「エミル・クロニクル・オンライン」の歴史が詰まった「なんでもECO!ザ・ワールド」について運営チームにインタビュー!実際に遊んでみたプレイフィールもお届け

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、本日7月25日より「エミル・クロニクル・オンライン」に、期間限定で「なんでもECO!ザ・ワールド」をオープンする。今回、本ワールドの先行プレイと、運営チームへのインタビューを行ったので、その内容をお伝えする。

「なんでもECO!ザ・ワールド」は、2012年までに登場したECOくじ家具アイテムおよびゲーム内で入手できる家具アイテムと、2011・2012年にECOくじとして登場したアバターアイテムが入手可能、さらにすべて使い放題になるという7月25日から8月22日までの期間限定ワールドだ。

さらにこのワールドでは最強のLV110の三次職クロニクルジョブ・機械種族DEMで始めることができるほか、強力なモンスターがひしめく特別なダンジョンまで用意されている。

また、「ヒトトセのフシギなたまご」「アルマたちと絆の樹」といった過去の通年イベントが復活したり、飛空庭もすぐに使用できたりと、これまでの「エミル・クロニクル・オンライン」の歴史を一気に楽しめる、正に「なんでもあり」のワールドとなっている。

今回、なぜこのような大胆な施策に打って出たのかを本作の運営チーム、寺田美絵氏と榊田毅氏に伺ってきたので、その内容を紹介しよう。

運営チームの寺田美絵氏と榊田毅氏にインタビュー!

左から榊田毅氏、寺田美絵氏
左から榊田毅氏、寺田美絵氏

――まずは「なんでもECO!ザ・ワールド」をオープンすることになった経緯を教えて下さい。

寺田氏:「エミル・クロニクル・オンライン」ではこの夏、「キャラクタープロモーション」「既存コンテンツの最大化」「非日常であり特別な体験」という3つの施策で盛り上げていこうと考えていて、「なんでもECO!ザ・ワールド」はその一環になります。

「キャラクタープロモーション」は8月28日に発売となる「アルマモンスター キャラクターソングCD」やアクワイアさんが8月1日に発売する「MIND≒0」などとのコラボレーションで、「既存コンテンツの最大化」の部分は、現在あまり活用されていない部分を改修していこうという動きです。

そして今回の「なんでもECO!ザ・ワールド」は3つ目の「非日常であり特別な体験」に当たります。

――このタイミングでオープンすることになった理由は何かあるのですか?

榊田氏:ユーザーさん同士が一堂に会して楽しめるイベントをなにかやりたいと考えていたんです。そこで「なんでもECO!ザ・ワールド」は「夏祭り」をテーマにして、既存ワールドでは味わえないお祭りとして楽しめればと思いました。

寺田氏:今年の夏は猛暑と言われていますし、暑いのはいやという人も多いと思うのでゲームの中でドカンと楽しんでもらえると嬉しいです。

――「なんでもECO!ザ・ワールド」では、具体的にどのようなコンテンツが用意されているのでしょうか?

寺田氏:まず、低レベルのユーザーさんやこれからゲームを始めようとしている人でも、三次職クロニクルジョブをすぐに体験できるようにしてあります。加えて、本ワールド限定の特別なダンジョンを13種類用意したほか、2011年から2013年に実施した通年イベントも復活します。

そのほかにも飛空庭の模様替えができる家具や、アバター用の衣装がすべて1Goldで購入できるように設定してあります。

――実装されるコンテンツは比較的最近のものになるんですか?

榊田氏:基本的には2011年以降ですが、家具に関しては年代に限らずあらゆる種類を実装しております。通常ワールドではアバターもすべて含めると7,000種類を超えるほどになるのですが…。

寺田氏:ただ、さすがにすべてを実装しているわけではありません。こちらとしてもスケジュールという点で難しかったですし、恐らくユーザーさんからしても、これ以上の種類を用意されたら確認するだけで相当な時間がかかってしまうと思うので(笑)。

――実装するコンテンツを考える際、ユーザーからの意見はどのように取り入れたのですか?

寺田氏:運営チーム内でも何度か会議を重ねて実装するコンテンツを決めたのですが、もちろんそこではユーザーさんからの意見が中心にありました。ユーザーさんからの要望には、「三次職クロニクルジョブになってモンスターをどんどん倒したい」や「庭いじりやオシャレを自由にしたい」といった内容が多かった印象ですね。他にもたくさんあったのですが、ユーザーさんから特に強い要望があり、さらに確実に実現できるものを選んでいきました。

榊田氏:例えばダンジョンに行くにしても、通常ですと自らの足で出向く必要がありましたが、このワールドではNPCに話しかけるだけでダンジョンに移動できます。手軽になった分、意見を送ってくれたこれまでのユーザーさんはもちろん、まったくMMORPGをやったことのない人にもおすすめです。

――大量のコンテンツは、ゲームを始めたらすぐに楽しめると考えていいのですか?

榊田氏:ゲームを開始したら、近くにいるNPCに話しかける。これだけですぐに飛空庭は手に入りますし、アイテムの購入や転職も気軽に行えますよ。

寺田氏:キャラクターカスタマイズに関しても、ログインしてすぐにLv110まで上がり、職業も自由に選択できるようになっています。また、お金も限界までもらえるので、買い物も気軽にできます。

――コンテンツの中には13種類のダンジョンもあるという話でしたが、こちらの特徴について教えて下さい。

寺田氏:13種類のダンジョンは難易度別に分けられていて、既存のダンジョンを三次職クロニクルジョブの強さに合わせて再調整したものになります。

細かく説明すると、初心者の方がさまざまなスキルを試せる簡単なダンジョンが3種類、ある程度慣れてきた人へ向けた中級者向けが3種類あり、そこから先はパーティで役割分担しなければ攻略できない上級者向けとなっています。特に最後のダンジョンはボスが一体だけいるマップで、それがとにかく強力なんです。

榊田氏:ゲームに慣れていない方が闇雲に挑戦しても瞬殺だと思いますし、慣れている方でも、上手く立ち回らないと倒すのに1時間以上はかかってしまいますね。ちなみに13種類のダンジョンはだれでもすぐに挑戦できるので、いきなり最強のボスに挑戦するという楽しみ方もできます。

――そこまで強力だと、慣れているユーザーにとっても挑戦のしがいがありそうですね。

榊田氏:慣れるだけでなく、イリスカードなどでしっかり強化して、さらに複数パーティが連携しないと勝てないと思います。

寺田氏:それでもやっと倒せるかどうか、というレベルの強さですね。私たちとしては倒せるか倒せないか、本当にギリギリのラインで調整しましたし、もしもこのボスが倒されたら、今後追加するダンジョンのバランス調整にも影響してくる可能性はあります。

榊田氏:倒せること自体は悪いことではないのですが(笑)。これから先のアップデートの試金石になりそうです。

――「エミル・クロニクル・オンライン」でここまで大きな施策が動くのはかなり久しぶりですよね。

寺田氏:2013年に入ってからはまだ一度も大型アップデートを実施していないので、その分ユーザーさんには楽しんでもらいたいですね。この夏の施策を皮切りにアップデートを行っていくので、そちらも楽しみに待ってもらえたらと思います。

榊田氏:運営としても、この夏から2013年の「エミル・クロニクル・オンライン」が本格的に動き始める感覚です。昨年の「ECO祭2012」で発表したコンテンツの中で、まだデュアルジョブやエリア拡張が実現できていませんが、そちらに関しても順次実装していく予定です。

デュアルジョブは非常に強力ですが、事前に三次職クロニクルジョブを体験していないとその強さを実感できないと思いますし、今後のコンテンツをより楽しむためにも、ぜひ今回の新ワールドを体験してほしいです。

――このワールド限定のイベントを開催する予定はありますか?

榊田氏:ワールド限定とは少し違いますが、「『なんでもECO!ザ・ワールド』開催記念ログインキャンペーン」を行う予定です。これは期間内に「なんでもECO!ザ・ワールド」と既存ワールドの両方にログインした人に、記念プロモーションイリスカードをプレゼントするという内容です。

「なんでもECO!ザ・ワールド」で手に入れたアイテムは既存ワールドに持ち運べない仕様になっていますが、このカードは記念として残るのでぜひ入手してもらえたらと思います。

また、「なんでもECO!ザ・ワールド」では2013年の通年イベント「イリスと記憶の書架」の七の物語までが楽しめますが、既存ワールドではちょうど八の物語が楽しめます。ですから、通年イベントをプレイしていれば、自然とこのカードが手に入る仕組みになっています。

――期間限定ワールドの思い出がしっかり残るのは嬉しいですね。

榊田氏:この夏のいい思い出になるかと思います。加えて、これも「なんでもECO!ザ・ワールド」限定というわけではありませんが、本作ではSSコンテストを定期的に開催していて、8月のテーマに「飛空庭」もあるんです。このワールドであれば初心者の人もすぐに飛空庭を入手できるので、ぜひコンテストにも参加してもらいたいです。

寺田氏:すでに既存ワールドで飛空庭を持っている人も、もう一台あれば撮れるSSの幅が広がるはずなので、利用するのもありだと思います。

榊田氏:他にも「なんでもECO!ザ・ワールド」内ではモンスターが「奇跡のかけら」というアイテムをドロップするのですが、これをワールドにいるユーザーさんたちが一定数集めると後日通常ワールドにで何かしらの恩恵が発動します。

――最後に、ユーザーへのメッセージをお願いします。

榊田氏:今回の新ワールドは正に「夏祭り」といえる、沢山の人が集まって楽しめる内容になっています。これまでプレイしていなかったけど興味があるという方も簡単に楽しめますので、ぜひ試してもらえたらと思います。もちろん、普段からプレイしているユーザーさんや、かつて遊んでいた方が昔のイベントを懐かしむ、といった楽しさもあると思います。

8月28日に発売する「キャラクターソングCD」のサンプルボイスもゲームの中で聞けます。アップタウンのどこかにレコードプレイヤーが置かれてあるので、ぜひ探してみてください。

寺田氏:私たちとしてはこの企画を立ち上げる際、「なんでもできるワールドだとすぐにゴールが見えてしまうのではないか」という不安もあったんです。しかし、まずは「エミル・クロニクル・オンライン」の魅力を多くの人に味わってもらいたいという思いのほうが強かったので、今回実装することになりました。

既存ユーザーの方には新たに調整されたモンスターに挑戦してもらったり、一風変わった飛空庭を作り上げてもらったりといった遊びができると思います。また、今まで遊んだことのない人を誘いやすいワールドになっているので、この夏休みはたくさんの友達とゲームを遊んでくれると嬉しいです。

――ありがとうございました。

「なんでもECO!ザ・ワールド」ならではの楽しみ方を紹介!

ここからは、「なんでもECO!ザ・ワールド」で楽しめる数々のコンテンツをプレイレポート形式で紹介していこう。

まず最初のワールド選択画面で「なんでもECO!ザ・ワールド」を選び新規でキャラクターを作成し、ゲーム開始時に就きたい三次職クロニクルジョブを選択する。ちなみにジョブはゲーム開始以降も自由に変更可能なので安心してほしい。

キャラクターメイキングが終わると、ここでベースレベルが110、ジョブレベルが50に成長、さらに1ヶ月では到底使い切れないほど大量のGoldを入手できる。

ここから舞台はアップタウンに移り、本格的に「なんでもECO!ザ・ワールド」でのプレイがスタートするのだが、まずは本ワールドの目玉である飛空庭を手に入れるため、NPCのSSコンテスト実行委員に話しかけよう。SSコンテスト実行委員のすぐ近くにはさまざまなアイテムを販売する「ハレルヤ」がズラリと並んでおり、飛空庭に飾る家具のほぼすべてが購入できる。アイテムはすべて1Goldでの販売なので所持金額を気にせず買い物を楽しめるが、家や壁は通常のワールドと同じく非常に重いので、あらかじめステータスを強化しておくといい。

通常のプレイでは飛空庭の入手と家具の購入で相当な時間が掛かるが、
このワールドでは5分ほどで飛空庭に家を建てられる。

また、ここではキャラクター用の装備品も購入でき、中には通常ワールドでは販売が終了したものも大量に用意されている。さらに同じエリアにいる裁縫おばさんからは過去のECOくじで登場したアイテムが購入できるほか、染色娘に装備品の色を変えてもらうことも可能。長距離移動する必要もなく、キャラクターカスタマイズをすべてひとつの地域で行えるようになっている。

装備アイテムの販売はアップタウンだけでなく、南アクロニア平原に並ぶタイニーたちからも購入できる。タイニーたちからはアクセサリーや職業専用の衣装を購入でき、さらにヘアカラーや顔を変更することのできるエクストラアイテム「お顔スイッチャー」などの販売も担当している。

南アクロニア平原にはタイニーたち以外にもプレイするうえで欠かせないキャラクターが存在しており、その中の1人が職業変更やスキル、ステータスのリセットをしてくれるティタだ。今の職業に飽きてきた、これまでとは違ったスキルを試したい…という人は、彼女に話しかけるといい。

ティタの隣にいるルルイエからは、ぬいぐるみのようなアイテムにプレイヤーが乗り移れる「マリオネット」を購入できる。通常ワールドだとマリオネットは1アカウントにつき1つしかはじめにもらえなかったが、「なんでもECO!ザ・ワールド」では何個でも購入できるので、この機会にいろいろなマリオネットでの戦闘をためしてみるのもありだ。

ウィンドウショッピング感覚で買い物を楽しめる点は大きな魅力。ペットももちろんラインナップに含まれている。

ワールド限定ダンジョンにも挑戦!

次に本ワールド限定のダンジョンへ行く方法だが、アップタウンにいる迷宮案内人アリアンナに話しかけるとダンジョンのリストを出してくれるので、そこから行きたいエリアを選べばいい。リストは下に行くほど難易度が高くなっていくので、初心者の人や新しいジョブに慣れていない人は簡単なエリアで腕試しをすることをおすすめしたい。

筆者が実際に体験したのは13種類あるダンジョンの中でももっとも簡単な「大陸の洞窟」と、中級者向けのイーストダンジョンの2種類。インタビューでも語られていたボスモンスターに挑戦することは残念ながら叶わなかったので、そこは実際にプレイして、どれほどの強さなのかを確かめてもらいたい。

ダンジョンに入ると早速たくさんのモンスターが一斉に襲いかかってくるが、比較的簡単なエリアで、さらにこちらは強力なジョブに就いているおかげで次々に倒していけた。誰もが派手なスキルを駆使できる爽快感は、「なんでもECO!ザ・ワールド」ならではの楽しさだ。

またモンスターを倒すと「奇跡のかけら」を落とすので、しっかり回収していこう。このアイテムは決して貴重なものではなく、かなりの高確率で手に入る印象だが、その分榊田氏が語っていた「通常ワールドへの恩恵」を獲得するためには相当な数が必要になりそうだ。

初心者だけでなく、既存プレイヤーにも価値のあるワールド

ひと通りコンテンツを体験してみると「なんでもECO!ザ・ワールド」は、これまで本作が歩んできた歴史を振り返るだけでなく、これから先に実装されるデュアルジョブや新しいイベントに備えての予習もできるワールドに仕上がっていると感じた。特に、今はまだ初心者だけどこれからやり込みたいと思っている人にとっては、三次職クロニクルジョブを先に体験できる貴重な機会となるのでぜひ試してみよう。

ちなみに、過去に開催された通年イベントはダウンタウンなどにいる特定のNPCに話しかけることで始まる。イベントでは連れているペットによって会話の内容が変わってくるので、以前イベントに参加できなかった人はもちろん、体験済みの人も新たなペットを連れて再度参加してみてはいかがだろうか。

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