“クリックゲー”ここに極まる!自動操作が充実しまくりのブラウザMMORPG「メイズミス」を紹介

スペシャル

ライオンズフィルムが9月1日より正式サービスを行っている「メイズミス」は、Webブラウザで遊べるMMORPGだ。“ブラウザゲーム+MMORPG”という組み合わせのタイトルはそれほど多くないが、実際のところ、どれだけ“遊べる”のか?本稿で詳しくチェックしてみよう。

「メイズミス」(Maze Myth)は、台湾のXPEC Entertainmentが開発し、ライオンズフィルムが国内サービスを行っている、Webブラウザで遊べるMMORPGだ。9月1日から正式サービスが始まったばかりのタイトルである。

読者の中には“ブラウザゲーム“と聞くと、ライトなゲーム内容をイメージしてしまう人が多いかもしれない。しかし本作では、一般的なクライアント型の3D MMORPGと同様のプレイフィールを、ブラウザゲーム上で実現している。開発するのは結構大変だと思うのだが(実際、このタイプのオンラインゲームの数は多くない)、XPEC Entertainmentは、さまざまなプラットフォームで15年もの開発経験があるメーカーということもあり、見事に実現してしまった。

「でも、本当にWebブラウザでMMORPGが遊べるの?」「実際どれだけ遊べるの?」と気になる人もいるだろう。本稿ではその辺りを重点的にチェックしてみたい。

良い意味で“オーソドックスなMMORPG”がブラウザ上で楽しめる

本作では、オーソドックスなMMORPGの要素は一通り備えており、このジャンルの経験者ならすんなりと遊べるだろう。基本システムを軽く紹介しておくと、ゲーム開始時に選べる職業は、「ナイト」「メイジ」「プリースト」の3種類。ナイトは防御力が高い、メイジは攻撃方法が多彩、プリーストは回復系スキルも使えるといった具合に、名前から受けるイメージそのまんまの特徴だ。どのクラスもソロプレイでサクサク進められるので、プレイ時は、ぱっと見の好みなどで選んでしまって構わないだろう。

操作方法に関しては、マウスクリックまたはWASDキーで移動を行い、アクションバーに登録したスキルをナンバーキーで繰り出し戦っていく。チャットウィンドウやミニマップ、そのほかにもクエストの進行状況が画面右側で管理されているなど、昨今のMMORPGでお馴染みのUI/メニュー類は、過不足なくある感じだ。掲載スクリーンショットをクリックして隅々まで見てもらうと分かるだろうが、プレイ画面を見る限り、一般的な3D MMORPGそのものといって良い。

このように、本作はクライアント型の可愛い系MMORPGと、ほぼ同じ感覚でプレイできる。これがブラウザゲーム、つまりインストール不要で遊べてしまうのだ。

戦闘、クエスト、ボス攻略、なんでもワンクリックでok!

ゲームシステムにおける大きな特徴は、キャラクターの自動操作に関する機能がやたらと充実していることだ。その気になれば移動はもとより、クエスト遂行や経験値稼ぎ、更にはダンジョンの攻略やボスモンスターの討伐まで、大半の行動が自動で行えてしまう。片手間のプレイは勿論okで、「Webブラウザでネットサーフィンをしながら、その合間にタブを切り替えてMMORPGを進める」といった逆転現象(?)も、本作なら起こりうるだろう。

自動操作の設定は大きく分けて3つあり、プレイスタイルに応じて使い分けていこう。まずは、「戦闘に関する操作のみ」自動で行うという設定。これは通常攻撃やスキルなど、最大4種類のアクションをあらかじめセットしておき、戦闘中は必要に応じて自動で繰り出してくれるというものだ。先制攻撃だけは自分で行う必要があるが、そこから先は敵味方どちらかが倒れるまで戦い続けてくれる。

次に、上記に加えて「索敵・移動・先制攻撃」も自動で行うという設定。これをオンにすると、マイキャラは敵がいる場所まで移動し、戦闘を行い、再び敵を探し……と、延々と戦い続けてくれる。プレイヤーがPCの前にいなくても大丈夫なので、経験値稼ぎなどに役立つだろう。

そしてもう一つ、クエストにまつわる一連の動作を、自動で行わせることが可能だ。クエストを受ける際に「受注」ボタンを押すと、必要に応じて離れたNPCの場所までの移動や、必要なアイテムの採集、さらに自動戦闘を併用すれば「モンスターを30匹倒せ」といった討伐系のクエストも全自動でこなしてくれる。この際、プレイヤーが操作するのは「受注」ボタンを押すことと、クエスト完了時に目の前にいるNPCに、報告を行うことだけだ。

このように至れり尽くせりな自動操作だが、常に使いっぱなしで良い、というわけではない。たとえば自動戦闘の際に登録できるアクションの数は最大4種類だが、ゲームの中盤以降になると、習得スキルの数はどんどん増えていく。その頃には、自動操作を行わず手動でキャラクターを操作する方が、キャラクターのポテンシャルを存分に引き出せるだろう。つまり、片手間のプレイなどの単純作業では自動操作を使い、ガッツリ遊びたい時やボス戦などの大一番ではマニュアル操作に切り替えるのがベストだ。

バトル系のコンテンツもたっぷり

ついつい自動操作のシステムに目が行ってしまうが、だからといってゲーム全体が簡素というわけではない。むしろ、本作ではマイキャラがレベルアップする度に、新たなシステムやコンテンツが次々と開放されていくのだが、これが相当なボリュームがある。個人的には、これらのコンテンツを存分に楽しむなら、自動操作をフル活用して丁度良いくらいかな?と思ってしまった。ここではバトル系の各コンテンツをざっと紹介していこう。

「古の塔」

ダンジョンにてさまざまなタイプのボスモンスターと、1対1で戦えるというコンテンツ。戦うボスモンスターは複数用意されており、それぞれ倒すたびにレベルが上がっていく。マイキャラの腕試しに丁度良い内容だ。

「倉庫防衛/王城防衛」

大量のモンスターが本拠地に押し寄せてくるので、これを総て撃退するという、いわゆるタワーディフェンス/防衛戦チックな内容だ。倉庫防衛はソロプレイ向け、王城防衛はパーティープレイ向けのゲームバランスとなっている。

「ペットランド」

インスタンスダンジョンにて、ペット系のモンスターなどと戦うコンテンツ。ダンジョンを見事クリアすると、マイキャラと共に戦うペットをパワーアップさせるためのアイテムなどが入手できる。

「デイリーイベント」

不特定多数の仲間と共にボスモンスターに挑むという内容。時間帯によっては討伐人数は数十名規模に膨れ上がり、MMOらしさを実感できる。クエスト形式のデイリークエストの他に、毎日決まった時間様々なイベントが開催されている。現在は「11:30~12:30/15:30~16:00/19:00~19:30/20:00~20:30」にマップの指定地点で経験値がもらえるイベントや、レイドボスに挑戦できるようになっている。

「闘技場」

インスタンスエリアにて、1対1でPvPを行うというもの。勝敗に応じて自分のレーティングが増減し、これを元に対戦相手がマッチングされるため、いつでも近い実力の相手とのPvPが楽しめる。先述した自動戦闘の設定をしている人も多いので、気軽に参加してみよう。

「ダンジョン」

メインクエストに関連したインスタンスダンジョンで、レベル23以降になると順次挑戦することになる。最初に挑戦できる難易度はノーマルモードだが、好成績を収めると次回からはエリートモードに挑戦できるようになる。

MMORPGの美味しい部分だけをつまみ食いして楽しめる

上で紹介したバトル系の他にも、ペット(戦闘用&騎乗用)の育成や、装備品の強化/生産、アバターアイテム集めなど、いまどきのMMORPGに求められるゲームシステム・コンテンツは、過不足なく揃っている印象。いうならばMMORPGとして“全部入り”のタイトルが、ブラウザゲームとして遊べてしまう。それが、この「メイズミス」というわけだ。

レベル上げのペースは結構早めで、自動操作を活用すれば、プレイ開始後1~2時間もあればレベル25前後に達し、いろいろなコンテンツに挑戦できるようになる。PCの前に長時間張り付いて経験値稼ぎを繰り返したりすることなく、キャラクターを成長させ更なる強敵に挑むというMMORPGの醍醐味を、お手軽に楽しめる。短時間でMMORPGの美味しい部分だけをつまみ食いして楽しめるのが、本作ならではの醍醐味といえるだろう。

ブラウザゲームの分野は、今もどんどん進化している。その気にさえなれば、いま読者がOnlineGamerを閲覧しているブラウザ(Google ChromeやInternet Explorerなど)の画面で、MMORPGをすぐに遊ぶことが可能になったのだ。本作「メイズミス」に直接触れて、このお手軽さを体験してみてほしい。

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