エミル・クロニクル・オンライン、3次職の新たな活躍の場となる新ダンジョン「無限回廊下層」先行プレイレポート&インタビュー

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、「エミル・クロニクル・オンライン」において、9月20日に「SAGA17:太古の封印と無窮の檻」を実装する。今回、本アップデートで追加される新ダンジョンの先行プレイと、運営チームへのインタビューを行ったので、その内容をお伝えする。

「エミル・クロニクル・オンライン」は、オンラインゲーム初心者でも楽しい時間が過ごせるというコンセプトで作られたハートフルオンラインRPG。2000種類以上のアバターが用意されており、顔や目の色、髪の色まで自由自在に設定して個性を表現できる点が特徴だ。

9月20日に実装される大型アップデート「SAGA17:太古の封印と無窮の檻」では、三次職クロニクルジョブと真の姿に目覚めたDEMのみが入れるダンジョン「無限回廊下層」を中心に様々なコンテンツが追加される。

今回は、新モンスターや様々なトラップが待ち受ける無限回廊下層のプレイレポートと、本作の運営チームへのインタビューをお届けしよう。

SAGA17:太古の封印と無窮の檻 ストーリー

それは、はるか太古より存在した神秘。古代種族が訪れる、それ以前から存在した、世界の秘密。世界を覆い、守り続ける、封印された世界。

長い時間の果てに、強固な封印はいつしかほつれる。秘められていた強固な外壁にも、小さな亀裂が生まれる。ほんの小さな傷ですら、いつかは発見される。

無限回廊の最深部にて発見された、さらに奥への通路。その先に進めるのは、ごく一握りの転生者。好奇心と探究心に突き動かされ、無邪気な冒険心とともに冒険者たちは封印の向こう側に進んでいく。

冒険者を待ち受けるのは、果てなき挑戦。その先にあるものは、まだ見たこともない風景。無窮の檻へと挑む、新しい挑戦が始まります。

多彩なトラップがユーザーを苦しめる新ダンジョン「無限回廊下層」

「無限回廊」は、本作のプレイヤーにはお馴染みの、ステップ砂漠に存在する広大なダンジョンだ。これまでは上層部分しか公開されていなかったが、今回、より強力なモンスターが待ち構える下層に挑戦できるようになったぞ。なお無限回廊下層は三次職に転職しているプレイヤーのみが入れるダンジョンとなっており、これまで力を発揮する場面があまりなかった三次職プレイヤーにとっては、絶好の活躍の場となるだろう。

下層は72階から101階の全30階層で構成され、非常に広大なうえミニマップも表示されない難解なダンジョンとなっている。また、各階層は色分けがされており、それぞれの階層ごとに種族別のモンスターが出現する。出現モンスターを把握して、装備を切り替えることが重要になるぞ。ここでは、どのようなエリアが存在するかを簡単に紹介しよう。

まず、下層で最初に訪れるエリアは動物、植物系のモンスターが多く、本ダンジョンで初登場となる「ボクサーパンダ」も出現する。次に76階まで行くと、昆虫や精霊のモンスター「バロンドール」などが登場する、床や壁面が黄色く変化したエリアにたどり着く。

ミニマップが表示されないため、仲間とはぐれやすいので注意しよう。

全体が緑色に変化したエリアは、下層初期と同じく動物と植物のモンスターがメインとなる。出現するモンスターはこちらがより強力になっている。そして青いエリアには、昆虫、精霊、人間、死霊といった多彩な種類のモンスターが登場する。

濃い霧がかかったような白のエリアでは、階層ごとに次々とモンスターが変わる。植物系のモンスターがメインになっている場所もあれば、鳥や水中生物が登場するエリアもあるぞ。

そして最後に行き着くのが、本ダンジョンの最深部となるグレーのエリア。ここでは昆虫と精霊系のモンスターが強力な攻撃を仕掛けてくる。

また、ダンジョン内にはボスが登場するエリアも点在する。ここではボス以外は出現しないので、しばしの休憩ポイントとして活用することも可能だ。通常のボスモンスターとは別に、クエストの報酬で手に入るミッションチケットと引き換えに、様々なミッションをパーティリーダーが受領することで挑戦できるボスモンスターもいるぞ。

また、本ダンジョンの大きな特徴として、至るところに仕掛けられたトラップがある。トラップには踏むとダメージを受けるといったシンプルなものから、一定時間移動ができなくなるものもある。どちらも敵との戦闘中に発動してしまうと非常に危険なので、常に注意を払おう。

なお、トラップが仕掛けられている箇所は階層やパーティによって変化するので、位置を記憶することは困難。あらゆるトラップに備えて、事前に準備をしていくほかはないだろう。

トラップは通路の端の部分や階段にも仕掛けられているという。安全な場所はどこにもないのだ。

数あるトラップの中には踏むと突然狭いエリアに閉じ込められ、身動きが取れなくなってしまう牢屋も存在する。牢屋からは、ダンジョン内の敵がドロップする鍵を使うと脱出できる。持っていないときは、仲間に頼んで持ってきてもらおう。

ちなみに、パーティを組んでいないプレイヤーでも、鍵を渡して牢屋から解放してあげることが可能になっている。もしも鍵を持っていて、誰かが閉じ込められていたら、その時はぜひ開放させてあげよう。

低レベルプレイヤー必見のレアモンスター

無限回廊下層にはボスモンスター以外にも様々なキーモンスターが登場する。そして、このキーモンスターを一定数倒すと世界各地に様々なレアモンスターが出現するのだ。レアモンスターは序盤の冒険者にうれしい大量の経験値を持っていたり、貴重なアイテムをドロップしたりと美味しいこと尽くめの敵となっているので、出現した際はぜひ討伐を試みてほしい。

なお、レアモンスターはどれも低レベルで倒せる強さに設定されてあるので、ゲームを始めたばかりの初心者の人がレベルアップをするには特におすすめだ。また、レアモンスターが出現した際にはどこに現れたかがすぐに報告されるようになっているので、レアモンスターのみを狙って討伐に向かうこともできる。

無限回廊下層自体は上級者向けのダンジョンとなっているが、間接的に初心者でも楽しめるコンテンツになっているのだ。

運営・開発チームへのインタビューをお届け!

ここからは、「エミル・クロニクル・オンライン」の開発・運営を担当する寺田美絵氏と、榊田毅氏へのインタビューをお届けする。無限回廊下層のコンセプトや注目点などを聞いてきたので、ぜひチェックしてほしい。

(写真左から)榊田氏、寺田氏
(写真左から)榊田氏、寺田氏

――まず、今回のアップデートの注目点を教えてください。

寺田氏:今回は、三次職クロニクルジョブの活躍の場所を作ることが大きな目標としてありました。ですから、三次職で遊びつくしてしまったという方にはぜひ挑戦してほしいアップデート内容になっています。

また、初心者と上級者が会話をしなくても交流できる、キーモンスターとレアモンスターの存在も、ぜひ注目してほしい部分です。

榊田氏:「エミル・クロニクル・オンライン」は今年で7年目を迎える作品ですが、これだけ長く運営していると、どうしても上級者と初心者のレベル差がはっきりと出てきてしまいます。そうなるとプレイするマップも当然変わってくるし、交流する機会がほとんどなくなってしまうのです。

今回のアップデートで追加されたキーモンスターを倒すと、レアモンスターが出現するマップにいる全プレイヤーの画面に「○○さんがモンスターを倒しました」と表示されるので、そこから新たな交流が生まれてくれたらと考えています。

――コンテンツの開発はいつごろから始めたのですか?

寺田氏:企画は昨年末から存在しており、今年の2月ごろからは本格的に企画が動き始めましたので、開発期間としては約半年ほどになりますね。

――これまでのアップデートと比較して、開発期間は長かったのですか?

寺田氏:長かったというより濃かったと言ったほうが正確ですね。開発元のヘッドロック社の方と何度も打ち合わせをし、イメージの共有をしたりと、かなり濃い企画会議が立て続けに行われていましたね。

――無限回廊下層は上級者向けのダンジョンになっていますが、具体的には、どのくらいのレベルを想定しているのでしょうか。

寺田氏:本ダンジョンは大きく分けて72階から81階、82階から91階、92階から101階の3段階で強さが変わってきます。想定しているレベルとしては、72階から81階がレベル80、82階から91階がレベル90、92階から101階がレベル100以上となっています。

――1フロアごとの大きさはどのくらいになっていますか?

寺田氏:とにかく大きいです。上層と比べても圧倒的に、ものすごく広くなっています(笑)。

――その言い方からすると、2倍どころの広さではなさそうですね。

寺田氏:そうですね。恐らく上層の4倍以上の広さになっています。

――それだけ巨大ですと、全階層を制覇するには相当な時間がかかりそうですね。

寺田氏:巨大なだけではなく、道に迷うことも多々あると思うので、それを考えると6時間から10時間くらいはかかると思います。ですが、もちろんパーティを組んで効率よくプレイすれば、時間の短縮は可能です。

榊田氏:ダンジョン内の登場するミッションの制限時間は120分程度に設定されているので、それも目安にしてもらえればと思います。

――現在は1階から41階までの上層が実装されており、今回71階以降の下層が実装されますが、間の中層を飛ばした理由はなにかあるのでしょうか。

寺田氏:開発当初は、中層も三次職限定のダンジョンにする案もあったのですが、非転生の方が楽しめるコンテンツを真っ先に入れたいという気持ちも強くありました。

そこで、中層は非転生の方でも入場できるダンジョンを後日用意して、今回は三次職の方が楽しめる高難度のダンジョンを先に実装する形になりました。本作には三次職の方が楽しめるコンテンツがまだまだ少ないので、ぜひ上級者のプレイヤーさんには楽しんでもらいたいです。

――階層ごとに色分けがされている点が印象的に感じましたが、色に対するこだわりは何かあったのでしょうか?

寺田氏:これまで、モンスターの属性ごとでフロアが分かれているダンジョンは存在していたのですが、種族で分けるダンジョンはありませんでした。種族ごとですと、属性で分けるよりも各エリアの個性が出しにくかったので、色でメリハリをつけることにしました。

――無限回廊下層ではトラップが大きな特徴として存在していますが、プレイヤーの方が特に気をつけるべき点はどこですか?

寺田氏:ダンジョン内では牢屋が必ずプレイヤーの行く手を阻むので、モンスターが鍵をドロップしたら、絶対に拾っておくことが重要ですね。それが自分も仲間も、そしてまったく知らないプレイヤーさんも助けることになります。もしも牢屋に閉じ込められている方がいたら、ぜひ鍵を渡してあげてください。

ちなみにですが、牢屋の中には運が良ければ宝箱があり、そこから鍵を手に入れることも可能です。

榊田氏:ダンジョンを攻略するときは必ず仲間を視界に入れておくことも大切です。牢屋に掛かるといきなり消えてしまうので、常に状況を把握しておかないとすぐに離れ離れになってしまいます。

――攻略する上では、やはり牢屋が最大のネックになるのでしょうか?

榊田氏:そうですね。他はダメージを受けたり、動きを封じられたりといった、個人の被害で済むものがほとんどですが、牢屋だけは他のプレイヤーさんの協力が必要になってきます。まったく知らないプレイヤーさんの優しさを感じられると思います(笑)。

――レアモンスターは初心者でも倒せるとのことですが、強さにバラつきはあるのでしょうか?

寺田氏:多少のバラつきはありますが、おおむね初心者の方でも倒せるように調整してあります。出現するエリアもキラービーの峠など、序盤に登場する場所が中心になっているので、ゲームを始めたばかりの方でも冒険の過程で楽しめるように設計されています。

――レアモンスターはデザインもすべて新規で制作したのですか?

寺田氏:そうですね、新しくデザインしています。レアモンスターの中には「なんでこのマップにこのモンスターがいるの?」と思われるような、意外な場所に配置されているモンスターもいます。デザインもそうですが、意外性のある配置も含めて、発見したらすぐに「こいつがレアモンスターだ」と分かるようになっています。

――無限回廊下層限定で手に入るアイテムは実装されますか?

寺田氏:騎乗ペットや限定の装備品が登場します。また、これは正確にはダンジョン内ではないのですが、レアモンスターを倒すことで手に入る「異界の金貨」を集めることで貴重なアバターアイテムを入手できます。

――アップデートでは、無限回廊下層以外の追加要素は何かありますか?

榊田氏:ユニオンペットのステータスを振り直せる仕組みを実装する予定です。あとは、ステータスがダウンする負傷状態から回復出来るアイテムも追加されます。

寺田氏:これ以外の大きな追加要素としては、2台目の飛空庭を持てるようになります。これにより、気分によってまったく趣の違った飛空庭を使うことが可能になります。また、飛空庭の倉庫も2倍になるので、よりたくさんの飛空庭アイテムを補完できます。

――最後に、プレイヤーの方へのメッセージをお願いします。

寺田氏:三次職を持っている方はぜひ無限回廊下層を楽しんでください。このダンジョンは、他の方では見ることもできない、三次職だけの特権になっていますので(笑)。

榊田氏:三次職の方はキーモンスターを倒すことで、初心者のプレイヤーさんのヒーローになれるチャンスですので、ぜひ挑戦してください。また、9月6日から20日までの期間中は経験値が1.5倍になるキャンペーンも行うので、今のうちにしっかりとレベルアップして、ダンジョンの実装に備えておいてください。

――ありがとうございました。

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