オリジナルキースイッチを搭載した Razer社のメカニカル・ゲーミングキーボード「BlackWidow Ultimate 2014」をレビュー

MSYが4月22日に日本国内で発売したメカニカル・ゲーミングキーボード「BlackWidow」シリーズ最新モデル「BlackWidow 2014」「BlackWidow Ultimate 2014」。今回、「BlackWidow Ultimate 2014」を試用することができたのでレビューをお届けしたい。

Blackwidowは、Razerが開発したメカニカル・ゲーミングキーボード。eスポーツアスリートに愛用されており、アスリートからのフィードバックをもらいながら開発が行われている。

BlackWidowシリーズはメカニカルスイッチにこだわりを持って開発され、確かな打撃感を持つ緑軸キーと、静かで緑軸よりも軽い力で押すことのできるオレンジ軸キーの2種類が存在する。

「BlackWidow Ultimate 2014」では、緑軸キースイッチを採用し、eスポーツに欠かせない、すばやい応答性と確かな打撃感を実現。ゲーム内の状況にあわせて、瞬時に判断し、キーボード操作で次の動作をゲームに伝達するタイムラグを極限まで縮めることを可能にしている。

さらに、最大6,000万キーストロークに耐える耐久性と、ほどよい重さの安定感あるキーボードに仕上がっている。本体はマット仕上げになっており、指紋がつきにくい点もうれしい。キーにはLEDライトが組み込まれており見た目にもかっこよい。

緑軸を採用	薄暗い中でもキーが浮き上がる

標準的な109キー配列の日本語フルサイズキーボードとなっており、違和感なく使用できる。唯一特徴的なのは、左端にある5つのキーの存在だ。m1からm5までのキーが縦に配置されており、マクロなどを登録することが可能だ。本製品は10キーまでの同時押しを認識可能なので、複雑な操作でもより安定した動作が期待できる。

ケーブルには布を巻いた編組皮膜ケーブルを採用。USB端子2個とサウンドとマイクの端子が用意されており、本体右側に用意されたUSB端子1個とサウンドとマイクの端子へとつながっている。右側の端子からは、USB機器やヘッドセットなどを接続することができる。

キーボード本体の右側に端子が用意されている

絶妙なキーの重さと素早いキーの戻りを体験

本機を使用し、FPSタイトルをプレイしたところ、確かなキー操作を体験することができた。「WASD」キーのホームポジションに指を置いた状態で誤って押してしまうこともなく、押したいときに正確に押すことができる。ゲームプレイに集中していると無意識に力が入ってしまうことも多いのだが、本機では絶妙なキーの重さが設定されていると感じた。また、キーの戻りも早くスイッチへのこだわりを体験できた。

メカニカルスイッチを採用しているため、どうしてもキー操作の音が大きくなってしまうが、他に人のいない部屋でヘッドセットをしながらの使用であれば気になることはないだろう。

価格は、「BlackWidow 2014」が14,256円（税込）、「BlackWidow Ultimate 2014」が19,332円（税込）。キーボードとしては高価な部類に入る。高品質なものを長期間使用でき、ゲームをより楽しむことができるのであれば、検討してみても良いのではないだろうか。