ブラウザゲーム上で本格的なアクションRPGが実現!オープンβテストが始まる「ブレイドラッシュ」を紹介

ベクターの新作アクションRPG「ブレイドラッシュ」のオープンβテストが2014年秋に実施される。ブラウザゲームの常識を超えたアクションを、本稿でチェックしてみよう。

「ブレイドラッシュ」は、ベクターが2014年内にサービス開始を予定している、PCブラウザ向けの横スクロール型アクションRPGだ。本作の開発作業は、中国・広州市に拠点を置くS PLUSが行っている。現在ローカライズ中の本作をベクターで取材してきたので、「これはブラウザゲームだ」という点を念頭に置きつつ、読み進めてほしい。なお、細かなテキストやユーザーインタフェース等は、今後変更される可能性があるので、その点はご了承を。

PCブラウザ上で本格的なアクションRPGが楽しめる時代に!

本作最大の見どころは、ブラウザゲームでありながら、クライアント型のオンラインゲームに肉薄するグラフィックス/アクションを実現しているところだ。従来の“ブラウザゲーム”といえば、カードバトルやシミュレーションなど、激しい動きを伴わないゲームジャンルが一般的で、同様のイメージを持っている人も多いだろう。しかし本作のグラフィックスは派手で、キャラクターの動きもキビキビとしており、これがブラウザ上で動いているとは考えにくい。多くの人にとって慣れ親しんだ“2Dタイプの横スクロール型アクションゲーム”そのものといってよいだろう。

まずは、こちらのムービーを見て欲しい。このような本格的なアクションゲームが、マシンスペックを問わずに遊べるわけで、「ブラウザゲームもここまで来たのか!」と思ってしまうかも?

正式サービスの開始時点で作成可能なキャラクターは3種類で、“ランサー”(武器:槍)、“セイバー”(武器:片手剣)、“マシーナリー”(武器:ハンマー)といった内訳だ。他のキャラクターも複数が開発中で、OnlineGamerに掲載しているプレスリリース記事などを眺めると、おや? と思うキャラクターが見つかるかもしれない。

キャラクターの操作は、デフォルトの状態だと、両手をキーボードのホームポジションからほとんど動かさずに行える。左指を置く“W/A/S/D”のキーで上下左右への移動、右指を置く“J/K/L/U/I/O”キーで各種スキルといった感じで、少々独特な配置となっているが、キーバインドは変更可能だ。ちなみにゲームパッドに関しては、シェアウェアの「JoyToKey」に対応しており、コンソールゲームと同じ感覚で遊べる。

ライト/コア層のどちらでも痛快なアクションが楽しめる

各スキルは基本的に“J/K/L/U/I/O”各キーを1回押すだけで発動でき、複雑なコマンド入力などは要らない。多段攻撃を行うアクティブスキルが多いのだが、タイミング良く押すと連続コンボや、相手を空中に打ち上げてからのお手玉コンボ、さらにはダッシュから派生するコンボなどが可能だ。お手軽でいて、歯ごたえのあるバトルを求めれば、きっちり応えてくれるゲームバランスに仕上がっている。続いては、本作の特徴的なシステム“ソウルスキル”“フェロー”をチェックしていこう。

“ソウルスキル”

ソウルスキルは、カットインの挿入と共に大技を繰り出すという、いわゆる超必殺技チックなアクティブスキルだ。ソウルスキルを会得するには条件があり、ゲーム内で“霊魂石”と呼ばれる破片を一定数集め、“剣”を完成させる必要がある。ゲーム内には、ダメージ/効果などが異なる10種類以上のソウルスキルがあり、プレイヤーキャラクターは会得した中から最大3つを選んで装着し、ゲージを溜めたうえで繰り出せる。

“フェロー”

フェローは、プレイヤーキャラクターに付き従い、共に戦ってくれる傭兵のNPCだ。強さ的にはどちらかというと、“ペット”というより“プレイヤーにとって右腕”の方が近いそうだ。また、同時に呼び出せるフェローは1体のみだが、それとは別に、獲得したフェロー達に“陣形”を組ませて、それに応じてバフが得られるというシステムもある。

“ライド”

騎乗用のペットに乗り、その状態で戦うことも可能だ。ブレスなど、範囲攻撃系を中心とした、ペット専用のスキルも用意されている。

さまざまなゲームコンテンツが用意

ゲームコンテンツに関しては、ステージ(ダンジョン)を順番にクリアしていくノーマルモードが主軸となるが、それ以外にも色々と用意されているので、それぞれ軽く紹介しよう。ちなみに本作では各コンテンツに挑戦する都度、“体力”(※HPとは異なる)が減っていき、これが尽きるとダンジョンで遊べなくなる。体力は時間とともに回復するほか、体力購入やフレンド応援、その他のボーナス等で回復させられる。

“ヒーローダンジョン”

ボスは通常、ステージの最後に待ち受けているが、ヒーローダンジョンではボスのみと立て続けに戦える。ここで紹介しているムービーは、厳密にはヒーローダンジョンではないのだが、対ボス戦の様子として参考にしてほしい。

“カオスダンジョン”

こちらは最大4人で挑戦する、高難易度のゲームモード。パーティープレイの様子を収めたムービーを紹介しよう。

“戦神塔”

ボスなどの強敵が待ち受けるフロアを攻略し、“塔”を1層ずつ登っていくという内容。各フロアは1画面内に収まりきる程度の広さだが、さまざまなギミックやトラップが次から次へと待ち受けている。

“アリーナ”

続いて紹介する“アリーナ”は、他のプレイヤーが育てたキャラクターとの対戦が行えるゲームモードだ。少々誤解しやすいのだが、アリーナでは対戦相手のキャラクターの操作を「コンピュータAIが」行っており、厳密にいうとPvPではない。擬似的なPvPで、たとえ対戦相手がログインしていなくても戦えるわけだ。

ちなみに、対戦を申し込まれたキャラクターの主(プレイヤー)がログインしていた場合、「他のプレイヤーからの挑戦を受けています。応戦しますか?(y/n)」などといったダイアログが表示され、プレイヤーとして応戦することも可能だ。AI相手で楽勝だぜ! と思っていたら、トッププレイヤー直々の参戦でフルボッコにされるという展開も起こりうる。

「ブレイドラッシュ」は2014年秋にオープンβテストを実施予定

冒頭部でも述べているが、このような本格的なアクションゲームがブラウザゲーム上で遊べることにまず驚いた。つまり、ゲームプログラムのインストールをせずに、Webブラウザさえ動けば、PCスペックに依存せずに遊べるわけだ。だからといって、アクションゲームとして妥協しまくっているわけではなく、ブラウザゲームも随分と進歩しているんだなあと感じた次第。

コンテンツに関しては、1度の取材では掲載しきれない位のボリュームがあるそうだ。これらを全部まとめて実装すると、プレイヤーが混乱してしまうため、あえて絞っているとのこと。逆に言うと、アップデートの“貯金”はたっぷりとあり、正式サービス後は新コンテンツや新キャラクターなど、比較的速いペースで実装していく構えだ。

「ブレイドラッシュ」は現在、正式サービスに向けての事前登録が行われており、これは2014年秋に実施予定のオープンβテスト開始まで続く見通し。オープンβテストで作成/育成したキャラクターは削除されずに、正式サービスへと引き継がれる。アクションRPGが好きな人は、とりあえず事前登録を行ったうえでオープンβテストを心待ちにしよう。

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