもらえるイベントも行っており、少人数で遊んでいた人たちも自然と6人パーティを組むようになりました。

――「次元の亀裂」によってパーティのマッチングで変化はありましたか?

横山氏:マッチングが成立するとリストから消えてしまうので正確にはわからないのですが、ダンジョンの攻略回数は約2倍に増えています。ヴァルカラン装備の入手数は約3倍になりました。ライト・ミドル層も装備を手しているのではないでしょうか。

――「釣り」システムも導入されましたね。

横山氏:「釣り」は自動でも手動でも行えます。プレイヤーはフェローを育成するために夜もパソコンをつけて放置する人が多いのですが、さらに平行して「釣り」をすることが可能です。とても盛況で、釣り場に行くとパソコンが重くなってしまうほどです(笑)。

「ハカナス直轄領」「ハカナス大海」「不死の砂漠」と3つの地域があり、それぞれ釣れるものが違うので好みにあわせた場所を選びます。一番多いのは装備関連アイテムを得ることのできる「不死の砂漠」です。その次は強化石関連アイテムを釣れる「ハカナス大海」ですね。

――不正ユーザーやBOTへの対応は?

横山氏:サービス開始当初からサーバーダウンといった問題は無かったのですが、注目されていたということもあり、不正ユーザーやBOTが多く、RMTなども確認していました。もちろん、BOTは対処を行っていて、当初はユーザーの目につかない隔離エリアに送り対応していました。最近は、ユーザーからの通報を受けるとすぐにGMが駆けつけ対応を行う体制になっています。

RMTに関しては、これまでRMT業社へ販売する側の対処をしてきましたが、今では購入する側や販売側の資金源に関しても、VPNで中国に接続しているといったところまで調査し対応できるようになりました。先日も、利用規約違反者一斉摘発というお知らせを出しましたが、ひとまず販売側のアカウントを全滅させた状態です。このような対応をプレイヤーが目にすることはほとんど無かったと思いますが、そもそも隠す必要もないので、今後は情報を公開していきたいと思っています。だいぶ沈静化してきてますし、快適なプレイ環境が整ってきています。

この弊害というと正しい表現ではないかもしれませんが、BOTのおかげで物価が安くなっていたことも事実です。そういったアイテムが値上がりしている現象も確認しています。買い手にとってはデメリットかもしれませんが、売り手にとってはメリットであり、ライト層がアイテムを高く売ることが可能となったことで、全体的には良い流れになっています。

――認識している課題はありますか?

横山氏:一部の環境によってはクライアントがいまだに不安定なんです。いただいている情報ではPCのスペックが少し足りていないだけで重くなったりカクカクしたりするようです。それが原因でユーザーが離れてしまっているケースも確認しているので、なんとかクライアントを改善したいです。

装備品を手に入れてもトレードできない仕様についても手を入れる予定です。これはサービス当初から開発と話していたところでして、ひとまずレベル20程度までの序盤の装備品がトレードできるようになります。レベル40程度までの装備品に関しても今後同様の修正を行っていく予定なので、特にこれからはじめる人はプレイしやすくなると思います。

「フェロー牧場」の開発状況など、気になる今後の実装コンテンツ

――昨年のオフラインイベント「飛翔祭」で発表された「フェロー牧場」の状況は?

横山氏:「飛翔祭」では3月実装予定と発表したのですが、遅れています。想像以上にフェロー関連コンテンツとの兼ね合いをとるのが難しく、開発が難航しているためです。

日本で企画した「フェロー牧場」ですが、「飛翔祭」の後にも10個くらい追加コンテンツ案を送ったんです(笑)。そうしたところ、開発がやる気になったようで単純に「フェロー牧場」を実装するだけでなく、追加コンテンツもいくつか入れてリリースしたいという話になり、開発を進めています。もちろん、今後の拡張を見据えての調整なども行っている状況です。今のところは4月の実装を予定しています。

――「フェロー牧場」ではどんなことができるのでしょうか?

横山氏:ハウジングのようなことができるのですが、1人1つの島を持つことができます。そこに牧場NPCがいて、フェローを預けられます。預けたフェローには経験値が入り、育成が可能です。これがメインとなるのですが、追加コンテンツとして、フェロー牧場のオブジェクトを変更したり、預けたフェローが冒険に行き何かアイテムを手に入れて戻ってくるといったものを予定しています。さらに、フェローに好感度を導入し、値によって報酬を得ることのできる仕組みなども企画しています。

フェロー牧場のイメージ

――それらの追加コンテンツは徐々に導入されるのでしょうか?

横山氏:はい、徐々に導入していく予定です。

――預けることのできるフェローの数に上限は?

横山氏:まだ、はっきりとした仕様が固まっていないのですが、おそらく10体以上は預けられるのではないかと考えています。

――オブジェクトの変更はどのような内容になりますか?

ラビニ割り
ラビニ割り

横山氏:過去に行った夏のラビニ割り、ハロウィン、クリスマスといったシーズン系のイベントが好評だったので、シーズン系のオブジェクトを予定しています。柵や木、空や地面などを変更できます。オブジェクトに関しても作業が難航しているので、2次か3次アップデートあたりになりそうです。初回のアップデートは夏くらいですかね。

クリスマスとハロウィンイベントの様子

――「フェロー実験室」については?

横山氏:「フェロー実験室」は一人用のダンジョンで、中にフェローが居て捕まえることができます。フィールドではなかなか捕まえることのできない人気のフェローを入手しやすくするコンテンツになっているんです。ただ、このような仕様は日本の運営チームとしては、あまり好ましくないと考えています。

フィールドのモンスターに関してはリポップ時間などで対応すべきで、「フェロー実験室」のようなダンジョン内で完結させてしまうとMMORPGとは呼べないのではないかと思います。このような理由で、もう少し異なる仕様で実装したいです。当初の予定では、夏頃に実装予定だったのですが、現在調整中です。

――今後のアップデートで装備はどのように変わりますか?

横山氏:現在は、アルミラ装備が最も強く、その次がヴァルカラン装備になります。夏頃までは、アルミラ以上の性能の装備は登場しません。ですので、安心して強化をして強くなってもらいたいです。

ヴァルカラン装備は、だいぶ入手しやすくなっているので、まずはそこを目標にするのが良いと思います。ヴァルカラン以上の装備を揃えてしっかり強化しておかないと、次のレベルキャップ開放時につまづいてしまします。夏頃までは装備を整えることに専念してもらえれば。

――夏まではじっくりプレイできますね。

横山氏:4月はフェロー関連のアップデートなので、プレイで苦労することはありませんが、5月はPvP関連のアップデートを予定しています。誰でも楽しめますが、強いほどより楽しめると思います。

――今後のアップデートを見据えて、アドバイスは?

横山氏:実際に騎乗するフェローのレベルは今の水準で大丈夫です。ヴァルカラン装備を手に入れて、そこに封印石としてはめるためのフェローをしっかりと育てておくと良いと思います。あとは回復やバフのペットを揃えることが大事です。

――次回のオフラインイベントは?

横山氏:次回は大阪で行う予定です。東京の時とは雰囲気の違うライブハウスのような場所で行い、募集は100名程度を予定しています。リアルガチャやバイクレースなども実施します。バイクレースは担当者が新コースを考えたらしく、かなり面白いらしいですよ。

もちろん、前回「ラビニマン」を生み出したあの企画もやります。今回こそフェローを作りたいんですが、大阪ですから「ラビニマン2号」とかですかね(笑)。

――生放送もされるのでしょうか?

横山氏:1周年か2回目のオフラインイベントの後あたりに振り返り放送をやりたいです。

――新サーバー「ネルヘス」の開設とPmangとのチャネリングもはじまりましたね。

横山氏:今回、新サーバーを開設したのには運営としても目論見がありまして、今後実装される対戦コンテンツでは2サーバーよりも3サーバーの方が都合がいいんです。ちょうど新サーバーが必要と考えていたところで、Pmangとのチャネリングの話があったので、同時に行うことにしました。「次元の亀裂」で他のサーバーと交流しながら成長できますし、最適なタイミングでした。

――その対戦コンテンツの詳細は決まっているのでしょうか?

横山氏:サーバー間で戦い何かを奪い合うようなコンテンツで、実装は夏過ぎ頃ですかね。日本ではPvPがあまり活発に行われていませんが、ルールがしっかりと整ったPvPであれば好まれるという印象をもっています。

――攻城戦のようなイメージでしょうか?

横山氏:そうですね。攻城戦をイメージしてもらえればわかりやすいと思います。フェローに乗って飛んだり、走って戦う事になりますね。

――多人数で乗れるフェローがどのように使われるのか気になります。

横山氏:ちょうど5月のアップデートで魔石争奪戦というコンテンツが実装される予定です。これは単純にサーバー内のギルドや連合同士で戦うものですが、その報酬が10人程度で乗れるエイのようなフェローなんです。エイが5月時点の報酬に入っているのかは不明ですが、今後どうなっていくのか気になりますね。

複数人で乗って攻撃することを提案しているのですが、なかなかバランスが取れないらしく、調整しているところです。

エクサラン魔石争奪戦

――最後にプレイヤーに向けてコメントをお願いします。

横山氏:この1年間、高頻度でアップデートを行ってきました。2016年はペースが落ちてしまうのではないかと不安な人もいるかもしれませんが、すでにたくさんのアップデートが予定されており、盛りだくさんのコンテンツが控えています。期待して待っていて下さい。

これから新規にはじめるプレイヤーも多いと思います。1周年を迎える本作ですが、当初は問題のあったコンテンツもかなり改善することができ、遊びやすい環境になっているので是非楽しんで下さい。

――ありがとうございました。

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