ついにベールを脱いだ!2011年、日本上陸「ライムオデッセイ」制作発表会を東京・港区で開催

ゲームオンは、2011年にサービス開始を予定している「ライムオデッセイ」の、制作発表会を東京・港区「ロイヤルパーク汐留タワー」にて開催した。

「ライムオデッセイ」は、韓国の新鋭ゲーム開発会社SIRIUS Entertainmentが開発中のMMORPGで、「オルタ(Orta)大陸」を舞台に、「ヒューマン」「トゥルガ」「パム」など3つの種族を中心に、神の果実「ライム」を求める旅人の冒険ストーリーを描く内容となっている。

開発には、「ラグナロクオンライン」等を初期段階で手がけたスタッフが多数参加しているほか、日本のイラストレーターHaccan氏の起用や、家庭用ゲームのBGMなどを多く手がける光田康典氏が楽曲制作を担当するなど、韓国内だけでなく、日本のオンラインゲームファンの間でも注目されている話題作となっている。

また発表会同日の午後4時からは、「ライムオデッセイ」オフィシャルブログも開設しているので、ぜひのぞいてみてはいかがだろうか?

ゲームオン オンライン事業本部 取締役本部長「萩原和之」氏の挨拶

「日本でのPCオンラインゲームのタイトルは約300タイトルほどサービスされています。また近年、ブラウザや携帯ゲームが多くリリースされており、ユーザーの遊びの選択肢が増えています。その環境において、わが社の新作のタイトルを今の市場と差別化を図るかということを、社内で考えており、弊社は海外のある程度実績のあるタイトルを日本に輸入してサービスをすることが中心となっています。ただそのようなスタイルだとコンテンツが固まっていたり、リスクは少ないのですが、日本に登場するには海外からのサービスインから1年以上もあとになってしまい、登場したときに日本のトレンドとあわないこともあります。またある程度完成してしまっており、手を加えられないというようなデメリットも抱えることになります。近年のゲーム業界の遊びの質も形もあっという間に変わってしまう傾向にあり、悩んでいました。そこで出会ったのが「ライムオデッセイ」です。単なるローカライズを超えた「カルチュアライズ」を擦り合わせていけるのが、SIRIUS Entertainmentだと確信しております。」

バックストーリーやコンセプトをSIRIUS Entertainment「ファン・ビョンチャン」氏が解説

バックストーリー

美しく輝く星、ニシス。女神の導かれた新たな種族「ヒューマン」が、持ち込んだ神の宝「ライム」。その力で建国された「セイフラント」は栄華を誇った。

邪神「カケイン」は、バックストーリー「ライム」の力に魅了され、ニシスを侵略。侵略に耐えかねた人々は、禁断の力「ライム」の最後の封印を解いてしまう。

「ライム」の強大な力は、邪神「カケイン」を退けた。しかし大陸を4つに分断し、千年もの繁栄を誇った王国「セイフラント」を消し去ってしまった。永い時が流れ、やがて「セイフラント」も「ライム」伝説となっていった。

メインコンセプト

Lime Odysseyのメインコンセプトは、「生活」です。

RPGである以上、モンスターや相手ギルドなどの抵抗勢力と戦い、冒険を進めていくというのはありますが、「それだけ」のオンラインゲームが多いと思いました。

Lime Odysseyでは、フィールドにある様々なものを採集して生産をしたり、料理や農場で育成して、モノを作り出せます。そして、そのモノを他の人と売買して、入手した武器や防具で戦闘に挑んだりします。

実社会ではモンスターを倒すことはありませんが、Lime Odysseyにいる多くの人が、まさに「生活」を繰り広げ、それが世界を形成していきます。戦闘よりも、生産や農場での育成をメインにするプレイヤーもいるかもしれません。

または、今日は生産、明日は冒険など、時間によってプレイスタイルを変更することもあるかもしれません。ゲームをプレイする上で、楽しみ方の選択肢が無限大とも言えます。

キーワード

  • 郵便
  • オークション
  • インスタンスダンジョン
  • 銀行
  • フィールドダンジョン
  • 多彩なアバター
  • ハウジングシステム
  • 農場システム

楽曲を担当した光田康典氏からのメッセージ

2007年、シリウス・エンタテイメントから「LIME」という開発名のMMORPGを制作しているのだが、その音楽を是非手がけて欲しい、という旨の熱いメールが届きました。

それまで僕はコンシューマ機で数々のRPGの音楽を制作してきましたが、MMORPGは初めてでしたし、これほど大規模な作品に携わるという事も初めてでしたので、最初は不安でした。
ともあれ、一度内容を聞いてみないことには分からないと思い、早急に韓国へ飛んだのが同年の5月の事です。

そこで見せてもらったゲーム画面が僕自身のとても好きな世界観で、画面を見ているだけで壮大な音楽が頭の中で鳴り響いていました。

この時すでに、ヨーロッパのオーケストラを使って、この世界観を表現してみたいと思っていました。現代のクラシックになり得るものを作りたい、そういう思いで作曲していきました。個人的にはオープニングテーマはとても気に入っていますし、Lime Odysseyの世界をうまく表現出来たのではないかと自負しております。

Lime Odysseyは音楽と同様にとても壮大なMMORPGとなっていて僕も日本でプレイできることを楽しみにしています。

代表作

「クロノ・トリガー」「ゼノギアス」「ゼノブレイド」

本作のメインイラストを手がけるHACCAN氏からのメッセージ

シリウスさんからいただいた最初のコンタクトは、謎の文字化けメールでした。

その後も、たびたび文字化けしたメールが送られてきて、「これは何だろう・・・?」と不思議に思っていたのですが、二ヶ月ほど経ったある日、初めて読める状態のメールが送られてきました。その時初めてゲームの、しかも海外の作品のイラスト製作依頼だと知ったんです。

僕が国外から注目していただいていたこと、そしてなにより、粘り強く連絡を下さったことがとても嬉しくて、「是非よろしくお願いします!」ということでお受けすることになりました。

イラストを書き起こすにあたり、開発中のスクリーンショットを拝見しました。やわらかな色彩溢れる世界観がライム・オデッセイの魅力だなと感じたので、一目でその印象が伝えら
れるようなイラストにしようと思いながら描いています。

資料で送られてきた衣装デザイン、パーツや装飾が日本で見かける物とは違ったカッコ良さ・面白さがあり、一体どのキャラクターを登場させようかとても悩みました。

ちなみに、ゲーム内の「ライム・オデッセイ」は遠くの風景がピンク色に霞んで見えるなど、独特な表現がされているので、イラストでも影になる部分に明るめの色を入れ、ちょっと複雑な塗り方で描いているんですよ。

豊かな色彩に彩られた広大なフィールドや街並みを、光田さんのドラマチックな音楽に包まれて冒険できる「ライム・オデッセイ」の世界、皆さん是非ご期待ください!

代表作

「虫姫さまふたり」「アヴァロンコード」「英雄伝説「空の軌跡the 3rd」」

質疑応答

今後のスケジュール・ビジネスモデルについて

サービスのスケジュール、およびビジネスモデルについては、残念ながら現時点では詳細は未定となっております。できる限り早く発表致しますので少々お待ち下さい。

「ラグナロクオンライン」で培ってきたテイストをキャラクター3Dにするのか?

「ラグナロクオンライン」での技術を生かしてさらに可愛く繊細にしたかったので3Dモデルにしました。

日本独自の仕様は?

それは考えています。ブラウザ・携帯電話との連動などですね。現在韓国では先行してクローズドβを実施していますが、我々がユーザーから意見を吸い上げるような施策も考えております。具体的には申し上げられないのですが、ブログやツイッターなどのコミュニケーションツールも考えております。

韓国では3次βテストが実施されたようですが反響は?

ユーザーも反応はとてもいいです。1次βからずっとテスターに参加してくれるユーザーもいるので、開発を進めるにあたっての情報をたくさん提供してもらえました。

生活職・戦闘職のバリエーションは?

現在用意されているのは、生活職で、シェフ、茶人、鍛冶屋、裁縫師、戦闘職で、ファイター、ヒーラー、シーフ、ウィザードが準備されています。全部で8種類以上となっています。

※今回発表になった情報は、すべて開発段階なので、今後変更になる可能性があります。

イメージイラスト

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