【G-STAR 2014】ハック&スラッシュ好きなら見逃せない「Lost Ark」がSmilegateブースに出展

韓国・釜山で開催されたゲームショウ「G-STAR 2014」のSmilegateブースにて、ハック&スラッシュの注目作がお披露目された。新作アクションRPG「Lost Ark」の動画をはじめとした、同社の出展模様を紹介していこう。

オンラインゲームメーカーのSmilegateは、日本では聞きなれない名前かもしれないが、FPS「クロスファイア」の開発元と聞けば、おや、と思う人はいるだろう。そんな同社は「G-STAR 2014」において、アクションRPGの「Lost Ark」「AZERA」、Minecraft風の「SKYSAGA」、Nintendogs風の「Project Puppy」と、幅広いラインナップを取り揃えていた。同社のブース内容をざっと紹介していこう。

「Lost Ark」(PCオンラインゲーム)

「Lost Ark」は、クォータービュー形式のアクションRPGだ。「G-STAR 2014」では試遊台は無く、クローズドシアターのみの出展となった。ブースの外にはコンセプトアートが何枚か飾ってあるだけで、ゲームの詳細はシアターに入ってみるまでは分からない寸法だ。

この系統は「Diablo」「Lineage」の頃から続く超定番のゲームジャンルということもあり、筆者は「ふーん」と思いながらシアターブースに入っていったのだが、動画が上映されるやいなや「おぉ?!」と身を乗り出し、20分弱のムービーが終わる頃にはすっかり興奮してしまった。「G-STAR 2014」では、NCsoft、Nexon、XLGAMESは期待どおりの大作を出展してくれたが、会場で初めて遭遇したダークホースという意味では、個人的にはこの「Lost Ark」が一番であった。

とりあえず、シアターブースで上映されていたオフィシャルの動画を本稿で紹介しよう。20分弱と非常に長いが、公開後2日間で視聴者数が16万を超えており、アクションRPGファンなら必見といえる内容だ。

ムービーに含まれる情報を辿っていくと、プレイアブルクラスに関しては、「Battle Master(格闘家)」、「Devil Hunter(ガンナー)」、「Arcana(タロットカードを使うキャスター)」、「Warlord(ガンランス?)」、「Infighter(魔力が篭ったガントレット?)」、「Summoner(ペットクラス)」、「Berserker(両手剣)」の7種類。

グラフィックスと演出には相当力を入れているようで、マイキャラクターが障害物をよじ登ったり、屋根を飛び移って相手を追い詰めたり、他のキャラクターと一緒にノコギリで木を切り倒したり、網を使って漁を行ったり、船に乗って航海などを行ったりと、さまざまなアクションが行える。これらを見ると、DiabloライクなアクションRPGというよりは、MMORPGに近い印象も受ける。また、アクションRPGとしてのシステムに関しては、3つのスキル効果を任意で組み合わせてカスタマイズを行う“Tripod System”などが紹介されている。

クォータービュー形式のハック&スラッシュという意味では、「G-STAR 2014」ではNCsoftの「Lineage Eternal」と、この「Lost Ark」が双璧といえるだろう。ただ、「Lineage Eternal」は、モバイル向けに敢えてシンプルな作りにしているため、PCオンラインゲームのコアなファンから見た視点では、こちらの「Lost Ark」に軍配が挙がる印象だ。

実際、会場では数多くのメーカー関係者と接したが、会場内の出展作について話す際は「Lineage Eternal」と「Tree of Savior」、そしてこの「Lost Ark」が最も話題に上がっていた。「Diablo3」や「Path of Exile」等のハック&スラッシュが好きなら、続報を随時チェックする価値があるだろう。

「AZERA」(PCオンラインゲーム)

“HardcoWar MMORPG”をテーマに掲げた、大規模RvRに重点が置かれたオンラインゲーム。SF+ファンタジーの世界観を持ったMMORPGで、今回の試遊台では3勢力によるRvRが楽しめた。さすがに「Lost Ark」と比べるのは可哀想だが、定番のゲームジャンルとして一定のニーズがありそうだ。

「SKYSAGA」(モバイルゲーム)

立方体のブロックで構成された世界で冒険するゲーム。木や石を切り出して家なども建築でき、なんというかMinecraft風のゲームだ。

「Project Puppy」(モバイルゲーム)

タッチ操作で子犬のペットを愛でるという、どこかで見たことがあるようなゲーム。同社のブースは「SKYSAGA」「Project Puppy」が出展されたエリアと、「Lost Ark」「AZERA」のエリアがあまりにも方向性が違っていて、見ていて不思議な感じだった。

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