「ファンタシースターオンライン2」レベル1から開始できる「チャレンジクエスト」が実装!大型アップデート「幻界への挑戦」についてシリーズプロデューサー酒井智史氏とシリーズディレクター木村裕也氏に聞いた

セガが、PC/PS Vita向けにサービス中の「ファンタシースターオンライン2」(以下「PSO2」)。3月11日から4月上旬にかけて大型アップデート「幻界への挑戦」を実装する。今回はシリーズプロデューサーの酒井智史氏とシリーズディレクターの木村裕也氏に話を聞くことができたのでその内容をお届けする。

「PSO2」に3月11日より順次配信される「幻界への挑戦」はレベル1から挑戦することになる「チャレンジクエスト」の実装やマガツが登場する「降臨する星滅の災厄」のリニューアルなど、さまざまなアップデートが予定されている。

ここではシリーズプロデューサーの酒井智史氏とシリーズディレクターの木村裕也氏に「幻界への挑戦」で実装される内容と今後の予定などを聞くことができたのでお届けしよう。

ユーザー登録数はスマートフォン版もあわせて450万人!

――サービスインから約2年半経った「PSO2」の現在の状況についてお聞かせください。

左:木村裕也氏 右:酒井智史氏
左:木村裕也氏 右:酒井智史氏

酒井氏:サービスインして約2年経ちまして、サービスイン1年でEP2,そして2年目でEP3までやってきましたが現在も非常に好評です。Webマネーアワードも2年連続グランプリをいただきまして、ここ2年で、名実ともに国内では有数のオンラインRPGタイトルになることができたと思います。

「PSO2」はアップデートペースが非常に早いことも特徴ですが、それにより、いくつか大きな不具合をだして皆さんにご迷惑をかけてしまったこともあります。EP3に入ってからもアップデートの調整ミスなどがある状況ですので、今後はその状況を改善しつつ、今年は初代「ファンタシースターオンライン」(以下「PSO」)が発売されて15周年と言う事なので、ファンタシースターシリーズ自体を盛り上げる、さまざまな施策を行っていく予定です。

木村氏:数字的なところでいいますと、ユーザー登録数がPC版とPS Vita版あわせて350万人を突破し、現在はその数字よりも上積みされている状況です。PS Vita版のみだとユーザーダウンロード数が100万突破しておりまして、PS Vitaのタイトルのなかで一番遊んで頂いています。また去年の4月にリリースしたスマートフォン版「PSO2es」も100万ダウンロードを達成しています。

「PSO2」リリース当初に掲げていたコンセプトの1つである「境界を超えるRPG」を実現できていると思います。

――3月11日から配信される大型アップデート「幻界への挑戦」のコンセプトや概要を聞かせてください。

木村氏:年末にマガツという巨神と戦うクエスト「降臨する星滅の災厄」やアルティメットクエストなど上級者用の難しいコンテンツを実装しました。これはEP3を追加していくなかで難易度が高いものを実装しようという意図がありました。

現在、上級者の方と最近はじめた方とでレベルや装備に差ができてしまい、一緒に遊べないといった状況になっています。プレイスキルはある程度必要なのですが、装備が追いついていなくても一緒に遊べるコンテンツが欲しいなと思い、全員がレベル1でプレイできる「チャレンジクエスト」を実装します。

人気コンテンツになるだろうと思っていた「降臨する星滅の災厄」は1回作って終わりというわけではなく、もともと拡張するつもりのコンテンツでした。「降臨する星滅の災厄」を実装したときに「A.I.Sで戦いたい!」と思うユーザーさんが多いだろうと予想していたので、今回の「顕現せし星滅の災厄」で実現しました。

レベル1から開始する「チャレンジクエスト」が実施

――「チャレンジクエスト」の詳細を改めて教えてください。

木村氏:「チャレンジクエスト」は、バーチャルリアリティの施設を作ってそこでアークたちが訓練するといった内容になっています。訓練なので全員がレベル1になり、クエスト内でレベルを上げていき、アイテム類はコスチュームなどのアバター要素のみが持ち込めるようにしています。

――12人で遊べるクエストなんですよね?

木村氏:12人でアイテムを現地調達しながら進んでいくクエストです。例えば、良いアサルトライフルを拾ってもフォトンアーツを持っていなければメンバーに聞いて譲ってもらうなど助け合うことができます。クエストに出現するエネミーの出現方法などは同じですが、ドロップアイテムが異なるのでその都度戦術を考える必要があります。

酒井氏:「チャレンジクエスト」は「PSO」の時代からあり、そのときは4人で遊ぶコンテンツでしたが、今回は「PSO2」らしい挑戦ということで12人で戦えるようにしています。

木村氏:「チャレンジクエスト」は「PSO」でも人気のコンテンツだったということもあり、15周年のタイミングで入れるべきだろうと思いました。あと、「PSO2」はシップ(サーバー)が分かれているので、普段は同じシップにいる人同士でないと一緒にプレイできない仕様になっていますが、「チャレンジクエスト」だけがプレイできる共通シップを用意して全員で遊べるようにしました。

――共有シップを実装するのにはどんな意図があったのでしょうか?

木村氏:「PSO」がもともとサーバーを分けなくても遊べる仕様になっていました。ナンバリングタイトルとしてその要素を一部引き継いだという形になります。

当時はセーブデータがクライアント保存だったということもあり負荷がそれほどなかったのですが、「PSO2」の場合にはアイテムを拾うとリアルタイムにデータベースへと書き込む仕様になっていまして、「PSO2」はドロップアイテムをかなり拾うゲームなので、サーバーに負荷が掛かってしまうということもあって分けざるを得ませんでした。

今回実装される「チャレンジクエスト」は、拾ったアイテムはすべてその場だけで使うものなので、リアルタイムでデータベースに書き込む必要がなく、サーバーへの負荷を抑えることができました。

――フレンドはチャレンジ専用になるとのことですが、ブラックリストはどうなるのでしょうか?

木村氏:「PSO2」のフレンドリストはサーバーごとになっているのですが、ブラックリストは全サーバーで共有になっています。

――チャレンジモード専用クラスとして“チャレンジャー”が加わるとのことですが、どんな特性を持っているクラスなのでしょうか?

木村氏:“チャレンジャー”はすべての武器を使用することができ、スキルは何も持っていない状態です。クエスト内でドロップするスキルディスクというものをドロップするようにしまして、それを使ってパッシブスキルやアクティブスキルが付けられるようにしました。

――チャレンジマイルを貯めて入手できるイデアルシリーズはボス特効がつくという話でしたが、やはり現在の最高武器なのでしょうか?

木村氏:現行だと★13が最高武器になっており、年末に実装されたアルティメットクエストで入手できるアーレス系の武器がトップランクです。今回はアーレス系以外の★13の武器ということで、ボス特化型のイデアルシリーズが実装されます。アーレス系は一般エネミーに強く、イデアル系はボスエネミーに強いといった差別化を図っています。

――イデアルシリーズのフォトンカラーは何色選択可能なのでしょうか?

木村氏:色は基本的に自由に選ぶことができます。キャラクタークリエイト時の髪の色などを変更するウィンドウを思い出して頂ければと思います。「PSO2」はコスチュームやアクセサリーの色をこだわっている人が多く、武器も見た目の1つなので今の服の色にあわせて変えられるようになっています。★13を入手できた人へのご褒美だと思って頂ければと思います。ただ、チャレンジクエストは相当難易度が高い仕様になっています(笑)。

――上級プレイヤーになると素手だけでクリアする人もいそうですね(笑)。

木村氏:我々もユーザーさんのレベルに合わせるように、ゲームバランスを調整する班を強化しています。ゲームバランスを調整する班には「PSO2」の元トッププレイヤーなどもいるのですが、彼らが「チャレンジクエスト」の最後までいったのが数えるほどしかないといっていたので、素手でのクリアは難しいと思いますよ(笑)。

――ということは「チャレンジクエスト」はかなりハードな内容になりそうですね。

木村氏:毎回ユーザーさんは我々の想像を超えてくるのでいつかは素手でクリアされてしまうかも……。ただ、チャレンジマイルはクリアしたところまでのものがもらえるようになっていますので、アクションが苦手な人でも回数をこなせば必ずイデアルシリーズが入手できるようにしています。

――緊急クエスト「黒に染まる領域」と「採掘基地防衛戦:絶望」がXH(エクストラハード)化ということでSHとの違いはあるのでしょうか?

木村氏:基本的には今までに実装されたXHと同じで敵のレベルが上昇して、ドロップが少し変わります。ただ、「採掘基地防衛戦:絶望」はもともと難しいコンテンツなので、それがさらに難しくなったと思って頂ければと思います。

――「黒に染まる領域」と「採掘基地防衛戦:絶望」がXHで入手できる武器のレアリティは★いくつが入手可能ですか?

木村氏:今までは★11がほとんどでしたが、★12の武器がドロップするようになります。

――★12の武器の強化を緩和する理由について教えてください。

木村氏:★12の強化は失敗しやすいし、お金も掛かって大変だという人達が多かったので掛かる費用を緩和して、さらに失敗するリスクが少し減るように調整しました。

現行は★13の武器がトップではあるのですが、使い方によっては★12でも★13に迫るシチュエーションも多々あります。ですが、そもそも★12が強化できない状態だと★13に近づけなくなってしまうので緩和に踏み切りました。

――アイテムデザインコンテスト第2弾の入賞作品はほとんど実装されたようですが、アイテムデザインコンテスト第3弾の開催なども近々予定されているのでしょうか?

木村氏:アイテムデザインコンテストは毎回アニバーサーリーイベントのときにやっておりまして、今回実装されているのはが2回目のコンテストの入賞作品になります。我々もユーザーさんの気持ちを汲み取ってコスチュームやアクセサリ、武器をデザインしているのですが、やはり自分たちの欲しいものを自分たちで考えて頂いているので好評ですね(笑)。

実際に上がって来たものを見ると我々がなかなか発想できないようなもので、ユーザーさんが喜びそうなものが多くあります。

酒井氏:アイテムデザインコンテストはストは今後も定期的に開催していく予定です。

――「ウィナーズデザイン2 sideB」に入っているバスローブはアイテムデザインコンテストとはまったく関係ないんですよね?

木村氏:アイテムデザインコンテストで実装されたコスチュームやアイテムはユーザーさんたちに頑張って頂いたので、開発チームが何もしないのはどうかと思いまして(笑)。

「ウィナーズデザイン2 sideA」で冬物の「ハートウォーミンコーデ」を入れさせて頂いたのと同様に一矢報いている感じです。

パッケージでナギサコスチュームなどが入手できる!

――「ファンタシースターポータブル2 インフィニティ」で登場した「ナギサ」がパートナーになりますが、ほかの旧作キャラクターが今後登場することはありますか?

木村氏:旧作のキャラクターがパートナーになるのは、実は「PSO2」でははじめての試みになります。今回が好評であればまたやっていこうとかと思っています。

酒井氏:今まで旧作キャラクターのコスチュームは追加してきましたが、キャラクター自体を実装することはありませんでした。世界観的には違うものなのですが、「ファンタシースターポータブル2」の最後に亜空間でさまざまな場所と繋がるという設定があるのでそういう背景に少し頼っています。

――パッケージ特典に武器迷彩は入っていますか?

木村氏:パッケージには去年、一昨年と武器を入れさせて頂きましたが今年も同じく武器が特典になります。今回を機会にパッケージを買って「PSO2」のプレイを始める人には非常に役立つ装備なのですが、上級者にはあまり価値がないものになってしまいます。クラフトがあるので、弱い武器でもある程度強くすることができるのですが、★13武器よりも劣ってしまいます。

ですので、パッケージには武器を入れる代わりに、ジグの「証交換ショップ」で武器迷彩化できるようにしました。また、過去のパッケージに入っていた武器も改めて武器迷彩かできるようにしています。ただ、過去の武器を持っている人たちは武器迷彩か可能ですが、持っていない人たちもいると思います。パッケージ特典として“アークスバッヂ緑”や、先着3万人限定特典の“アークスバッヂ黄色”というアイテムで過去のパッケージ特典と交換できるようにしました。

「PSO2es」との連動企画や金色のマガツが実装!

――「PSO2es」1周年記念で「PSO2」にセラフィが登場するとのことですが、連動企画のクライアントオーダーの内容はどういったものになるのでしょうか?

木村氏:シチュエーション的には「PSO2es」に関係しているものにしていますが、基本的な内容は今までのクライアントオーダーと変わらないです。オーダーがいくつも存在し、基本的に「PSO2es」を連動しなくてもプレイすることができるのですが、一部だけ「連動しましょう」というオーダーがある感じですね。

酒井氏:チップの欠片という交換用のアイテムが入手できるのですが、それは「PSO2」「PSO2es」のどちらでも入手可能です。それを使った交換ショップはどちらにも実装されます。交換ショップではセラフィテーマのルームグッズなどのほかにもお得な消費アイテムと交換可能です。

――「顕現せし星滅の災厄」にリニューアルするとのことですが、どういった意図があったのか改めて説明をお願い致します。

木村氏:リニューアルに関しては先ほどもお話した通りもともと予定していました。拡張するにあたってA.I.Sで戦うということも決まっていました。

ただ、「降臨する星滅の災厄」について、配信後我々の想定を超えるクリア回数となってしまっていたので、これを機にバランス調整などをさせて頂きました。1月と2月でも調整させて頂いた部分もあるのですが、根本的な仕様を見直す必要がある部分には手を入れてなかったので、リニューアルにあたってそういった部分も修正させて頂くといった形になります。

――マガツは3体登場しますが、最後の金色のマガツはどんなタイプになるのでしょうか?

木村氏:金色のマガツはオールラウンドになります。射撃に弱い打撃タイプ、打撃に弱い射撃タイプ、オールラウンドの順番で登場します。今までのマガツが使用してこなかった攻撃も使ってきます。

――A.I.Sに乗って戦うことになるんですよね?

木村氏:もしかしたらボーナスゲームに近いかもしれません。

酒井氏:ほとんどアクションゲームなので(笑)。

木村氏:「PSO2」はRPGなのでプレイヤーのパラメーターが関係してくるのですが、今回実装されるマガツ戦はA.I.Sに乗ってしまうとプレイヤーのパラメーターは関係なくなるので、プレイスキルのみで倒して頂くことになります。

A.I.Sに乗って気持よくマガツを討伐してくれればいいなと思っていますが、戦闘終了後には評価などもありますので、なるべく死なないように戦ってもらいたいですね。

――ということは現状の「降臨する星滅の災厄」よりも簡単になっているのでしょうか?

木村氏:難しさの種類が違うと思いますね。前哨戦になる「顕現する星滅の災厄」ではプレイヤーがキャラクターを育成させないといけないですし、事前準備もありそういった部分で難しさを出しています。

「星滅の災厄禊ぐ灰の唱」は、A.I.Sに搭乗して特殊な操作感でプレイすることになるので難しいといった感じです。

――A.I.Sには新能力があるということですが、どのような能力なのでしょうか?

木村氏:HPを回復させる能力、敵に弱点を付与する能力、高く跳ぶことができるブーストジャンプのような能力になります。

――弱点を付与する能力がマガツに勝つための鍵を握っていそうですね。

木村氏:うまく敵に弱点を付与する能力を使ってダメージ量を稼いでいったほうがいいと思います。

――「顕現せし星滅の災厄」で入手できる武器は★いくつになるのでしょうか?

木村氏:★12の装備になります。ただ、★12のなかでもトップクラスの性能を誇っていまして、使い方によっては★13に迫るほどの力があります。

――武器のデザインは和風系のものが多いですが、これはマガツをイメージしているのでしょうか?

酒井氏:マガツをイメージした和風のデザインで、さらにマガツ風のエフェクトなども発生するようになっています。

惑星リリーパにアルティメットクエストが実装!新たな試みとして“アークス広報隊”も募集中

――イースターイベントの詳細を教えてください。

木村氏:今回の「ワイルドイースター」は2になっていますが完全に別物です。去年は周回をするようなマップになっていて右回りで行くのか左回りで行くのかでもめていたところもあったようでして……。ですので、今回は12人でまっすぐ進んでいくようなクエストになります。

――報酬も新しくなるのでしょうか?

木村氏:新しい報酬はないのですが、最後にイースター専用のラッピーが確実に出現します。イースター専用の★11装備が入手できるのでそれを狙って頂く形になります。また、ほかの緊急クエストで入手できる★12アイテムのいくつかが「ワイルドイースター2」のクエスト中に獲得できるようになっています。

――春に行われる中規模アップデート「究極なる機甲」ではアドバンスクエストが目玉になるのでしょうか?

木村氏:「究極なる機甲」で一番注目して欲しいのは、新アルティメットクエストで惑星リリーパにアルティメットクエストを追加することですね。

アドバンスクエストに関しては、このアップデートのメインというイメージではなく、現状、出現する敵のレベル上限がレベル70で止まってしまっているので、その上限を上げるのが目的になります。ただ、それをするとリスクを最大限に上げるのにこれまでよりも時間がかかるようになってしまうので、カプセルをたくさん払うことですぐにレベルが高い敵と戦えるようにする仕組みを考えています。

――ロードマップには「PSO2」3周年記念アップデート(仮)の内容も出ていましたが、酒井氏が「PSO2放送局#29」で15周年チームルームは感動すると言っていましたがどんなものになるのでしょうか?

酒井氏:残念ながらまだ詳細はお出しできないのですが、PSOやっていた方は「懐かしい……」と思って頂けるものになっています。また、15周年ボスも同様に懐かしさを覚えるものになります。

――“アークス広報隊”という新しく試みがはじまりましたが詳細を教えてください。

酒井氏:現在行っている“アークス候補生”は「PSO2」の初心者ばかりで構成していましたが、“アークス広報隊!”は、初心者だけでなく、ガチプレイヤーや、キャラクリだけをするような方など、もっとバラエティに富んだ放送にして、様々な角度から「PSO2」の魅力を伝えてもらいたいと思っています。

そのため、女性の声優さんだけでなく、芸人さんやグラビアをやっている方、イケメン枠など、色々な方に個性を生かした放送をしていただくべくオーディションをしています。その中の一つとして、一般のユーザーさんも募集をしたら面白いのではないか、と言う事で募集をさせていただいています。

今回は「PSO2」のプロモーションと言う、ちゃんとした仕事として募集しているので隊員になって放送いただければ、報酬もちゃんと出ます。やらせ企画なんじゃないかと言われていますが、そんなことはありません!ユーザー代表といった形で盛り上げて頂ける人に応募して頂きたいです。

――3月2日から開始していますが応募はもうかなり集まっているのでは?

酒井氏:現状既に数十通の応募が来ています。また、初めての試みなので問い合わせも多いですね(笑)。学生さんとかのほうがやりやすいかも知れませんし、「PSO2」を盛り上げて頂けるなら売名に使ってもらっても構わないです。

――「PSO」15周年に向けた今後の展開について教えてください。

酒井氏:現在「PSO2」3周年記念アップデートは第3弾まで発表させて頂いているのですが、今後は次々と新しい情報を出していきます。まだまだ本命の企画がでていませんので、どんな企画がでてくるのか期待していてください。

木村氏:現在これまで行っていなかった地方で交流イベントや「PSO2放送局」の公開放送を行う、「アークスキャラバン」を開催していまして、そこで最新情報を出していきたいと思っています。特に今年は15周年に関係ある発表も期待して頂けるじゃないかなと思います。

――「PSO」15周年ときりがいい数字なので大きい何かが入るのではと予想しています。

酒井氏:僕らがやりたかったことを実現したいですね(笑)。

――最後にユーザーに一言お願いします。

木村氏:現状、年末から今年頭に掛けてに実装したアップデートに関してはバランスの問題や、不具合などが多発していまして、少し安心して遊んで頂けるとは言いがたい状態ですが随時対応していきます。今後は開発チームでも体制を見直して問題を解決していきたいと思います。今回実装される「幻界への挑戦」は非常に楽しんで頂ける内容となっています期待していてください。

酒井氏:先ほど木村もいいましたが、さまざまなトラブルがありましたが楽しんで頂いているユーザーさんが多いという状況は変わっていません。ですので、そういう方たちにもっと楽しんでいただけるようアップデートを重ねていきたいと考えています。

世界を探しても、これほどアップデートが早いオンラインゲームというのは、実はなかなかありません。「PSO2」は非常に不具合が多いと言う方もいますがそれはアップデートが非常に多いということもありますし、不具合の収束も逆に早いとプレイされている方は感じていただけると思います。2年半続けてきて、全体としては好調でしたが、その中には良い時期、悪い時期とありました。また、アップデートを続けることで、今まで考えもしなかった不具合が出てきたり、ラグの問題なども出てきていますが、「PSO2」は10年続けていく覚悟で我々は運営していますので、良い時も悪い時も必ず出てくるものだと感じています。数ヶ月と言う単位ではなく、長い目でこれからもユーザーの皆さんとともにより良い「PSO2」にしていくべくしっかりとゲームを育てていくというつもりでやっていきます。

皆さんに常に驚きを与える「PSO2」であり続けるため、不具合を少しでも少なくする体制をしっかりと構築しながら、アップデートを続けていきますので、どうかこれからもよろしくお願いいたします。15周年ということでこれからさまざまなことを実施する予定なのでご期待頂ければと思います。

――ありがとうございました。

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