「サドンアタック」日本一クランの栄冠は誰の頭上に? 公式大会「SACTL 2014」決勝大会をレポート

ネクソンは本日12月28日、FPS「サドンアタック」のオフラインイベント「Sudden Attack Clan Tournament League 2014」決勝大会を、東京都大田区の産業プラザPIOにて開催した。2014年における同作の展開を締めくくるイベントをレポートしよう。

「Sudden Attack Clan Tournament League 2014」(以下、SACTL 2014)は、「サドンアタック」の日本一クランを決める公式全国大会で、毎年12月に決勝大会が行われている恒例行事だ。SACTL 2014には合計1045ものクランが参加しており、あらかじめ行われたオンラインでの1次~3次予選を勝ち抜いたクランが、本日のオフライン決勝大会でしのぎを削ったのだ。

オフライン決勝大会に駒を進めたクランの顔ぶれは、「LythroNax」「#Velika」「Detre.R」「Kmn-Gaming」。同作の大型イベントではお馴染みの顔ぶれが並んでいるが、そんな中、過去の大会で3連覇を成し遂げ本大会でも注目されていた「NabD」は、オンラインの3次予選でまさかの敗退を喫しており、のっけから波乱を含む展開となった。

本大会で実況を務めたyukishiro氏(左)と、「サドンアタック」運営チームの加藤友秀氏(右)。また今回は特別ゲストとして
クランNabDのVader氏が解説役を務めた

今回の決勝大会では、出場する4クランがトーナメント形式で試合を行うという流れとなっている。試合時は、あらかじめ選ばれたマップで取得ラウンド数を競い、先に2マップで勝利を収めた側が勝ち進む。抽選の結果、準決勝用のマップは「第3補給倉庫」「オールドタウン」「クロスポート」、決勝戦用のマップは「プロバンス」「第5補給倉庫」「ドラゴンロード」が採用されることになった。

準決勝第一試合「#Velika」対「Detre.R」

それでは準決勝第一試合の「#Velika」vs「Detre.R」の模様を見ていこう。第1マップ目の「第3補給倉庫」は、BLUE TEAM側にとって若干有利な地形構造となっている。両陣営の配置を決めるナイフ戦を制したDetre.RはBLUE TEAMを選択し、試合が始まるやいなや怒涛の攻めを展開。6-0というストレートのスコアで圧勝してしまった。

しかし#Velikaも負けっぱなしではなく、第2マップ目の「オールドタウン」は、7-2のスコアで勝利。勝敗の決着は第3マップ目の「クロスポート」へと持ち越されたが、こちらはDetre.Rが7-2のスコアでこれを制し、決勝戦へと勝ち進んだ。

準決勝第二試合「Kmn-Gaming」対「Lythronax」

続いて行われた準決勝の第二試合は、「Kmn-Gaming」vs「Lythronax」のマッチ。第1マップ目の「第3補給倉庫」では、Lythronaxが一時は7-3のリードを見せるものの、そこからKmn-Gamingが怒涛の追い上げを見せる。Kmn-Gamingは立て続けに5ラウンドを奪取し、8-7のスコアで逆転勝利を収めた。波に乗ったKmn-Gamingは、続く第2マップ目の「オールドタウン」でもストレートで勝利。2マップで勝利を収めたKmn-Gamingが、決勝戦へと駒を進めた。

決勝戦「Detre.R」対「Kmn-Gaming」

SACTL 2014の決勝戦は「Detre.R」対「Kmn-Gaming」の組み合わせとなった。ナイフ戦を制したDetre.Rは、第1マップ目の「プロバンス」でRED TEAMを選択。試合が始まると、序盤はDetre.Rがリードを見せるものの、Kmn-Gamingも食い下がり、一進一退の攻防が続いていく。スコア展開も4-4、5-5、6-6、7-7と、シーソーゲームが延々と続いたが、最後はKmn-Gamingが9-7のスコアで第1マップ目を制した。

第2マップ目の「第5補給倉庫」では、序盤こそDetre.Rが若干のリードを見せるが、そこからKmn-Gamingが追い上げを見せる。Detre.Rは5-4の僅差で前半戦を折り返した後は、後半戦で一気に引き離し、10-6のスコアで勝利。勝敗のゆくえは、第3マップ目の「ドラゴンロード」に委ねられることに。

第3マップ目の「ドラゴンロード」は、RED TEAM側が若干有利な地形構造となっている。ところが試合が始まると、BLUE TEAM側のKmn-Gamingが5-3のスコアで折り返しに成功。しかし後半戦ではDetre.Rも粘りを見せ、後半戦では立て続けに3ラウンドを獲得。第3マップ目は引き分けとなり、本大会初の延長戦が行わることになった。

延長戦に関しては、使用マップは同じく「ドラゴンロード」だが、3ラウンドで折り返しという短期決戦型のルールとなる。延長戦の前半はDetre.Rが3-2のスコアでリード。そして後半戦では、Kmn-Gamingは意地を見せたものの一歩及ばず、そのままDetre.Rが勝利! Detre.RはSACTL 2014の覇者となり、また、同チームのキサラ選手が本大会のMVPにも選ばれた。

優勝:「Detre.R」 準優勝:「Kmn-Gaming」

ネクソンは、2015年も「サドンアタック」の公式大会を盛り上げていく構えだ。閉会式の場において、運営チームの加藤 友秀氏により、今後の展望についてちょっとだけ言及されたので紹介しよう。

まず、2014年の大会実績を元に、各クランのランキング付けが行われる。そして大会が開催されるときは、近いランキングのクラン同士が戦うシステムが導入され、またそれとは別に「2リーグ制」も導入されるとのこと。近年は大会に出場するクランの顔ぶれが固定化されており、それだけ実力があることも事実なのだが、ベテラン以外のクランでも気軽に参加できる環境を整えたいという考えがあるようだ。

また選択マップに関しても一部変更され、「ホワイトスコール」が追加、「ドラゴンロード」が省かれる方向で検討しているという。詳細の仕様が決まり次第、公式サイトで発表するとのことなので、本作のプレイヤーは引き続き注目しよう。

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