ハンビットユビキタスエンターテインメントがサービス中の「グラナド・エスパダ」は、7月21日でサービス開始8周年を迎えた。5月14日に行われたリニューアルを振り返ると共に今後のアップデート内容を紹介する。
「グラナド・エスパダ(以下、GE)」は、2014年7月21日でサービス開始から8周年を迎える長寿オンラインゲームだ。昨年12月に実施された強制課金体系の終了をはじめ、アップデート以外にもさまざまな施策が実施されている。
そんなGEが5月14日に「ソロ・短時間化」をコンセプトとしたリニューアルを実施した。ここでは、どのようなリニューアルが実施されたのかを紹介する。
社会人やソロユーザーも楽しめるようになった「ソロ・短時間化リニューアル」
MMORPGといえば、大勢で集まってボスを攻略したり、時間をかけてキャラクターを成長させるといった「多人数&長時間」というイメージをもつ人が多いのではないだろうか。
GEで実施されたリニューアルでは、「ソロで遊ぶ」ことに注目し、多人数でもソロでもプレイできるような仕様に再設計が行われている。これにより、ゲームプレイに割ける時間が短くなっているプレイヤーであっても本作を楽しむことができるようになった。
1日に数時間といった長時間のプレイではなく、1日1時間しかゲームプレイができない状況であっても、ゲームを進めることができるように調整されている。
ソロで遊べて短時間プレイでも充実感のあるMMORPG
ここで、5月に行われたリニューアルの内容を振り返ってみたい。
ソロで遊べるMMORPGってなに?!
1.全てのシナリオクエストをソロでも進められるようになった
シナリオを進める上で、パーティーを組まなければ進めることのできない点をなくし、ソロでもシナリオを進められるようになっている。
2.シナリオ進行中の報酬でアイテムを手に入れる面白さに工夫が取り入れられた
シナリオそ進めることで手に入るアイテムで強くなれるのはもちろん、装備の見た目も変化するので、成長していく様子を感じることができて楽しい。
3.ソロ専用ミッションが多数用意された
始めたばかりのプレイヤーのために、クリアしやすい初心者向けソロミッションが多数用意され、ソロでもボス戦が楽しめるようになっている。
4.毎回ボスが変化する新しい概念のソロ専用ダンジョンが加わった
インフィニットチャレンジは、ボスだけでなくマップも変化する。ラウンドが上がるほどボスも強くなり、報酬も良い物になっていくぞ。
5.ゲーム内の最強装備がソロでも手に入る
これまではパーティープレイでしか手に入らなかった最強クラスの装備もソロプレイで入手可能に。
6.一人で参戦できるPVPがより楽しみやすくなった
レアリティーの高い武器などがPVPに参加して獲得できるポイントで交換可能なアイテムに追加された。
リニューアルによって、大人数を集めなければ進めることのできなかったシナリオプレイ、ミッションプレイ、キャラクター育成といった部分に「一人でも進められる」という選択肢が用意されたのだ。
短時間で遊べるMMORPGって?!
1.装備品を鍛える時間が大幅に短縮
これまで課金でしか手に入らなった、装備をランクアップさせるアイテムがゲーム内でどんどん手に入るようになっている。
2.フィールドで装備品がガンガン入手できる!しかも性能付!
最初から性能のついた武器防具が手に入るので、敵の特性にあわせて見た目も性能も違う装備に持ちかえる楽しみが手軽に味わえるようになったぞ。
3.レベルがほぼMAXからプレイできる
これはある程度プレイに慣れている復帰プレイヤー向けに用意されたものだが、いきなりキャラクターのレベルをほぼMAXまで引き上げるアイテムも用意されている。
4.ミッション報酬の強化
フィールドプレイだけではなく、ミッションプレイで装備品や強化に必要なアイテムなどが手に入るように調整された。
5.誰もが毎日楽しめるゲーム内の無料ガチャ
毎日楽しめる無料ガチャが用意されており、確率は高くないがキャラクターカードなどが手に入ることもあるようだ。
短時間化のリニューアルは、ソロ化のリニューアル同様にあらゆるシーンでのゲームプレイにおいて、これまで時間がかっていたキャラクターの育成や装備品の強化をしやすくすることで、テンポよくゲームが進められるよう調整が施されている。
新概念も加わり、さらに進化する「ソロ・短時間化」
ユーザーを招いて、サービス開始8周年を記念した船上オフラインパーティが先日行われた。そこでソロ短時間化リニューアルをさらに強化する方針が発表されたので、その内容も紹介する。
「ソロ&短時間化」のさらなる展開―コンセプトは「放置狩りオンリーでも遊べる設計へ」
ゲームをする時間が全く取れない人に向けて、放置狩オンリーでもレベルや装備が充実できるよう再設計が行われる。本作では、オートプレイ機能を使った「放置狩り」が行われているのだが、「放置狩り」でキャラクターを成長させることはできても装備品を揃えることが難しかった。
そこで今回のリニューアルでは「放置狩り」でも装備品を揃えるのに必要なアイテムを手に入れやすいように、放置狩りが簡単にできるフィールドの拡大や、入手確率そのものの上方調整を行っていくという。これによって、放置狩りメインのプレイスタイルでも装備が揃えられるようになり、よりゲームの進行が楽になるわけだ。
その他のソロ短時間化の強化施策
5月に実施した調整以降のプレイヤーの動向を分析した結果、ソロ専用ミッションのバリエーションが足りないことがわかったことから、今後、ソロ専用ダンジョンにタイムアタック系のダンジョンを増やしていくという。
そして、5月に追加されたソロ専用ダンジョン「インフィニットチャレンジ」においても、一度クリアに失敗すると最初から再挑戦しなければならない仕様が見直され、クリアに失敗したラウンドの手前から再チャレンジできるように変更されるという。新要素、新ボスや新ギミック、新報酬の追加も行われる予定だ。
ソロダンジョンだけではなく、ミッションでの報酬も大幅に上昇。欲しいアイテムが出るまで何度もミッションを繰り返すことが減り、短時間化につながるという。
「ソロ&短時間化」にのっとった対人コンテンツのリニューアル!
GEには、個人戦となる「ワールドクロスPvP」、多人数戦の「派閥戦争」という二つの対人コンテンツが存在するが、7月23日のアップデートでは、ここにも変更が加えられた。
対人戦はレベル差などから敷居が高いと感じる人も多いかもしれないが、「派閥戦」では、PvP初心者でも楽しめるように、あらゆるレベル帯のプレイヤーが活躍できるように調整が施されている。
また、「ワールドクロスPvP」では1戦あたりの所要時間を短縮して短時間でも繰り返し遊べるように変更され、さらに1戦ごとに得られるポイントが増加し、ポイントで交換できる報酬も有用なアイテムに見直される。
日本サービス8周年メモリアルアップデートと「神聖市国アルモニア」Season2実装
リニューアル以外にもメインシナリオが進行する新地域「神聖市国アルモニア」の大型アップデートも実装された。
神聖アルモニアは、伝統としきたりを重んじる、中世でも少し古い文化が宿る地域である。いまだ「剣と魔法」が息づき、建物やNPCの装備などからもそれっぽさが見て取れる。
5月のアップデート以降も新キャラクターが多数追加されており、今後も毎月キャラクターが実装されていく予定だ。
そして、7月から8月の期間には、日本サービス8周年記念メモリアルアップデートと「神聖市国アルモニア」第二弾の2つの大きなアップデートが平行して実施される。
メモリアルアップデートでは、連載型ミッション「夢幻のモントロ」が期間限定で展開されている。
それ以外にも、ユーザーデザインキャラクター「ギン」の実装、5月に発表されていたPvP&PvEの組み合わせコンテンツ「ランブルファイト」なども追加されていくようだ。
8月には神聖市国アルモニア第二弾Season2「深淵の寺院」がスタートする予定だ。
新キャラクターや新装備などが追加され、新ミッションや新ボスなども追加される。
すでにSeason3、Season4の準備もはじまっており、ほぼ毎月の展開が予定されているそうだ。MMORPGでは既存プレイヤー向けのアップデートが多くなりがちだが、本作では新規プレイヤーやプレイヤーのプレイスタイルにあわせた調整を毎週行っているという。
ソロ&短時間に焦点をあて常に調整を行っている現在のグラナド・エスパダなら、今から始めても、既存でプレイをしているユーザーにほどなく追いつくことが可能だ。
毎月次々アップデートされていく新コンテンツにも、苦労なくすぐに参加できるだろう。これを機会に、グラナド・エスパダをプレイしてみてはいかがだろうか。
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