「アーキエイジ」次期大型アップデートを先行体験!“リヴァイアサン“に丸呑みにされたり船を変形させてみた

アーキエイジ」では11月19日に実施予定の大型アップデート“リヴァイアサン”で、海にまつわる様々なコンテンツが一気に追加される。アップデートの主だった要素を一足お先に体験してきたので、プレイヤーは本稿を見て予習しておこう。

ゲームオンが運営中のMMORPG「アーキエイジ」において、11月19日、次期大型アップデート“リヴァイアサン”が実施される。今回のメインテーマは“海”で、OnlineGamerでは開発・運営チームへのインタビュー記事などを掲載している。今回は、実際にゲーム内にどのような変化がもたらされるのか、テストサーバー上で確かめてきたので紹介しよう。

パーツ毎に船舶のカスタマイズが可能に!

「アーキエイジ」ではプレイヤーが大小さまざまな“船舶”を所有し、大海原を自由に駆け巡れる。これまでは“ハープーン高速船、貿易船、豪華客船”などといった船舶の種類に応じて、艦砲などの備品は決まっていたが、今回のアップデートでパーツ毎のカスタマイズが可能となる。

たとえば移動スピードを上昇させたり、艦砲の威力を増大させるなど、プレイスタイルに応じて船舶のスペックを調整できるわけだ。海での冒険がより行いやすくなるし、見た目も変化するので、マイシップへの愛着もより深まるだろう。

アップデート前に入手しているものを含め、基本的に総ての船舶がカスタマイズ可能だ。東大陸/西大陸/旧大陸にそれぞれ1箇所設けられた“イジの灯台”が照らす海域にいれば、どこでもカスタマイズが行えるので、ドックの渋滞などは発生しない。プレイヤーキャラクターの装備画面に似たユーザーインターフェースで、直感的に操作できるだろう。

カスタマイズできる部位は、“船首/艦砲/舵/マスト/帆/レーダー/倉庫/照明/望遠鏡/動力”などがあり、船舶の種類によってラインナップ/数が異なる。たとえば小型帆船でも、合計で28個のカスタマイズ用スロットがあったりするのだ。各パーツは、さまざまなコンテンツを通じて入手/製作を行い、高性能なモノになると難易度も相応に高くなる。プレイヤーキャラクターの装備集めと同様、“船舶育成”も遊びごたえがありそうだ。

各パーツの効果に関しては、“帆”は移動速度、“倉庫”は積載できる量、“照明”は光源が届く範囲といった感じで、基本的に名称から受けるイメージどおりだ。それらの中でも“船首”と“艦砲”の2つが特徴的なので、詳しく見ていこう。

“船首”とは、船の先端に取り付けるパーツ(装飾)で、船全体に特殊効果を与えたり、特別なアクティブスキルが使えるようになるなど、モノによって数値のみならず方向性が大きく異なる。一例をピックアップすると“船体が受けるダメージを軽減する”、“素早く停止できるようになる”、“耐久度/自然回復量が上昇する”といったオーソドックスな性能や、“海中に爆弾をバラ撒く”、“周囲にいる味方キャラクターをまとめて蘇生する”、“前方に火炎ブレスを吐く”など、使い方によっては戦局を一変できそうな船首も確認できた。どの船首もユニークな外見で、遠目からもよく目立つ。カスタマイズ用パーツの中では最も注目が集まりそうだ。

すごく…… 燃えてます……

“艦砲”に関しては、それぞれダメージや射程距離が異なるのはもちろん、“対モンスター向け”、“対人戦向け”、“対マスト向け”などといった違いがある。また、艦砲の代わりに“盾”を設置し、船舶の防御力を上げることも可能だ。ゲーム目的に応じて使い分けるのが良いだろう。

変形ギミックも搭載する“エノア中型帆船”

“エズナ小型帆船”のアップグレード版として、“エノア中型帆船”が新たに登場する。小型帆船と比べると、移動スピードや艦砲などの基本性能が高いほか、客室や船長室などが用意されており、一回り以上大きくなっている。しかし、最も大きな特徴といえるのは、“戦闘に特化“あるいは“移動に特化”の2モードを随時切り替えられるギミックであろう。

戦闘形態では艦砲の数が増え、右舷に5門+左舷に5門の計10門となる。運用するプレイヤーの人数も必要となるが、艦砲のカスタマイズをきっちり行うと、凄まじい火力を発揮できそうだ。もう一方の移動形態では、船室にある動力部をプレイヤーが操作することで、「6秒間移動スピードが30%上昇/旋回力が増大」の自己バフが得られる(アクティブスキルを使用)。ディレイタイムが13秒と短く、こちらも重宝するだろう。

戦闘形態では側面に艦砲がずらりと並ぶ
移動形態で延々と操船する船員は、別の意味で過酷かもしれない

両モードの切り替えは、上述の船舶カスタマイズではなく、船長が使用できるアクティブスキルとして実装される。そのため基本的にいつでも行えるのだが、注目すべきはその際のアクション。まるで変形ロボットのように、ガシャンガシャンと艦砲がせり出して来たりするのだ。本作らしい拘りが発揮されているので必見だ。

変形ギミックの様子。「どうしてこんな部分に拘るんだろう……」と思ったが、落ち着いて考えたら本作は正式サービスの
開始当初からこんな感じのスタンスだった

新たな海の主“リヴァイアサン”

続いて紹介するのは、今回のアップデート名にもなっている“リヴァイアサン”。クラーケンやレッドドラゴンに続いて登場する、ゲーム内で最強クラスのネームドモンスターだ。現時点においてリヴァイアサンは、先行して導入されている韓国サーバーでは、まだ1度も倒されていない。日本で導入された後も、しばらく手探りの攻略が続くと思われるが、ここでは色々と検証してみた感想などを紹介しよう。

海のネームドモンスターということで、対クラーケン戦の様子をイメージする人が多いと思うのだが、今回は基本戦術から大きく違ってきそうだ。たとえば対クラーケン戦を含む多くのRaidでは、タンク役が相手のターゲットをガッチリ受け止め、それをヒーラーが集中サポートすると同時に、周りにいるアタッカーが一斉攻撃を行うのが基本である。だが、リヴァイアサンは常に高速で動き回り、攻撃対象を直接ターゲットせず、前方方向へのブレスや尾びれによる後方攻撃を繰り出すことが多い。従来のRaid戦術は通用しなさそうだ。

実際どのように戦うかだが、ひとつの可能性として考えられるのは、動き回るリヴァイアサンに船から“モリ”を突き刺し、荷重をかけて動きを鈍らせつつ、他の船舶が艦砲で蜂の巣にする戦術だ。ただ、仮にモリが命中できたとしても、リヴァイアサンの動きは早く、艦砲を操作するアタッカー役は動きを先読みするテクニックが求められるだろう。また、双方の大きさを見比べれば至極当然だが、モリを刺してもロープがすぐに引きちぎられるか、あるいは船ごと転覆してしまいそうだ。

今回取材した限りでは、どうやって戦えば良いのか皆目見当がつかなかった、というのが正直なところだ。かつて対クラーケン戦では、範囲攻撃を避けるべくアタッカーやヒーラーが水中に潜り続けるというユニークな戦術が編み出されたが、リヴァイアサン戦でどのような展開を迎えるか、討伐に至るまでの試行錯誤も含め注目したい。

GMルシウス氏に成敗してもらった。リヴァイアサンの死体は小島のように上陸でき、モリを刺して港まで牽引すると、
色々とイイことがある。ただし海賊などの敵対勢力にとっては、これを妨害することで達成できるクエストもあるそうだ

海上に時折出現するネームドモンスター“幽霊船”

リヴァイアサンは一部のトッププレイヤー向けのネームドモンスターだが、今回のアップデートで同時に実装される“幽霊船”は、比較的お手軽に挑戦できる。“通常の幽霊船”と“デルフィナードの幽霊船”という、強さの異なる2種類があり、場合によっては船舶3~5隻程度の戦力で挑戦することも可能だ。

(幽霊船なだけに)船舶としての衝突判定は無く、プレイヤーキャラクターが直接乗船するのではなく、基本的に艦砲による攻撃で戦うことになる。幽霊船の攻撃方法に関してだが、周りを漂うゴーストを砲弾のように飛ばしてきたり、“幽霊機雷”をバラ撒いたりしてくる。船を横付けにして並走しながら戦うなど、艦隊戦に慣れている人なら、手堅くお宝が狙えそうだ。

旧大陸の新エリア“黄金の廃墟”が追加

黒曜石装備シリーズ(布)
黒曜石装備シリーズ(布)

旧大陸に新エリアの“黄金の廃墟”が追加される。“スパーキングビーチ”(平和エリア)の西端から地続きで移動する形となっているが、黄金の廃墟に足を踏み入れた途端、中立エリア扱いになるので、この点は注意しよう。

遥か昔、旧大陸が栄華を誇っていた頃、この地には“エぺリウム”という都市が存在していた。至る所で黄金が溢れ、眩いほどの輝きを放っていたそうだが、今となっては城壁などの残骸が僅かながら残っている程度。当時戦っていた兵士などの悪霊も徘徊している。

このエリアにおける主な見どころとしては、キャラクターレベル50以上を対象とした経験値稼ぎ、新たに追加される“黒曜石装備”シリーズを製作するための素材集め、そして西部に設けられた住宅用の土地、といったところ。狩場に近い住宅用地を探している人は、アップデートの実装後、早めにチェックしておこう。

大型アップデート“リヴァイアサン”は11月19日に実装!

以上、「アーキエイジ」の次期大型アップデート“リヴァイアサン”の体験レポートをお届けした。アップデートの実装日は11月19日だが、その直前の週末となる11月16日には、一般プレイヤー向けの体験会が東京・秋葉原のe-sports SQUAREで予定されている(※参加応募の受付は終了)。イベントの模様はニコニコ生放送を通じて配信されるので、会場まで足を運べない人はこちらを心待ちにしよう。

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