さまざまなオンラインゲームの要素を備えた新ジャンル「AOS」とは?サービス開始から1周年を迎えた「カオス ヒーローズ オンライン」の魅力に迫る

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先日サービス開始から1周年を迎えた「カオス ヒーローズ オンライン」。今回、1周年を振り返って、ゲームがどう変わり、今後どう展開されて行くのかを、本タイトルのプロデューサー遠藤氏に聞いてきたのでお届けしよう。

セガが運営する「カオス ヒーローズ オンライン」は、プレイヤーの行動によって戦況がリアルタイムに変化していく対戦型戦略ゲームだ。瞬時の判断力が求められる「FPS」、的確な判断や戦略性が必要となる「RTS」、キャラクターを成長させていく「RPG」や相手の行動を見極める「TCG」といった、さまざまなゲームの面白さを備える「AOS(The Real Action Oriented Strategy)」というジャンルだ。「MOBA(Multiplayer Online Battle Arena)」とも呼ばれており、代表的な作品として「League of Legends」などが挙げられる。

2013年3月より先行体験会やフロンティアテストを実施し、4月にOBTを経て正式サービスをスタート。1周年を迎え、全国5都市のネットカフェで行うオフラインイベントや賞金総額50万円の「1周年記念 BATTLE TOURNAMENT」などで大きな盛り上がりを見せる中、改めて「カオス ヒーローズ オンライン」というタイトルがもつ魅力に迫ってみよう。

リアルタイムに戦況が変化する白熱のチームバトルを楽しもう

本作では善と悪の勢力に属する「ヒーロー」と呼ばれる操作キャラクターを選び、5対5の形式で戦闘を行う。試合ルールは「各ステージに配置された相手の本拠地を破壊する」という非常にシンプルなものだが、試合ごとにヒーローのレベルがリセットされるため最初はザコNPCを相手に「レベル上げ」を行う。ザコNPCを倒して獲得したゴールドを使って装備を整え、レベルアップで「スキル」の解放を目指そう。

自軍の陣地付近でヒーローを強化し、スキルを一通り覚えたらいよいよ進軍だ。マップには「レーン」という道のようなものがあるので、そこをベースに攻め込むのが基本。とはいえ2人ずつペアになるか1人と3人に分かれるかなど、どこを・誰が・どのように攻めていくか戦略が試されるポイントでもある。例えば「“即時帰還”を使用したプレイヤーを狙う(5分は再使用不可のため)」といった方法や、「高い攻撃力を備えた敵ヒーローとの接触はできるだけ避ける」といった具合だ。

好きなヒーローを画面の上から5人チョイスして組み合わせよう!遊べば遊ぶほど、ヒーローの扱い方が解ってくるぞ!
最初のうちは、とにかく試合の数をこなそう!

スキルは各ヒーローに4種ほど用意されており、効果や範囲もそれぞれ。キャラクターの位置取りやスキルの効果的なタイミングを狙うといった部分では、FPSや格闘ゲームなどのアクション操作に近い部分がある。プレイ中はカメラを大きく引いているが、各キャラクターごとのスキルは非常に細かな演出が用意されているので機会があればアップで見てほしい。

戦闘終了後には、膨大な項目を確認できる戦績をチェック。自分がどれだけチームに貢献できたか、上手なプレイヤーは誰だったのかを見比べるのもいい。特に、どれだけ素早く効率的にゴールドを手に入れるかが勝敗を分けるポイントのため、ゴールド獲得の多いプレイヤーは参考にしたいところ。

対戦後に、チームへの貢献度や、キル数、アシスト数など、かなり細かい対戦結果をチェックできる。

ある程度操作に慣れてきたら、プレイヤー同士で集まる「クラン」にも参加してみよう。所属している仲間同士で一緒に戦闘へ参加したり、クラン同士でランキングを競う「クランバトル」へ参加できたりと遊びの幅がぐんと広がる。トーナメントへの参加もクランへの所属が必要となるため、公式掲示板などで自分に合いそうなクランを探してみるといいだろう。

マッチング中にチャットをすることもできるぞ!

また「操作が一度に覚えきれない!」「いきなり強い人と当たったら怖い」という初心者のために、各種クエストや実力にあったマッチングシステムも豊富に取り揃えている。まずはPvEでゲームの流れをじっくりと掴んでからPvPへとランクアップだ。もちろん不慣れな間は負けてしまうことも少なくないだろうが、練習を重ねれば必ず上達していく。焦らずに自分のプレイスキルを高めていこう。

多数のコラボキャラも参戦!総数80体以上のヒーローを豊富なアバターで好みの外見に

「カオス ヒーローズ オンライン」には、2014年4月現在で83体という数多くのヒーローが存在する。ヒーローは攻撃速度の素早い「敏捷タイプ」、高い攻撃力と防御力の「力タイプ」、潤沢なMPと広範囲スキルが特徴的な「知能タイプ」といった3タイプに分かれており、固有のグラフィックやさまざまなスキルを所持。なかでもプレイ開始直後に使用できるヒーローは誰にでも扱いやすいバランスの取れたものばかりなので、まずはここから自分に合ったものを探してみよう。

ヒーローはゲーム内通貨、または課金で手に入るポイントを消費して「永久契約」すると対戦中に使用できるようになる。対価を支払ったあとで「ちょっと使いにくいな…」と後悔したくないプレイヤーのために、未契約のヒーローが一時的に利用可能となる「太古の魔力石」や期間限定イベントなどが用意されているのは嬉しいところ。「太古の魔力石」はログインボーナスで手に入るので、こまめに遊んでいれば気になったヒーローはどんどん試していけるはずだ。

さらにセガの人気タイトル「戦場のヴァルキュリア」、アークシステムワークの対戦格闘ゲーム「GUILTY GEAR」「BLAZBLUE」からもプレイヤー人気の高いキャラクターがヒーローとして参戦。

「BLAZBLUE」からのコラボキャラクターが参戦!

「戦場のヴァルキュリア」から登場しているのは「セルベリア・ブレス」と「アリシア・メルキオット」の2人で、なかでもセルベリアは過去最大の人気ぶりをみせている。またスキルにも「ヴァルキュリア」が設定されており、使用するとしっかりヴァルキュリア化してくれる。他のキャラクターも原作を忠実に再現しているので、興味のあるキャラクターは積極的に使用してみてはいかがだろうか。

「戦場のヴァルキュリア」より「セルベリア・ブレス」が参戦!

また、ヒーローの見た目やボイスを変化させられる約300種の「アバターカード」にも注目したい。例えば前衛系のヒーローとなると外見がいかにも筋骨隆々になりがちだが、こうしたヒーローが水着の美女や可愛らしい少女になってしまうアバターも用意されている。

水着アバター

高校生風やアイドル風など「もはや別物だろ!」というものもあり、使い勝手よりも「このアバターが使いたい!」という理由でヒーローを選ぶケースも少なくないようだ。このほかにもボイスの変化や複数のカラーバリエーション、頭身の低いデフォルメバージョン、セガの「スペースチャンネル5」アバターといったユニークなものも。お気に入りのアバターを手に入れて、ヒーローを自分好みにカスタマイズしよう。

「スペースチャンネル5」アバター
カードのイラスト。少し面白い外見で「こんな格好したヤツに負けたくない!」と思わせるのも一興。
アバターがゲーム内のキャラクターでかなり忠実に再現されているのも本作の大きな特徴の一つだ。

手探り状態での開始から1年―今後についてプロデューサー・遠藤峻亮氏を直撃

世界中で人気を集める「AOS」だが、日本市場へのローカライズ例はほとんどない。現状では「カオス ヒーローズ オンライン」が最も大きな成功例で、国内ではまだまだ発展途上のジャンルといえるだろう。

そんな中「何をするのがベストか全く分からないので、思いついたことは何でもやってきた」という本作プロデューサー・遠藤峻亮氏。サービス開始当初は自分達の想定とプレイヤーの反応が大きく異なる局面にも遭遇し、試行錯誤が続いたそうだ。

しかしプレイヤーの声には真摯に耳を傾け、すぐにヒーロー数の増加やクランの設立などユーザビリティの向上に素早く対応。一方で他のゲームタイトルとのコラボレーションにも積極的に乗り出し、プレイヤーからの高い人気を集めている。

とあるオフイベでは、ユーザーから遠藤プロディーサーお祝いのケーキなども!

また韓国、インドネシア、中国といった海外プレイヤーとの白熱した世界大会も見所の1つ。世界大会では3位と韓国に及ばなかったものの、サービスインしたばかりの日本プレイヤーがここまで成長するとは思わなかったという反応も。日本でもそれまで主流だったスタイルが海外プレイヤーの戦略を取り入れて大きく変化しており、双方で大きな刺激となっている。

運営プロデューサー・遠藤峻亮氏
運営プロデューサー・遠藤峻亮氏

全国各地で実施しているオフラインイベントではファン同士の交流ゲームプレイだけでなく、1周年記念には「全くゲームをしないイベント」といった一風変わったことも。さらに、開発元である韓国からの生放送にもチャレンジしたという。

本作は20~24歳といった若い層の割合が比較的多く、イベントの雰囲気は和気あいあいとしているので、近くで開催された際には是非足を運んでみよう。ちなみにプレイヤーの男女比については「女子5%」というのが決まり文句となっているが、最新の調査では女性ユーザー率が増え「6%」になったそうなので注意しよう。

年齢層の推移

女性ユーザーの増加

サービス開始から投入を続けてきたヒーロー数も、当初の4倍となる80体以上に。プレイヤーの継続率も70%と安定しており、遠藤氏は「今後は不具合の改善や初心者向けのクエスト強化、MMORPGでいうアチーブメントのような目的達成要素など、遊びやすさを向上させつつプレイヤー数のさらなる増加を目指したい」という。夏には日韓戦、年末には世界大会のほか、人気マンガとのコラボレーションといった構想もあるそうだ。

最後に、遠藤氏からのメッセージをお届けしよう。

遠藤氏からOnlineGamer読者へメッセージ

――遠藤氏:「本作のAOSというジャンルは、日本ではまだあまり知られていません。しかし面白さは全世界で認められていますので、いち早くプレイして面白さを味わってもらえたらと思います。一緒に新たなジャンルを盛り上げていきましょう」

2014年初頭には「WebMoney Award 2013 Rookie of the Year」を獲得し、着実な発展をみせている「カオス ヒーローズ オンライン」。AOSというジャンルを担うタイトルとして、今後の展開に期待しよう!

カオス ヒーローズ オンライン特製マウスパットを3名様にプレゼント

「それじゃあ、早速AOSのゲームを遊んでみようかな!」というOnlineGamer読者向けに、カオス ヒーローズ オンライン特製マウスパットを用意したぞ!

タイミングと絶妙なマウスコントロールが求められるAOS。普通よりも幅広のマウスパットで、快適にゲームを遊んでみてはいかがかな?

賞品

カオス ヒーローズ オンライン特製マウスパット

提供

株式会社セガ

応募期間

2014年4月15日~2014年4月28日

カオスヒーローズオンラインサービス終了

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