「カオス ヒーローズ オンライン」賞金総額250万円の「SUPER BATTLE TOURNAMENT」決勝大会が開催!新ヒーロー「ザカリアス」も登場

セガは本日9月27日、「カオスヒーローズ オンライン」の日本一を決める「SUPER BATTLE TOURNAMENT」決勝大会を、東京都内にて開催した。また会場では、9月30日のアップデートで実装予定の新ヒーロー「ザカリアス」も発表された。当日のイベント模様を振り返っていこう。

「SUPER BATTLE TOURNAMENT」は、「カオスヒーローズ オンライン」(以下、CHO)の日本一を決める大会だ。大会はトーナメント形式で行われ、優勝チームの獲得賞金は150万円(1人30万)、賞金総額は250万円となっている。国内におけるオンラインゲームの獲得賞金としてはかなりの高額で、同社によると「日本MOBA史上最高額」とのことだ。

本大会はこれまで、オンラインによるトーナメントが行われ、準決勝まで進められている。そしてトーナメントを勝ち進んだ2チーム「Styx」と「VooV」による決勝戦が、今回のオフラインイベントで行われた形だ。

試合は5対5によるチーム戦で行われ、使用マップは「太古の密林(Act3)」、制限時間は50分、そして2試合を先取したチームが優勝となる。ゲームの概要や試合ルールに関しては、一般的なMOBAと近しい内容となっているが、本作では2014年8月に実施した大型アップデート“ACT3 時空の亀裂“により、一部バランス調整が行われているのがポイント。中でも、一定時間おきにポップして、倒した陣営にとって強力な味方になる“幻妖獣”は、決勝戦の試合内容に大きな影響を与えていたようだ。

「SUPER BATTLE TOURNAMENT」覇者はどちらのチームに?

それでは第1試合目の展開を見ていこう。試合開始後、約6分目にジャングル内で総力戦が行われ、この際にVooVが4キルを獲得。Styxの4体のヒーローが戦線復帰するまでの間、VooVはほぼ自由に行動でき、大きなアドバンテージを得た。

Styxはヒーロー育成で出遅れたため、相手チームと真正面からぶつかり合うことは避けつつ、各個撃破で次第に流れを変えたいところ。しかしVooVもお見通しだったのか、なかなか思い通りには進まず、じわじわと差を付けられていく。そして試合開始後から25分目に、VooVは相手チームのバラックを破壊し、本拠地へと侵入。約26分30秒で本拠地を落とし、第一試合を勝ち取った。

第1試合目では序盤の総力戦が最後まで尾を引いた形となったが、続いての第2試合目では、なんと試合開始後30秒で総力戦が繰り広げられ、会場内を沸かせた。この際はお互い1キルを取った状態で痛み分けとなり、その後は、大規模なぶつかり合いが無いまま進行。ヒーローの育成ペースも、キル数も、ほぼ互角のままだ。

試合が大きく動いたのは約25分目。Styxが“幻妖獣”を味方にするべく戦っていたところ、最後の一撃をVooVに奪われてしまい、漁夫の利を取られてしまったのだ。幻妖獣を味方に付けたVooVは実質6名体制となり、この機に乗じてStyxの本陣へと侵入。Styxの本陣はバラックなどが立て続けに破壊され、ほぼガラ空きの状態となってしまった。

しかしStyxも粘りを見せ、ときにはVooVの本陣への反撃を試みる。双方のキル数やレベル差はほとんど同じだ。だが、Styxの陣営には防御施設が無いため、迎撃役のヒーローを最低1人は置いておかねばならない。そのためStyxはフルパワーで攻めることができず、次第に受け身の試合展開となった。そうして試合開始から約43分、VooVがStyx本陣へと一気に雪崩れ込み、見事に勝利!VooVは「SUPER BATTLE TOURNAMENT」覇者となり、優勝賞金150万円を手中にした。

9月30日のアップデートで新ヒーロー「ザカリアス」が登場!

決勝大会の終了後、CHOの運営プロデューサーを務める遠藤 峻亮氏より、次期アップデートに関する情報がちょっとだけ紹介された。

来週の9月30日に実施予定のアップデートで、新たなヒーロー「ザカリアス」が登場する。ザカリアスは“鮫”をモチーフにしたヒーローで、「ダイブ」「ブラッドハント」「キルセンス」「マロード」といった、強力な攻撃系スキルが使用可能だ。会場で披露されたムービーを掲載するので、プレイヤーはじっくりチェックしよう。

最後に、遠藤氏へ行ったミニインタビューの模様を紹介しよう。

――本日はお疲れ様でした。イベントを振り返って手応えはいかがですか。

CHO 日本運営プロデューサー 遠藤 峻亮氏(以下、遠藤氏):これだけ沢山の方が観戦に来てくださって、イベントとして盛り上げることができて嬉しいです。日本におけるMOBAの認知度はまだまだこれからといった所ですが、熱心な人がこれだけ存在するという事実を目の当たりにして、これまで2年間コツコツと頑張ってきた甲斐があったと思いました。

――国内のオンラインゲームの大会で賞金総額が250万というのは珍しいですよね。

遠藤氏:少なくともMOBAのゲーム大会では前例が無いですね。僕は前から、「Alliance of Valiant Arms」の井上プロデューサーが、FPSのオフライン大会を成功させまくっているのを見ていて、「いつかCHOでも……!」と思いながら頑張ってきました。日本のMOBAでもこれだけの規模の大会が出来るんだ、というのを公に示す意味でも、日本のMOBAの先陣を切るという想いも含め、頑張って社内を説得しました(笑)

――「Alliance of Valiant Arms」は、東京ゲームショウ2014でも大規模な大会を開催するなど、凄い盛り上がりですよね。今後MOBAが、あれくらいに盛り上がるためには、何が必要なのでしょうか。

遠藤氏:CHOがどうこうという以前に、まずはMOBAそのものを盛り上げていきたいという想いが強いです。今後、日本でも色々なMOBAのタイトルが登場しますが、MOBAというジャンルがもっと世に広まっていけば、その中の一つとしてCHOが存在感を発揮できると信じています。

――そういえば今回の決勝戦の前に、CHOの基本的なゲームシステムについて紹介されていましたね。MOBAという新しいジャンルを広く伝えることの大変さを、なんとなく感じてしまいました。

遠藤氏:そうですね……。以前、Valveに出張したときに、「DOTA2」のプロデューサーと話をしたのですが。そのときに「このジャンルはチュートリアルをどんなに丁寧にしても、結局のところ残る人しか残らない」と言っていたのが印象に残っています。

確かに言う通りなのかもしれませんが、現在の日本のPCオンラインゲーム市場では、そういった突き放したアプローチは現実的ではないと思います。未経験者の人にきちんと教えていかないと、MOBAの裾野は広がらないし、ジャンルとしての成長も無いでしょう。今回のような大規模大会は、未経験者の方にも知ってもらう絶好チャンスなので、積極的に行っていきたいですね。

――今後、日本でもMOBAのライバルが出てくると思いますが、どうやって迎え撃ちますか。

遠藤氏:先程言ったことにも通じますが、ライバルというよりは、MOBAというジャンルを共に盛り上げる仲間という認識です。仮にどんなに大きなタイトルが登場したとしても、その1作だけで日本で市場を創り、牽引していくことは難しいのではないでしょうか。

まずは色々なタイトルが登場して、MOBAというジャンルを認知させ、そして各社がしのぎを削る中、CHOならではの良い部分をアピールしていきたいです。

――MOBAの戦国時代が到来した中、CHOの強みとはどの部分にありますか。

遠藤氏:最も分かりやすいのは、ヒーローのコラボレート展開ですね。CHOの運営チームは、社内の版権や開発会社との折衝なども含め、コラボレートなどの展開が行い易い体制が整えられています。これに関しては、仮に他社さんが日本へMOBAを持ってきても、なかなかハードルが高いと思いますよ。

もちろん、ゲームシステムにも自信があります。先日「ACT3 時空の亀裂」を実装しましたが、“幻妖獣”の実装などにより、ゲーム中は常にどこかしらでバトルが発生し、50分間スリリングなゲームプレイを実現できており、プレイヤーの皆様にも好評と受け止めています。今後もどんどん進化を続けていきますので、未経験者の方も、ぜひCHOで遊んでみて下さい!

――本日はありがとうございました。

カオスヒーローズオンラインサービス終了

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